上海から高速鉄道でたったの30分、「東洋のヴェネツィア」と称される美しい街・中国の蘇州。世界遺産「蘇州古典園林」をはじめとする庭園と、街中にいくつも運河が流れるこの街は、水の都ならではの情緒たっぷりの景色が魅力。また、美味しいグルメも満喫できます。LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、おさえておくべきスポットをご紹介します。
世界文化遺産に登録されている"蘇州古典園林"の中でも最大の広さを持つ「拙政園」。庭園の約7割が池で造られており、池の周りには自然の木々はもちろん、回廊、橋、東屋等があり、水面に映った美しい景観を見ることができます。盆栽や季節ごとの草木も種類豊富。蘇州の魅力を思う存分味わえる名所で、世界中から観光客が訪れる蘇州を代表するスポットです。とにかく広いので、時間に余裕を持ってゆっくりと散策を楽しんでください。 この写真の記事を見る ≫
蘇州の庭園で2番目の広さを持つ「留園」。こちらも世界遺産で、先ほどの拙政園は明代、留園はその後に続く清代の個人庭園の代表傑作とも言われています。見どころは、高さ6.5mの"冠雲峰"。大小いくつもの穴がある太湖石で出来ており、見る角度によって趣きが異なります。拙政園に比べコンパクトに魅力が凝縮されているので、時間があまりない方はこちらがおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
「山塘街」は中唐の詩人・白居易が蘇州長官時代に作った水路の街です。運河に沿って古い蘇州の街並みを再現した商業施設になっており、石畳の両脇にはお店がずらり。所々に中国独特の橋があり異国情緒たっぷりです。運河下りやランタンなどの美しい雑貨屋巡り、蘇州グルメの食べ歩きなど、様々な楽しみ方ができます。また、こちらのスターバックスコーヒーは店内の装飾も美しいので、立ち寄ってみる価値ありです！ この写真の記事を見る ≫
「虎丘」は中国春秋時代の王様のお墓です。蘇州の中でも北にあり、その名の通り小高い丘になっているので、避暑地のような場所としても有名です。水墨画のような風景を楽しみながら、ちょっとした山登り気分を楽しめるスケールの大きさが魅力。何といっても見どころは、"東洋のピサの斜塔”とも言われる雲岩寺塔。ゆっくり回ると半日かかると言われるほどの広さですが、途中にある見晴らしの良い茶楼で休憩するのもおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
世界遺産の庭園、寺院、水郷の街歩きにグルメ！蘇州1日観光コースby 羽田 さえ
平江路は800年以上前、南宋時代の絵図にも描かれている古い街。南北に走る運河と、東西に走る運河がいくつも交わる風景が見られます。運河沿いの石畳の路地や、古い建物は独特の雰囲気があって何ともノスタルジック。古い民家を改造したおしゃれなホテルやカフェも並び、のどかでありながらも蘇州のおしゃれスポットとなっています。また、蘇州特産のシルク製品のお店もあるので、おみやげ探しに散策するのもおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
蘇州料理は実は日本と似ていて、旬のものやその土地で取れたものを活かすことを重視した食文化。味付けもシンプルなのが特徴です。蟹料理や、松鼠桂魚(ソンシュー・グイユー)と呼ばれる白身魚の唐揚げ甘酢あんかけ、中国二大緑茶の一つ"碧螺春(へきらしゅん)"、あっさりとしたスープが魅力の蘇州麺など、名物料理も豊富。レストラン"松鶴楼"は清の時代に創業した老舗店で蘇州料理を満喫できるので訪れる価値あり。きっとお気に入りのメニューが見つかるはずです！ この写真の記事を見る ≫
時間に余裕があるなら是非おすすめしたいのが、蘇州駅からタクシーで約25分程度、金鶏湖周辺の「蘇州工業園区」。こちらは湖のほとりの遊歩道と、都会的な街並みが特徴のエリア。フォトジェニックなオブジェが並び、蘇州の新たな魅力を感じられる穴場的スポットです。美術館や映画館、湖のほとりの観覧車など見所満載。 この写真の記事を見る ≫
庭園や運河沿い、湖のほとり、どこを散策しても美しい景色が限りなく続く蘇州。上海から日帰り観光にしても充分楽しめます。また、比較的治安も悪くないので、蘇州グルメのディナーを楽しんだ後は、ライトアップされた美しい運河で運河下りや、街並みを散策しながら夜景観賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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(2024/4/24更新)
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