みんな大好きスタジオジブリ。そんなジブリ作品のモデルや舞台といわれる観光スポットは世界各地に存在します。今回は、夢とファンタジーあふれる“ジブリの世界を体感できる観光スポット23選”をどこよりも詳しくご紹介。
『千と千尋の神隠し』『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』等をはじめ、ジブリ作品のモデルといわれる現地の生取材を実施。旅の専門家たちがジブリの世界をナビゲートします!
カラコルムハイウェイを疾走!風の谷の桃源郷パキスタン北部の秘境フンザへby Kaycom D
パキスタンの山奥には、春になると杏の花が咲き誇り桃色に染まる「フンザ」という谷があります。険しい山間につづくカラコルムハイウェイをひた走り、やっとたどり着くその場所は、まさに「風の谷の桃源郷」という言葉がぴったり。
「風の谷」と聞くと、ジブリ映画『風の谷のナウシカ』を思い浮かべるという方も多いのではないでしょうか。実はこのフンザ、その谷のモデルのひとつともなったと言われる場所なのです。村は険しい山に囲まれ、立ち並ぶ古い家々も映画のイメージにぴったりですね。
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ジブリ映画『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせる古代都市「シーギリヤ」は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたような空中宮殿。スリランカの観光地で最も人気が高く、世界遺産にも登録されています。公式では特に発表されていませんが、ファンの間では密かにラピュタとの関係性を噂される天空の宮殿なんですよ。
美しいフレスコ画や鏡の回廊、頂上からの美しい眺めなど、見どころはたくさんのシーギリヤ。一生に一度は行ってみたいですね。
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アンコール遺跡『ベンメリア』無常感漂う栄華の跡by 吉川 なお
地図を見るシェムリアップの東約40kmの密林の中にひっそり眠る「ベンメリア」は、一説ではアンコールワットを凌ぐ規模であったとも言われる巨大寺院です。建物の修復も遺跡に絡まる樹木の伐採もされていないので、木の根が建物を覆い、苔は生え放題。かつて寺院を型どっていた石は崩れ落ち瓦礫の山と化していますが、その姿がジブリ作品『天空の城ラピュタ』を彷彿させると話題となり、多くの観光客が集まるようになりました。 この写真の記事を見る ≫
「友ヶ島」は大阪湾の入口、和歌山県と淡路島の間に浮かぶ島で、加太港からフェリーで渡ることができる無人島です。
大阪湾の入口を防衛するため、明治時代から砲台などの軍事施設が築かれていた友ヶ島。戦後に施設は廃棄されたものの当時の遺構はそのままの形で残っており、レンガ造りの建物に草木が生い茂る様子は、ジブリの『天空の城ラピュタ』をそのまま再現したかのような情景です。
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イタリア中部にある小さな町「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」。切り立った崖の上に立ちロマン溢れる姿は、多くの旅人の心を捉えていますが、別名“死にゆく町”と呼ばれ、常に自然災害の危機に晒されています。
町をぐるりと囲む侵食によってできた谷には、時には雲や霧が立ち込め、あたかも街ごと天空に浮いているかのように見えることがあります。その幻想的な姿は、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルになったのではないかと言われています。
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薄もや広がる「天空の城」!マチュピチュに行くなら朝が狙い目!by 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る行ってみたい世界遺産として不動の人気を誇る、空中都市「マチュピチュ」。南米ペルーの標高2,280mという不便な場所にあることも憧れを増幅させます。
せっかく行くとなれば、美しい景色を余さず満喫したいもの。一番簡単なコツは、人の少ない午前中、それも早朝から行くことです。お天気などにもよりますが、薄くかかっているもやが晴れていく様子は幻想的で、まさにジブリの『天空の城ラピュタ』を思わせる美しさです。
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天空の城スピシュ城!ジブリファン必見のスロバキア中世古城by Mayumi Kawai
地図を見るスロバキア東部、のどかな田園地帯にそびえ立つ中世の山城・スピシュ城。18世紀に起こった火災で焼失し廃墟となるも、20世紀後半にその文化的価値が認められ、1993年には世界遺産に登録、今では世界中から観光客が訪れるスポットです。
外観だけでなく、内部もジブリ映画『天空の城ラピュタ』を思い出さずにはいられない造りとなっています。
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2005年に行われた愛知万博において、最も人気のあったパビリオンの一つ「サツキとメイの家」。宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』の主人公の草壁家を忠実に再現したことで話題となりました。ひと目みただけで「トトロの家だ!」と声をあげてしまうほどに作りこまれた「サツキとメイの家」は、ジブリファンならずとも感心する程の完成度。映画『となりのトトロ』の世界をリアルに体感できる空間となっています。
2024年のジブリパークの開業に伴い、「サツキとメイの家」は“どんどこ森”エリアの施設のひとつとなりました。内部を見学するにはジブリパーク大さんぽ券プレミアムの予約が必要です。
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『となりのトトロ』のモデルのひとつとされ、その名も“トトロの森”の愛称で親しまれる「狭山丘陵」。池袋から1時間程で行ける立地で、昔ながらの貴重な里山環境が保全された自然地としても注目されています。
夏、青々と茂る森林に囲まれた山間に、キラキラと輝く水田が広がり、その奥に見えるのは茅葺き屋根の昔ながらの古民家。家の傍らには畑が広がり、よく見ればスイカが実っている…そんな里山景観がここにはあります。
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兵庫県西宮市にある「夙川(しゅくがわ)公園」は、阪神間随一の桜の名所。日本さくら名所100選のひとつで、1660本の桜が咲き誇ります。
夙川公園から徒歩数分ほどの場所にある「ニテコ池」の周りにも多くの桜が植えられており、満開を過ぎると、水面に桜の花びらが舞うのをみるのもとても美しいものです。
また、このニテコ池は、野坂昭如原作の『火垂るの墓』の舞台になったところでもあります。今は優雅に桜が咲き誇っており、その悲しい物語を想像することも出来ません。
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魔女のキキに会える?緑と文化の香る街、豪州・アデレードby ザーカー 久美子
地図を見る南オーストラリア州の州都アデレードは、芸術と文化の香り漂う美しい街。ショッピングやグルメなども充実し、散策も楽しめる緑豊かな街ですが、ジブリファンには必ず訪れていただきたいスポットがあります。
アデレードシティの中心、ビクトリア広場の北側に立つこちらの時計塔。『魔女の宅急便』のラストシーンで、飛行船がひっかかる時計塔のモデルになったと言われています。こちらの建物は1872年に建てられた「アデレード中央郵便局」。時計塔とクリアストリー(採光用の高窓)が印象的ですね。
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スウェーデン最大の島ゴットランドは、バルト海交易の中心で中世にはヴァイキングの支配下となり栄えた島です。県庁所在地「ヴィスビー」の旧市街は、中世の雰囲気を色濃く残す街として世界遺産になっています。
ヴィスビーは『魔女の宅急便』のモデルになった街のひとつとしても有名。オレンジ屋根の家並みの中にポツリポツリと見える教会の廃墟、遠くに見えるバルト海という絶景は、映画に登場するシーンとシンクロしますね。
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5分間の大冒険〜小豆島・寒霞渓ロープウェイby SHIZUKO
地図を見る2014年に原作を基にして実写化された映画『魔女の宅急便』。香川県の小豆島などでロケが行われました。
キキが飛び立つシーンで登場したのは、小豆島を代表する景勝地「寒霞渓(かんかけい)」。天候に恵まれると、山頂の展望台からは手前の深い谷に広がる奇石群と右手には岩肌の続く山頂の風景、眼下には町と瀬戸内海の島々、遠くに関西国際空港まで見渡せるんです。
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神秘のエメラルドグリーン!蔵王のシンボル「御釜」観光のポイントby 下川 尚子
ジブリ映画『おもひでぽろぽろ』の舞台は山形県がメインですが、トシオが主人公タエ子を誘ってドライブへ行った先として、「蔵王」も登場します。
特に印象的なのは荒涼とした山肌に映える、美しいエメラルドグリーンの湖「御釜」。御釜は冬の樹氷とともに蔵王観光のシンボル的な存在であり、蔵王エコーラインが冬期閉鎖される期間を除いて多くの人が訪れる名所です。
蔵王を訪れたら、映画を思い出しながら散策してみてはいかがでしょうか?
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クロアチア最南端の街「ドゥブロブニク」。13世紀以降に地中海交易の拠点として栄えたこの街は、ジブリ映画の名作『紅の豚』や『魔女の宅急便』のモデルとなったとも言われる美しい街です。
旧市街を取り囲む全長約2キロの城壁は遊歩道となっており、赤い屋根の街並みと島々を一望。「飛行艇乗りの連中ほど気持ちのいい男たちはいない。それは海と空の両方がやつらの心を洗うからだ」というポルコの名セリフも納得の美しい青い海。見晴らしのよい城壁の散策は映画のワンシーンを彷彿とさせる景色に出会えることでしょう。
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伊豆・下田の秘境観光スポット!「田牛サンドスキー場」と「龍宮窟」by いなもと かおり
地図を見る温泉やグルメなど観光スポットが目白押しの静岡県下田市ですが、「龍宮窟」はあまり知られていない秘境の観光スポット。岩場のトンネルを下って、波が打ち寄せる洞窟内に降りてみましょう。実はココ、宮崎駿監督の『紅の豚』のワンシーンでモデルにもなったと推測されるスポットなんです。
差し込んだ光にキラキラと揺らめくエメラルドグリーンの海、そして静かに響く波の音。ちょっとした隠れ家のような神秘的なビーチです。
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『紅の豚』の中で、主人公ポルコの隠れ家として描かれた場所がギリシャに実在します。深紅の飛行機を滑らせるように着水させると、小さなビーチを取り囲むように断崖絶壁が切り立っている・・・そのシーンを見て、こんなワクワクするようなビーチがあったらいいのに、と思った人は多いのでは?
監督がモデルとしたのはそのもう少し南、イオニア海に浮かぶギリシャの小島、ザキントス島にあるビーチだったと言われています。
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スタジオジブリ制作のテレビアニメ『海がきこえる』の舞台は高知県。おなじみの場所が多く登場しますが、もちろん四国随一の名城と謳われる「高知城」も登場。
現存12天守の一つであり、山内一豊のこだわりが詰まった優美な天守閣。日本でここにしかない現存の貴重な本丸。それらを守る、堅固な石垣や門。高知城には、名城と呼ぶにふさわしい気品と風格が漂っています。天守最上階の廻縁から眺める、高知の街並みも必見です。
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徳島県といえば「金長だぬき」の存在は忘れてはいけません。かつて「金長だぬき郵便局」が出来たことでも話題になり、スタジオジブリ制作『平成狸合戦ぽんぽこ』にも登場しました。
この金長を祀った「金長神社」は商売繁盛でも知られる金運のパワースポット。金を長く持ち続けることが出来、ご利益があると言われていますが、欲深く参拝するのではなく正しく参拝する必要があります。単にお金が欲しいと言った欲ではなく、具体的な目的を持って誰かの役に立ちたいといった強い気持ちで参拝すると金運がやって来るそうですよ。
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源平合戦ゆかりのパワースポット・屋島(香川県)!ジブリ映画にもなった狸からもらう…by Ise Shinkurou
地図を見る日本各地の民話に登場する化け狸の中でも、特に有名な三匹の狸。佐渡・淡路・屋島に住むと言われる日本三名狸です。ジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』でも大活躍をしたのを覚えている方も多いのでは?
三匹の中でも香川県屋島に住む太三郎(たさぶろう)狸は一夫一妻で知られ、家庭円満・夫婦円満・子宝授けの神として信仰されています。鳥居の入り口に立つ夫婦の狸は本当に幸せそうな様子!是非その狸パワーを頂いてくださいね。
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『平成狸合戦ぽんぽこ』でたぬきたちが暮らす森の舞台となったのは、東京都の稲城市、多摩市、八王子市、町田市の4市にまたがる「多摩ニュータウン」。
広大なニュータウンを眺めるなら、多摩市と町田市の境目にある「多摩丘陵パノラマの丘」がおすすめ。パノラマというからには視界も広く、南大沢方面から多摩センター、府中、調布方面までも一望することができます。これだけの場所を開発したのかと思うと、驚きですね。
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1995年に公開された『耳をすませば』で登場する風景は、実在する多摩市の聖蹟桜ヶ丘の街並みがモチーフになったことでも有名。映画では聖蹟桜ヶ丘の高台地域にのぼる「いろは坂」をモデルにした坂道や階段が何度も登場します。 この写真の記事を見る ≫
この長い階段も劇中で登場し、月島雫が自分で創作した物語を創造しながら一気に階段を駆け下りるシーンで印象的に描かれています。近くには同級生の杉村が月島雫に告白した神社のモデルになったと言われる金比羅宮も。 この写真の記事を見る ≫
いろは坂の頂上から、いろは坂通り沿いに南へすこし歩くと、大きな木々が中心に植えられているおしゃれな雰囲気のロータリーがある場所にやってきます。ここは、劇中で猫を追いかけて月島雫がたどり着くロータリーのモデルになった場所。
なお、劇中でこのロータリーに面して建っていた天沢聖司の家でもある地球屋は実際には存在しませんのでご注意を。
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鹿児島県の大隅半島の佐多岬から、南南西に約60キロメートルの海上に位置する「屋久島」。周囲130キロメートルの小さな島は、九州地方最高峰の宮之浦岳をはじめとして、1,000〜1,900メートル級の山々が連なる、登山者憧れの洋上のアルプスです。
宮之浦岳山頂を目指すトレッキングルートの入り口のひとつが、標高620メートル、白谷川の上流に位置する「白谷雲水峡」です。その名よりもジブリ映画『もののけ姫』の森として一躍有名になった場所、といった方が分かりやすいかもしれません。
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ジブリ映画『もののけ姫』の舞台といえば屋久島が有名ですが、秋田県から青森県にまたがるユネスコ世界遺産「白神山地」も『もののけ姫』の舞台といわれている場所の一つ。
ブナ原生林の中で弾力のある腐葉土の地面を踏みながら上を仰げば、緑が鮮やかな木々たち。普段、アスファルトやコンクリートジャングルの中にいるからこそ、自然を体感できる喜びもひとしおです。
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社会現象にもなったジブリ作品『もののけ姫』。物語の舞台となった山々は、屋久島や白神山地がモデルだというのは有名ですね。では、三輪明宏さんが声優を担当した、シシ神の森を守護する白い犬神『モロの君』に、モデルとなった神様がいらっしゃるのはご存知でしょうか?
秩父の三峰山、深い山々に神が住むといわれる「三峯神社」。そこでは、今もオイヌサマが聖域を守っているのです。
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木造建築による、堂々とした重層構造の造り。ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルのひとつとされるのが、群馬・四万(しま)温泉にある「積善館(せきぜんかん)」。日本最古の湯宿として、群馬県の重要指定文化財にも登録されている温泉宿です。
四万川の支流に隔てられ、山の斜面に沿って建つ宿へと続くのは、『千と千尋の神隠し』に登場する、赤い橋とそっくりな慶雲橋。千尋の世界を彷彿とさせる時空を超えた世界へ、しばしタイムトリップしてみませんか?
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東京都小金井市の「江戸東京たてもの園」。広大な小金井公園内にあるその場所は、二・二六事件の現場となった高橋是清邸や建築家前川國男の邸宅など、歴史的建造物を今に残すテーマパークです。
江戸東京たてもの園東ゾーンの1番奥にある「子宝湯」は、『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルの一つ。ジブリの公式ホームページにも「大いに参考にした場所」として江戸東京たてもの園の名前が記載されています。
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愛媛県松山市の「道後温泉」は、三千年の歴史を持つ日本最古の温泉。明治27年に建築された三層楼の美麗な建築は、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の「油屋」のモデルのひとつともいわれています。その油屋の世界を実際に味わえるのが、道後温泉本館の「霊の湯」。どこか神々しさを感じるその空間は『千と千尋の神隠し』の世界を彷彿とさせます。 この写真の記事を見る ≫
何度訪れても飽きない!台湾・九份の夜景撮影スポットby 阿部 吾郎
地図を見る台北の北東、車で行くと約1時間の場所にある九フン。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモチーフとなった場所として人気があり、台湾に行く観光客は必ずと言っていいほど訪れる場所です。
映画のワンシーンを思い出させる場所といえば、パンフレットやガイドブックでもよく見かける、赤い提灯が連なる長い石段。
美しい山と海、おいしい台湾茶が飲める茶芸館、そして赤い提灯が並ぶ階段のノスタルジックな風景、九フンは何度訪れても飽きることのない、魅力的な場所です。
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明治創業のレトロな文具店「武居三省堂」は、「江戸東京たてもの園」の中で宮崎駿監督が1番気に入った場所だと言われています。その理由は、全てが木造でレトロな趣の、薄暗い建物の内部。
この雰囲気、今にも『千と千尋の神隠し』の強烈キャラクター「釜爺(かまじい)」が出てきそうな気がしませんか?壁に無数に並ぶ木製の引き出しは、映画内で釜爺が長い腕を伸ばし薬草を取り出したあの引き出しにそっくりです。
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草津温泉の中心街へ行くとまず眼を引くのは巨大な「湯畑」。湯畑とは、温泉成分“湯の花”を木製の桶で採取しているところ。つまり、湯畑があるのは源泉が出ている証なんです。源泉の温度は約50度〜90度もあるため、源泉を7本の湯桶に分け外気に触れさせて自然に温度を冷ます、という目的もあります。
ドドドーッという音が響く湯滝付近は大迫力。この湯滝の音は、映画『千と千尋の神隠し』の中で実際に使われています。
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スタジオジブリの映画『猫の恩返し』で十字街のモデルと言われているのが、おしゃれスポット「横浜元町ショッピングストリート」。
150年の歴史を持ち、みなとみらい地区が発展した今でも日本を代表するファッション発信の地として、高い人気と知名度を保っています。開港と前後して、外国人向けの商店街として数多くの洋服店、洋風家具店が建てられたのが今の元町、地域に根ざしたその気風は今なお綿々と受け継がれています。
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ジブリ映画『ハウルの動く城』のモデルとされるアルザス地方は、木骨組みの家と石畳の路の町が多く残ることで知られています。中でも「コルマール(Colmar)」の町はこれらに加え、花、運河、グルメと見どころがたくさん。
旧市街には映画から抜け出してきたような木骨組みの家、石畳の町並みが広がりますが、中でも「プフィステル館 Maison Pfister」はジブリファン必見。映画内でそっくりな建物が出てくるんですよ。
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広島県「鞆の浦(とものうら)」は数々の歴史の舞台や、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の構想を練った場所としても知られていますよね。神功皇后の時代から幕末〜現代に至るまで、悠久の歴史を受け継いできた美しい町でもあります。
風光明媚な景勝地として知られる鞆の浦の魅力は町のあちこちにありますが、観光の際は「雁木(がんぎ)」と呼ばれる石階段の船着場に座って、のんびりと鞆の浦の海を眺めてみてはいかがでしょうか?水面からポニョが顔を出してくるかもしれませんよ。
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鞆の浦に来たら町並みを一望できる場所を探すのも醍醐味の一つ。主だった場所と言えば、山側なら「医王寺」や「景観茶房セレーノ」などは散策しておきたいポイント。
ジブリ映画『崖の上のポニョ』を見た人であればイメージ出来ると思いますが、主人公の宗介の家があった場所付近に当たる「円福寺」周辺からの景色もステキです。宮崎駿監督は、この円福寺付近にある民家を借り作品を執筆していたと言われています。
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鞆の浦の至るところで宮崎駿監督の足跡を見つけることができますが、宿兼カフェ「御舟宿いろは」もそのひとつ。坂本龍馬が海援隊とともに利用した町家が、宮崎監督のデザインによって甦りました。
宿の入り口にあるカフェの壁には、「御舟宿いろは」をゼロからデザインする過程の、ジブリ映画のワンシーンのような素晴らしいスケッチの数々を見ることができます。
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青森県弘前市から車で10分ほどに位置する平川市の国指定名勝「盛美園」。この名勝の名が知られるようになったのは、ジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』のモデルになったことからです。
盛美園は明治44年に9年の歳月をかけて完成した庭園で、明治時代の三大庭園の一つといわれています。その美しい庭園を眺めるために建てられた「盛美館」は一階が和風、二階は洋風の和洋折衷の建物で、こちらが映画のモデルになりました。モスグリーンの屋根と八角形のドームが美しい建物です。
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洋館天国の山形県鶴岡市。その中で一際大きな存在感を放つのが、鶴岡公園目の前の旧西田川郡役所。明治天皇の東北御巡幸の際には、御宿舎となった由緒ある建物です。
実はこの旧西田川郡役所、ジブリ映画『コクリコ坂から』に登場する重要な建物、カルチェラタンのモデルではないかとファンの間でささやかれています。ジブリの公式発表ではないのでその真偽は定かではありませんが、実際に目の前に立つと、確かに似ています。色は異なるものの、特に中央部は本当にそっくりです。
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NHK朝の連ドラ「まれ」横浜編ロケ地巡り・撮影場所ご案内by 東郷 カオル
地図を見るジブリ映画『コクリコ坂から』に登場する「コクリコ荘」がある場所のモデルになったとされているのは、横浜市の「港の見える丘公園」。公園内には宮崎吾郎監督のイラスト・サイン入りの記念プレートと、映画にも登場する国際信号旗が建てられています。
観光のアクセスもよく、小高い丘から見える景色も横浜らしくおすすめです。少々上り坂ですが、季節の草花が目を楽しませてくれます。
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「海軍の町」として知られる広島県呉市にある大和ミュージアムは、2005年の開館以来、延べ800万人を超える人々が訪れている人気の観光施設。JR広島駅から呉線で40分とアクセスが良いのも魅力的で、施設内では巨大な戦艦「大和」の精巧な模型があることで知られています。
1Fの大型資料展示室には、宮崎駿監督作品『風立ちぬ』で、主人公のモデルとなった堀越二郎が設計をした零戦(ゼロ戦)が展示。琵琶湖に不時着水し沈んでいたものを引き上げ、復元した本物です。
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「軽井沢万平ホテル」は、スタジオジブリのアニメ映画『風立ちぬ』の舞台「草軽ホテル」のモデルの一つと言われ、小説『風立ちぬ』の著者 堀辰雄も滞在した、創業120年のクラシックホテル。
軽井沢万平ホテルの建築の真骨頂は昭和11年築の本館「アルプス館」にあり、特にメインダイニングルームの雰囲気が最高で、『風立ちぬ』の舞台らしいノスタルジックな空間が広がります。
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高畑勲監督によるスタジオジブリのアニメ映画『かぐや姫の物語』の公開により、『竹取物語』に、世間の注目が集まりました。
『竹取物語』の有力な候補地とされる北葛城郡広陵町には、かぐや姫の養父“竹取の翁(讃岐造)”と関わりのある「讃岐神社」やかぐや姫にちなんだ「竹取公園」など、かぐや姫関連のスポットが点在。かぐや姫は果たして実在したのか?『かぐや姫の物語』を観た後には広陵町のかぐや姫スポットを訪れ、その謎をご自身で探究してみてはいかがでしょうか?
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静岡県富士市にはかぐや姫の伝説が多く残され、かぐや姫の発祥の地とされています。
竹取の老夫婦とかぐや姫が周辺で暮らしていたといわれる「竹採公園」には「神授の竹」、竹林の中には「竹採姫」と刻まれた碑「竹採塚」などがあって、公園の由来から考えると物語ではなく、ここに伝わる伝説のようで、ここが「かぐや姫発祥の地」と言える場所でしょう。さらに公園の近くには、竹採の翁を祀る「滝川神社」もありますよ。
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『思い出のマーニー』の原作の舞台はイギリスの湿地とされていますが、スタジオジブリが製作したアニメ映画では、「釧路湿原」が舞台と言われています。
日本最大の湿原とその周辺の丘陵地からなる「釧路湿原国立公園」は、今でこそ北海道観光の中心地の一つになっていますが、湿原の自然価値が認識されたのは近年になってからのこと。それまでは開拓に困難な「不毛の大地」などと呼ばれていたんだとか。
「細岡展望台」からは広大な湿原と遠くの地平線、静かに蛇行する釧路川など、雄大な風景が一望できます。
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映画版『思い出のマーニー』では北海道が舞台でしたが、原作小説ではイギリス東部、ノーフォーク州にある「バーナム・オーバリー」という名の小さな港町が舞台です。
海辺には、作中でマーニーが住んでいた「湿っ地屋敷」のモデルとなった建物が。物語が書かれた当時とまったく変わらない姿で今も残るこの建物は、当時穀物倉庫として使われていたそうです。
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東京・三鷹の森ジブリ美術館で思いっきり「迷子」を楽しもう!!by 牡丹餅 あんこ
地図を見るジブリの世界を一挙に体験できるスポットと言えば、東京都三鷹市の井の頭恩賜公園にある「三鷹の森ジブリ美術館」。館内にある常設展示室は、ジブリのアニメーションの世界をテーマにした部屋を見学して歩くスタイルになっています。その他にも企画展示やさまざまな不思議なものや仕掛けなど、ここでしか観られないお楽しみがいっぱい!
憧れのジブリの世界にどっぷりと浸れる、ドキドキワクワクな美術館です。
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国内外老若男女問わず、世界中から愛されるジブリのアニメ作品たち。あの独特の世界観やデザインの裏には、今回ご紹介したモデルや舞台が存在したといわれています。
なかには、公式に作品との関係性を公表されていないスポットもありますが、今回はジブリ作品を肌で感じられる観光スポットを中心にご紹介しました。落ち着いたらあの映画の舞台で、ジブリの世界を肌で体験してみてください!
※写真は取材時のものです。最新情報は公式サイトなどをご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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