紅葉の“立山黒部アルペンルート”富山側日帰り往復ガイド

紅葉の“立山黒部アルペンルート”富山側日帰り往復ガイド

更新日:2015/09/07 12:05

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
“立山黒部アルペンルート”は富山の立山町と長野の大町市を結ぶ交通路。実は、通り抜けるルートよりも、片側往復ルートが時間・予算的に人気。今回は美しい紅葉を楽しめる富山側の立山・室堂往復プランをご紹介します。ルート内の乗り物の乗り換え方法や、途中下車の際の注意点などもご紹介。立山黒部アルペンルートで一足お先の紅葉を楽しみましょう。

スタートは立山駅

スタートは立山駅

写真:東郷 カオル

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立山黒部アルペンルートの出発点は立山駅。まずチケットカウンターでお目当ての切符を買います。往復するつもりなら最初から往復券を買っておきましょう。片道を2回買うより結構お得な価格設定になっています。このチケットを買うタイミングで、次に乗るケーブルカーの予約も同時に行うことになります。チケットにケーブルカーの時刻が印字されますので乗り遅れないように注意しましょう。

高原バスの座席に関して

高原バスの座席に関して

提供元:立山黒部貫光株式会社

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ケーブルカーで到着するのが美女平。この美女平から高原バスに乗車し、1時間弱で室堂に到着します。室堂に直接行く列と途中下車希望の列がありますのでご希望の列に。
乗っている時間は確かに1時間弱なのですが、感覚的には30分程度に感じます。それくらいこの高原バスの道中は美しい景色が続くのです。ここで注意点が。この高原バス、座る場所によって景観がかなり違います。もちろんどちらの席も大自然を満喫できるのですが、美女平から室堂へ向かう場合は左側がおすすめです。みなさんよくご存知ですので見所が集中する左側の席から埋まっていきます。

出発してしばらくすると称名滝(写真)が左手に現れます。バスはアナウンスのあと徐行運転で乗客が滝を見やすいように配慮をしてくれます。光の加減で、朝一番よりも昼間のほうがスッキリと見やすいので、行きがダメでも帰りのバスでは右側に座ると良いでしょう。

高原バスで紅葉の中を走り抜ける

高原バスで紅葉の中を走り抜ける

提供元:(公社)富山県観光連盟

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美女平から室堂までの間に、是非とも散策していただきたいのが“弥陀ヶ原”。ですが、ここは帰りに寄ることにしましょう。
まず朝一番で室堂まで上りきってください。朝一番はよく晴れていても、時間とともに雲が出てくることが多いですので、まずは晴れている間に室堂散策がおすすめです。

室堂で1時間程度の滞在なら、“みくりが池”周辺の散策がおすすめです。ターミナルで散策マップを入手しておきましょう。道が整備されていて、スニーカー程度の装備で大丈夫です。
弥陀ヶ原でも30分少々の散策コースから整備されていますので、室堂と弥陀ヶ原の散策は両方ともスケジュールに入れておくことをおすすめします。高原バスは途中下車が可能です。室堂散策後にバスで弥陀ヶ原で途中下車できますが、バスを降りた時に帰りのバスを予約しておく必要がありますので、覚えておきましょう。
室生散策ガイドと弥陀ヶ原散策ガイドは下部のMEMO欄にありますので散策の参考にしてください。

立山の紅葉は色彩豊か。緑の中に赤や黄色が映えます。麓の立山と室堂では標高差がありますので、紅葉は9月下旬から11月上旬の約1ヶ月半ほど楽しむことができます。

室堂より向こうには…

室堂より向こうには…

写真:東郷 カオル

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今回は立山黒部アルペンルートの立山から室堂までをご紹介しましたが、室堂より向こうにも黒部ダムや大観峰(だいかんぼう)など、ダイナミックな見所が沢山あります。大観峰駅の屋上から見下ろす黒部湖は、思わず双眼鏡でじっくりと見たくなるようなエメラルドグリーン。
機会があれば、富山側から長野側への通り抜けも体験してみてはいかがでしょうか。

前泊がおすすめ

立山黒部アルペンルートを楽しむなら、富山あたりで前泊するのがおすすめです。富山駅から立山駅までは富山地方鉄道で1時間ほど。できれば始発で出発して、お天気の安定している午前中にめいいっぱい楽しみたいものです。山の上がガスっていても、しばらく待てば晴れてくることもあります。そういった時間の余裕を持つためには、なるべく早くに出かけるのが鉄則です。
室堂や弥陀ヶ原のお天気の様子は、立山黒部アルペンルートのホームページでライブ画像がご覧になれますので、要チェックです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/26 訪問

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