徳川家康に仕えた江戸時代の儒学者、林羅山が詩文集の中で、兵庫の有馬温泉、群馬の草津温泉、岐阜の下呂温泉を“天下の三名泉”と記したことから、この3つの温泉が「日本三名泉」と呼ばれています。いずれも素晴らしい泉質の名湯で、一度は行ってみる価値のある温泉です。
LINEトラベルjp ナビゲーターが徹底現地取材した日本三名泉をご紹介します。
日本三名泉で最も古い温泉が、兵庫県の神戸市にある「有馬温泉」。こちらには金泉と呼ばれる濃い濁り湯の温泉と、銀泉と呼ばれる無色透明な温泉の二色のお湯が湧いています。この金泉と銀泉を手軽に楽しめる公衆浴場・金の湯と銀の湯が人気。特に金の湯は、有馬温泉に来たなら絶対にこに入るべきと地元の方も太鼓判を押す素晴らしいお湯。金の湯に併設された太閤の飲泉場、炭酸泉を飲める炭酸泉源も是非併せて楽しみましょう。 この写真の記事を見る ≫
有馬温泉は、神戸や大阪からアクセスしやすい便利な立地。こじんまりとした温泉街は散策しやすく、女子好みの可愛いお店やカフェも揃い、実は“女子旅”におすすめの温泉街でもあるのです。
有馬温泉の中心にある“湯本坂”は、昔ながらの街並みを残した通りで、カフェやお土産物屋さん、昔ながらのお店が軒を連ねます。有馬温泉駅前にたたずむお土産物屋さん“吉高屋”では、有馬サイダーてっぽう水や有馬の温泉水やコラーゲンが配合されたカメ印美肌石鹸など、女子ウケ抜群のお土産が揃っていますよ。
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東京からもアクセスがよい日本三名泉が群馬県吾妻郡草津町にある「草津温泉」。毎分32,300リットルという日本一の湧出量を誇る草津温泉の泉質は強い殺菌力が特徴。そして、草津温泉の名物と言えば湯畑。ずらずらっと並んだ7つの湯桶(ゆとう)を通して、湧き出たお湯が滝となって流れ出る光景は壮観。源泉からの湧出量が多く、とても熱いお湯が出るので、古くからこうしてお湯を冷ましています。 この写真の記事を見る ≫
注目の新名所!リニューアルされた群馬・草津温泉を楽しもう!by Nami Kita
地図を見る草津温泉は、2015年に大規模なリニューアルが行われ、数々の新名所が誕生。開放感が魅力の西の河原露天風呂も改修工事が行われるなど、古き良き街並みはそのままに、より魅力溢れる温泉街として生まれ変わっています。
折角草津を訪れたのであれば一度は見てみたいのが“草津良いとこ一度はおいで”といった歌で良く知られる湯もみ。“熱乃湯”では、伝統的な衣装に身を包んだ女性たちが歌にあわせて湯もみを行ったり、伝統舞踊を舞ったりするのを鑑賞することができ、希望であれば湯もみ体験をすることもできます。
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名古屋から特急で最短1時間半で行ける日本三名泉が岐阜県の「下呂温泉」。下呂温泉を訪れたら是非見てみたいのが、下呂大橋のすぐ近くの河原にある下呂温泉のシンボル“噴泉地”。源泉をそのまま使用しており、消毒もされていない天然の温泉なので、下呂温泉の本当のお湯を満喫できると評判です。また、下呂温泉には日帰り温泉で楽しむなら3か所の温泉に入ることができる“湯めぐり手形”がおすすめ。 この写真の記事を見る ≫
阿多野川に架かる白鷺橋には、儒学者、林羅山と映画俳優チャールズ・チャップリンの銅像が建てられています。林羅山は、紀行漢詩集第三のなかで“湯之島は古来の霊湯たること、遠く知るものなしといえども、入湯する人はその験を得ざることなし”と、下呂温泉を日本三名泉の一つと讃えています。
この賞賛の言葉が影響したのか、江戸時代中期には、年間3万人もの湯治客が訪れたと言います。もてなしの心を大切にする老舗温泉街に身も心も遊ばせ、湯の国日本に生まれた幸せを満喫してください。古人が愛し、絶賛したわけをきっと実感できるに違いありません。
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日本三名泉をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
温泉好きな方なら、有馬・草津・下呂の3つの名湯を全て制覇してみましょう!
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(2024/4/20更新)
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