暑い夏を爽やかに過ごすには、大自然に囲まれ平地より涼しい高原が一番! 高原は、雄大な眺めに高山植物と、手軽に自然の多彩な表情に触れられるのが魅力。涼を感じながらのハイキングやドライブも楽しい! 避暑地としても人気の高原は、夏休みの旅行先にも最適です。 トラベルjp ナビゲーターが徹底現地取材した、夏休みの旅行先としておすすめの国内の高原をまとめてみました。夏休み旅行の参考にしてくださいね!
「大雪山国立公園」は、北海道に位置する国立公園で総面積は23万ha。広大な国立公園の中でも標高約1,100mの山麓駅から標高約1,600mの姿見駅を結ぶ旭岳ロープウェイの姿見駅周辺は、本州の3,000m級に匹敵する高山環境を有しています。
姿見ノ池周辺には日本有数の高山植物の大群落があり、ロープウェイ駅からちょっと歩いただけで、可憐な高山植物を楽しむことができるのが魅力。美瑛町から旭岳ロープウェイの駅までは車で約50分。美瑛町のお花畑巡りと併せて楽しむのもいいかもしれません。
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蔵王温泉街から鳥兜山山頂までの標高差574mを、所要時間約7分30秒で結ぶ蔵王中央ロープウェイを降りたところにあるのが「蔵王中央高原」。ここからは爽やかな高原の風に吹かれて美しい山の景色が広がります。
いくつかの湖沼を巡りながら高原を1周する、所要時間およそ3時間のトレッキングコースは極端なアップダウンもなく、普段こういったアクティビティに慣れてない方でも気軽にトレッキングを楽しむことが出来ます。散策路の両脇に続く美しいブナの森も必見。
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那須「フィンランドの森」!ヨーロッパ&那須高原の“美味しい”が集結!by フルリーナ YOC
地図を見る栃木県の「那須高原」は、夏休み期間の7・8月の平均気温が21℃と涼しく、特に夏には多くの観光客が訪れる人気の高原のひとつです。那須高原は遊んだり食べたりできるスポットも充実しているのも特徴。中でも“フィンランドの森”は、ムーミンやサンタグッズ、ヨーロッパの雑貨を扱う魅力的なお店や飲食店が集まる人気スポットです。
高原の風景を眺めながら、高原野菜の盛り合わせ、ソーセージ、バゲットなどがセットになった絶品チーズフォンデュが堪能できるレストランはおすすめ。那須高原には、他にも藤城清治美術館やオルゴール美術館など見どころがたくさんあります。
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八ヶ岳の麓、標高1,400mに位置する避暑地に最適の高原が「清里高原」。富士山・南アルプス等の3,000m級の山々が見渡せる美しい高原で、気軽なウォーキングから少しハードなトレッキングまで楽しむことができる多くの散策路が整備されているのが魅力。高原一面に広がる広大な緑と、シルエットが美しい山々を眺めているだけでも気分をリフレッシュできます。
JR清里駅から車で約5分のところにある“清泉寮”では、さっぱりとした味わいの中にコクがある極上ソフトクリームや飲むヨーグルトなどの牧場メニューを楽しめたり、足湯やジャージー牛の乳しぼり体験などもでき、家族で楽しめる高原リゾートになっています。
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長野県と山梨県の境の八ヶ岳の西麓、八ヶ岳中信高原国定公園内にある「蓼科高原」は、標高が平均1,000mを超えるため夏休みシーズンも涼しい、信州を代表する避暑地の一つです。中でもおすすめのスポットは、ビーナスライン入口から約30kmのところにある“御泉水自然園”。
蓼科山が目の前にそびえる標高1,830mの場所に散策路が整備され、高山植物や野鳥たちを見ることができます。ビーナスライン沿いには、他にも白樺湖、霧ヶ峰高原、蓼科湖、女神湖など夏の避暑に絶好のポイントが数多くあり、ドライブにも最適。
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長野県にある「美ヶ原高原」は、夏は下界の暑さが信じられないくらい涼しく、のどかな高原の風景や周辺の雄大な山々、夜には満天の星が輝く、夏休みの旅行先としてはうってつけの場所。
美ヶ原高原は、約2,000mという標高の高さで、空気は澄み光害も少ない為、星空スポットとしても人気の場所。霧が発生しやすい場所ではありますが、晴れた日には開けた空に肉眼ではっきりと天の川が見られます。夏休みの8月中は通常よりも流れ星が見えやすい条件。夏休みの星空鑑賞なら美ヶ原高原にきまりですよ!
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中部山岳地帯の中心で長野県茅野市と諏訪市の境目に位置。霧ヶ峰の最高峰なのが標高1,925mの車山。そこに広がる「車山高原」一帯は、ニッコウキスゲの群落地で、夏になると黄色に染まった花畑がのどかに広がり、緑の草原との美しいコントラストが描かれます。
また、4人乗りの展望リフトを乗り継いで約15分。標高1,925mの車山山頂からは、車山高原の風景や白樺湖・蓼科山などを見渡す雄大なパノラマが満喫できます。一面に咲く多くの高山植物を楽しみながらのハイキングも夏ならでは。
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「青山高原」は、三重県の伊賀市と津市にまたがる標高700〜800mの起伏の緩やかな高原で、東海、関西の両エリアからも行きやすい場所にあり、夏の避暑地としておすすめ。
青山高原には32基の風車が設置され、空に風車が回る景色はとても幻想的。天気の良い夕方に訪れれば、夕陽の作り出す映画のような美しい風景の中をドライブできます。青山高原には美しいハーブガーデンや温泉が楽しめる人気リゾート施設“メナード青山リゾート”があり、家族連れでも楽しめます。
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兵庫県中部にある「峰山高原」周辺は、標高800〜1,000mの関西有数の高原。年間の平均気温は神戸や大阪などと比べ4〜6℃低く、夏休みでも爽やかに過ごせます。峰山高原付近は、ハイキング、トレッキングにもぴったりの地域で、他にも砥峰高原や太田池といった観光スポットがあります。
映画『ノルウェイの森』のロケ地として使用された“リラクシアの森”は外せない人気スポット。ロケ地までの道沿いには撮影秘話やなどを紹介するパネルも設置。これらを見ながらマイナスイオンをたっぷり浴びつつ森の中を巡るのも楽しいですよ。
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西の軽井沢とも呼ばれているリゾート地が岡山県真庭市にある「蒜山高原」。標高500〜600mのところにある高原地帯で、夏には関西方面からも避暑を求めて多くの観光客がやってきます。大阪からは高速を使えば車で約2時間半とアクセスも良好。
蒜山高原の牛乳生産量は日本一を誇り、“ひるぜんジャージーランド”では多くのジャージー牛が放牧されています。乳製品を目当てに蒜山高原を訪れる方も多いですが、何より雄大な山々に囲まれた気持ちのいい景色が魅力。“蒜山ホースパーク”では、馬に餌やりができたり乗馬体験も楽しめます。
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広島県世羅郡は広島県の中東部に位置する、自然の豊かな地域。標高350〜450mにある「世羅高原」の世羅高原農場では、例年夏休みになると“ひまわりまつり”が開催されます。高原に約30種類100万本のひまわりが広がる光景は見事。
全長1km以上もあるというひまわり迷路も人気で、壁となるひまわりは背が高いので、大人でも十分楽しめます。近くには、2012年国産ワインコンクールで金賞を受賞した広島産ワインで有名な“せらワイナリー”もあるので併せて寄ってみるのもおすすめ。
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九州を横断するように大分県と熊本県を結ぶ県道11号は、別名“やまなみハイウェイ”として親しまれています。そのやまなみハイウェイの中間点にあるのが、夏休みでも涼しい標高900mに位置する「瀬の本高原」。レストハウスの後方に広がる芝生広場からは雄大な阿蘇五岳を望むことができ、高原の爽やかな風が吹いています。
ここから、人気の黒川温泉までは車で約10分ほど。やまなみハイウェイ沿いには、TV番組“ナニコレ珍百景”でも紹介された珍百景が広がるスポットや、高原を乗馬して楽しめる牧場もあり、家族連れにもおすすめ。
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夏休みに行きたい国内の高原まとめ、いかがでしたか?
今回ご紹介したところは平地より数百メートル以上標高差があり、夏休みの7月〜8月の平均気温も20度〜25度前後のところばかり。
爽やかな風が吹き抜ける中でのハイキングに、澄んだ空気のもと星空鑑賞……。高原で過ごす一日は、きっと忘れられない楽しい夏休みの想い出を残してくれるはず。
夏休みの旅行先は高原にキマリ!
2022年5月現在の情報です。営業状況等が変更となる場合もあるため、最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/26更新)
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