サンクトペテルブルクの定番観光スポット9選 世界遺産がいっぱい!

サンクトペテルブルクの定番観光スポット9選 世界遺産がいっぱい!

更新日:2019/12/27 22:13

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

ロシア西部に位置する観光都市サンクトペテルブルク。ソビエト連邦時代はレーニングラードと呼ばれていました。寒くてどこか暗いイメージを持たれがちなロシアですが、ここサンクトペテルブルクは世界三大美術館のエルミタージュ美術館をはじめ、芸術と世界遺産の宝庫!LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材したおすすめの観光スポットをご紹介します。

サンクトペテルブルクへの行き方、まわり方

サンクトペテルブルクへの行き方、まわり方

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現在日本からサンクトペテルブルクまでの直行便はなく、モスクワ等で乗り継ぐ必要があります。またカタール航空やターキッシュ・エアラインズなど中東系の航空会社を利用するパッケージツアーも増えてきます。なおロシア入国にはビザ(査証)の取得が必要です。出発前に余裕を持って大使館のサイトなどで調べておきましょう。旅行会社のパッケージツアーに申し込めば、有料で代行取得も可能です。

サンクトペテルブルク市内には地下鉄、トラム、バスなどが運行しており、主要観光スポットは徒歩でも回ることができます。英語が通じにくいため、海外旅行不慣れな方は現地オプショナルツアーに参加したり、添乗員同行ツアーや現地観光付きツアーに参加したりするのがおすすめです。

1.エルミタージュ美術館

1.エルミタージュ美術館
菊池 模糊

世界最大規模!ロシア・エルミタージュ美術館を完全制覇by 菊池 模糊

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建物自体が世界遺産であり、世界三大美術館の一つに数えられる「エルミタージュ美術館」。サンクトペテルブルクを訪れる人が必ずと言っていいほど、足を運ぶスポットでしょう。
ロマノフ王朝の女帝エカテリーナ2世が、1775年に自分専用の隠れ家(エルミタージュ)展示室を建てたのがこの美術館の起源です。
その後、歴代のロシア皇帝が美術品を収集し、ロシア革命後は貴族・商人から没収されたコレクションも集められ、冬の宮殿の全体の建物を含めて統合。巨大な国立ミュージアムとなりました。総収蔵品は約300万点とされ、ルネサンス期のものから印象派まで、貴重な美術品の数々が展示されています。 この写真の記事を見る ≫

2.血の上の救世主教会

2.血の上の救世主教会

息をのむ荘厳美!サンクトペテルブルグの聖堂

玉ねぎ型のクーポラが特徴の「血の上の救世主教会(Храм Спаса на Крови)」。1881年、当時のロシア皇帝アレクサンドル2世がこの場所で爆弾テロに遭い、暗殺されました。聖堂は皇帝の死を悼み、事件現場の上に建てられたため、こう呼ばれています。
外観はモスクワの赤の広場に建つワシリー寺院に似た、ロシアの伝統的な教会様式。そしてなんと言ってもこの教会の見どころは、モザイクタイルのイコン画で埋め尽くされた豪華な内装! 壁から柱、天井の全てを埋め尽くすその光景は、ロシア装飾建築の最高傑作とも称されるのも納得です。 この写真の記事を見る ≫

3.聖イサアク大聖堂

3.聖イサアク大聖堂
菊池 模糊

ロシア激動の歴史に浸る!古都サンクトペテルブルグ四大教会めぐりby 菊池 模糊

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血の上の救世主教会と共に旧市街の中心部に位置し、"サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群"として世界遺産に指定されている「聖イサアク大聖堂」。高さ102m、面積が800平方メートルを誇る世界最大級の教会で、圧倒的な存在感があります。中央に巨大なドームがあり、四方に小ドームを配し、上から見ると十字になるロシア・ビザンチン建築様式で、聖堂を取り囲む柱廊に立つ48本の大きな円柱が非常に印象的です。この円柱は、なんと一本114トンもあるそう。
サンクトペテルブルクの教会建物としては最も重要なもので、必見の観光スポットといえるでしょう。 この写真の記事を見る ≫

4.カザン大聖堂

4.カザン大聖堂

息をのむ荘厳美!サンクトペテルブルグの聖堂

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「カザン聖堂(Каза’нский кафедра’льный собо’р)」 は、サンクトペテルブルクにおけるロシア正教の中心。サンクトペテルブルクのメインストリート、ネフスキー大通りに面しています。両翼に広がる柱が印象的な外観は、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を模したもの。19世紀初め、聖堂の建設を命じた皇帝パーヴェル1世の希望により、このようなデザインになったのだそう。
聖堂ではほぼ毎日ミサが行われていて、その様子は誰でも見学することができます。司教の低い、それでいて歌うような祈りの声と、まるで天使のような聖歌隊の歌声が交互に響き合い、堂内は荘厳な雰囲気に包まれます。 この写真の記事を見る ≫

5.ネフスキー大通り

5.ネフスキー大通り

まるで建物博物館!サンクトペテルブルグのネフスキー大通り

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サンクトペテルブルクの中心部をほぼ東西に通る「ネフスキー大通り」には帝政ロシア時代を彷彿とさせる美しい建物が建ち並んでいます。
18世紀から20世紀初頭にかけてのさまざまな建築様式を一度に見ることができるこの通りは、歩くだけでもわくわく。
かつて、ロシアの文豪ドストエフスキーやトルストイが新作を発表したクラシック様式の邸宅だったり、あのロシア料理の名前の由来にもなったストロガノフ伯爵の宮殿が建ち並んでいたりと、さながら建築物の博物館のよう。
サンクトペテルブルク独特の景観を満喫できるこの通りを、のんびり散歩してみるのも良いですね。 この写真の記事を見る ≫

6.トロイツキー大聖堂

6.トロイツキー大聖堂
菊池 模糊

ロシア激動の歴史に浸る!古都サンクトペテルブルグ四大教会めぐりby 菊池 模糊

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木造の教会建物として世界最大級を誇る「トロイツキー大聖堂」。星が散りばめられた青い巨大なドームが美しい教会です。
トロイツキーとは、トロイカ(3頭立て馬車)という言葉があるように三を意味し、トロイツキー大聖堂とは正教会で「至聖三者大聖堂」と訳されます。カトリックでいうところの三位一体大聖堂にあたり、ロシアにはトロイツキーという名の教会がたくさんあります。

サンクトペテルブルクのトロイツキー大聖堂は、1835年に建築家スターソフによって建てられたもので、上から見ると十字型の帝政ロシア様式で中央ドームの高さは80mもあります。聖イサク大聖堂よりは小規模ですが、麗しい青いドームは街に溶け込み、朝日夕日に輝く偉容を誇ります。 この写真の記事を見る ≫

7.ペトロパブロフスク要塞

7.ペトロパブロフスク要塞

サンクトペテルブルグの歴史を語る「ペテロパヴロフスク要塞」

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サンクトペテルブルクのはじまりの地と言っても過言ではない「ペトロパブロフスク要塞」。18世紀初頭、ピョートル大帝がロシア帝国の新たな都・サンクトペテルブルクを建設するにあたり、まず最初に取り組んだのが、外敵から街を守るための堅固な要塞を造ることでした。それがこの、ペトロパブロフスク要塞というわけです。その後、要塞は監獄として使用され、現在は複合博物館施設として人気の観光スポットとなっています。 この写真の記事を見る ≫

8.ペテルゴフ

8.ペテルゴフ

ロシアの世界遺産「ペテルゴフ」はバルト海を望む水の宮殿

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「ペテルゴフ(夏の宮殿)」はロシア帝国の首都であったサンクトペテルブルクの郊外にあり、18世紀にピョートル大帝が建設した夏の離宮です。
大宮殿と数多くの噴水がある広大な庭園は「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」として世界遺産に登録されています。
夏の宮殿をはじめ、金色に輝く像が建ち並ぶ豪華な噴水など、見どころは満載。サンクトペテルブルクから高速艇で行くことができ、所要時間は30分ほど。高速艇の乗り場は、エルミタージュ美術館前にあります。エルミタージュ美術館とあわせて、是非訪れておきたいですね。 この写真の記事を見る ≫

9.エカテリーナ宮殿

9.エカテリーナ宮殿

ロシアの世界遺産「エカテリーナ宮殿」でロシア帝国の栄華を体感

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サンクトペテルブルグの南にあるツァールスコエ・セローはロシア語で「皇帝の村」を意味するロシア帝国時代の皇帝の避暑地。「サンクトペテルブルグ歴史地区と関連建造物群」として世界文化遺産に登録されています。

エカテリーナ宮殿は歴代の女帝が愛した夏の宮殿で、特に第2次世界大戦中にナチス・ドイツに奪われたものの、2003年に再現された「琥珀の間」は必見です。 この写真の記事を見る ≫

サンクトペテルブルク観光はこれでキマリ!

豪華絢爛な建築物や、可愛らしい色合いの建築物。ヨーロッパに近いことから、ヨーロッパとロシアの文化が融合した街並みは、独自の色を放っていてとっても素敵。サンクトペテルブルクはロシアの中でも比較的治安の良い方なので、街歩きも楽しめること間違いなしです! また、ロシア文学に縁のあるスポットも多いので、文学ファンにもたまらない町とも言えそう。ドストエフスキーの小説を片手に街歩き……なんてのも乙なもの!? 

ボルシチやピロシキ、ビーフストロガノフやペリメニなど、ロシアならではの料理も豊富なので、サンクトペテルブルクを訪れた際は是非楽しんでみてください! お土産は、ウオッカやチョコレートなんかもおすすめ◎

掲載内容は執筆時点のものです。

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