台南は、オランダ統治時代に首都が置かれていた古都で、歴史的建造物やノスタルジックな街並みが魅力の人気観光地。美味しいグルメが多いことから美食の街としても名高いところ。安平老街、林百貨、烏山頭ダムなどの定番観光地をはじめ、台湾のラピュタと称される不思議スポットや塩の山など注目の観光地も多く、台湾旅行のリピーターにも人気。LINEトラベルjp ナビゲーターが徹底現地取材した、台南のおすすめ観光スポットをご紹介！
台南の歴史を語り継ぐ場所として重要なのが安平。オランダ統治時代“大員”と呼ばれ、これが台湾という地名のルーツ。
城塞の安平古堡の東には“台湾街”と書かれた石碑があり、ここから続く「安平老街」は、レンガなどの洋風な建物と中華風の建物が混じりあったレトロな街並みが魅力。エビ春巻きや棺才板、肉圓などのB級グルメのお店も多く、食べ歩きも楽しいスポットです。
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台湾では地域を守る神様を祀る城隍廟が各地にありますが、その中でも台湾一古いのが台南の「台湾府城隍廟」。1669年に建てられ、300年以上の歴史がある廟は、厄払いの効果も絶大！
廟の裏側には、人の善悪を計算する巨大な赤いそろばんが。良いことは天に、悪いことは地獄に報告されてしまうということで、こちらも必見。台鉄台南駅から徒歩15分ほどの青年路沿いにあります。
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日本統治時代、台南の銀座と呼ばれた末広町2丁目にオープンしたデパート「林百貨」。太平洋戦争が始まったことで閉店し、2014年に再びデパートとしてリニューアルオープン。現在では台南を代表する観光名所に。
館内には懐かしいレトロなエレベーターや1933年に設置された神社が残っています。林百貨を訪れるならライトアップされる夜がおすすめ。そのレトロな姿が一段と美しく輝きを放っています。
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親日家が多い事でも知られる台湾。そんな台湾で尊敬される日本人の一人が日本人技師である八田與一。その八田與一が台南市に建てたのが、1930年完成当時東洋一の規模を誇っていた「烏山頭ダム」。
敷地は広大な八田與一記念公園となっており、八田與一記念館、八田與一居住家屋、八田與一象、竣工碑など多くの見所が点在。映画『KANO』のロケ地となった場所でもあります。
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台南にある「関子嶺温泉」は、台湾の四大温泉のうちの一つ。珍しい泥湯の温泉としても有名で、美肌効果もあると言われる温泉はドロドロではなくさらっとした浴感。泥状の沈殿物を顔や体に塗ってパックを楽しむことも可能で女性におすすめ。
日本の温泉との大きな違いは水着を着用して男女混浴で入浴するということ。家族一緒に泥湯を堪能することも可能ですよ。
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美食の街でもある台南で最大の夜市が「花園夜市」。木曜日、土曜日、日曜日に開催され、とにかく規模が大きいので、いろんなグルメを一度に食べたいという方にはぴったり。
花園夜市で絶対に外せないのが、カジキのすり身を揚げた“旗魚黑輪”。特にゆで卵入りは卵が甘みをプラスして絶妙な味わい。また、釣ったエビをその場で焼いて食べることができるエビ釣りの屋台は、子どものみならず、大人もはまります。
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台南にはノスタルジックな街並みが多く、中でも神農街と「正興街」が観光客に人気。古い家を改造して新しくオープンした個性的でオシャレなお店が多いのが特長。
台湾スイーツのお店もたくさんあり、中でも、メロンの皮が器になっていて、ボール状のメロン氷が入っている“哈蜜瓜瓜冰”はおすすめ。“N23°工夫茶”というドリンクスタンドは新しいお店ながらレトロな雰囲気が漂い、そのフォトジェニックな外観も必見。
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最初にご紹介した安平老街がある台南の安平地区には、もうひとつ必見の観光スポットが。それが、ミシュラングリーンガイドに2つ星として掲載された「安平樹屋」。
歴史的な建造物からニョキニョキとガジュマルが生い茂り、建物を覆い尽くするという世にも不思議な自然の要塞は、“台湾のラピュタ”と呼ばれています。迷路のように階段や散策道が整備されているので探検気分で観賞しましょう。
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台湾には夏でも溶けない雪山がある！？ 亜熱帯の台湾でそんな馬鹿なと足を運んでみると、確かに白い山に出会うことができます。それは雪ではなく、塩の山！台南「七股塩山」では見上げるばかりの塩の山に登ることができるのです。
園内の売店では、マンゴー塩などの味付きの塩や藻のアイスなんていう珍しいものも。台湾の溶けない雪山は一見の価値ありですよ。
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台湾の古都として人気の台南には、自然を満喫できる場所があります。それは、マングローブの中をクルーズする「四草緑色隧道」。筏風の船に乗りながら、水辺に生息する珍しい生物や植物を観察することが出来ます。
水辺から生えたマングローブは、左右から川の中央まで伸び、まるで緑のトンネルのよう。のんびりと自然の中に身を置いて、日頃の疲れを忘れ、緑のトンネルに癒されてみるのもいいかも。
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台南はそれほど大きな街ではありませんが、そのローカルな雰囲気とノスタルジックな街並み、安くて美味しいB級グルメが豊富なことから、台湾でも台北に次ぐ人気の観光地でもあります。
また、台湾では日本統治時代に建設された素晴らしい建築物を、文化遺産として大切に保存していこうという動きが顕著。台南ではそのような建築物が特に多く、古き良き日本を感じられるところも魅力。
高雄からは台鉄の自強号（特急）で約30分ほど。台北からも台湾高速鉄道を使えば十分日帰りも可能です。
台湾旅行の計画を立てる際には、ぜひ台南もプランに組み込んでみてくださいね！
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(2024/4/26更新)
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