平成29年度NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。その舞台は、井伊家ゆかりの地で人気観光地も多い静岡県浜松市。中でも奥浜名湖エリアには、井伊直虎が治めた井伊谷(いいのや)地区も含まれ、直虎の居城である井伊谷城跡、直虎が眠る龍潭寺などゆかりのスポットが点在。浜松市内には大河ドラマ館も。LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した『おんな城主 直虎』ゆかりの地 観光スポットをご紹介します。
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主人公、柴咲コウさん演じる井伊直虎が拠点としていたのが、浜松城から約15キロほど離れた地にある小さな山城「井伊谷城(いいのやじょう)」。
戦国時代には武田氏や主家である今川氏から狙われ、直虎が領主の時代には城主の座を奪われたことも。近くには、井殿の塚と呼ばれる井伊直満・直義兄弟の供養塔もあります。
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井殿の塚から東南一帯付近がかつての「井伊氏居館跡」。井伊氏は普段この居館に住み、戦時には井伊谷城やさらに約3キロほど東にある三岳(みたけ)城を活用していました。
約100メートル四方の居館は堀と土塁で周囲を囲まれていて、現在でも南西隅にはその名残が水路として残っています。
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NHK大河「おんな城主 直虎」舞台!静岡・湖北五山の龍潭寺by 西藤 カオル
地図を見る井伊直虎は、直虎の大叔父でもある小林薫さん演じる「龍潭寺(りょうたんじ)」の住職 南渓和尚の協力を得て出家しました。直虎が眠る井伊家の菩提寺 龍潭寺は、県の指定文化財で名勝龍潭寺庭園としても有名。境内には数々の寺宝が所蔵され、井伊家ゆかりのお寺ならではの井伊家赤備え具足は必見。 この写真の記事を見る ≫
井伊直虎ゆかりの地!奥浜名湖「龍潭寺」by 麻生 のりこ
龍潭寺本堂の北側に位置する龍潭寺庭園の奥には、井伊家の初代共保(ともやす)から40代にわたる位牌が祀られている御霊屋があり、さらにその向こう側には「井伊家の墓所」があります。
ここには、平安時代中期に誕生した井伊家初代共保から、24代当主の井伊直政までが眠っています。直虎の生涯はまさに波乱万丈。静かに掌を合わせて偲んでみてはいかがでしょうか。
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龍潭寺から徒歩で数分のところにあるのが「伝井伊共保出生井(共保公出生の井戸)」。約1000年前の寛弘7(1010)年に、井伊家の始祖、井伊共保が生まれたとされる井戸で、こちらも直虎ゆかりの地として必見の場所。
井戸の周りはとてもきれいに整備され、周りと隔離された雰囲気が直虎の時代にタイムスリップしたかのような感覚になります。
龍潭寺から車で約3分のところには「井伊谷宮(いいのやぐう)」があります。南北朝時代に南朝方として井伊氏と共に活躍した宗良親王(むねながしんのう)を祀る神社です。
ここには、直虎絵馬や結ばれることがなかった直親の子供である虎松(直政)と一緒に描かれた絵馬もあります。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』ゆかりの地観光の記念に購入されることをおすすめします。
妙雲寺に蜂前神社、奥浜名湖周辺「おんな城主 直虎」ゆかりの地巡りby 麻生 のりこ
「渭伊(いい)神社」は龍潭寺から徒歩約10分。周囲を鬱蒼とした森と湾曲して流れている神宮寺川に囲まれた場所に鎮座。かつては龍潭寺の境内にあったと言われ、この周辺一帯の井伊谷地方を治めていた井伊氏の氏神として信仰されていました。
本殿背後には『おんな城主 直虎』のロケ地にもなった天白磐座(てんぱくいわくら)遺跡があります。
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妙雲寺に蜂前神社、奥浜名湖周辺「おんな城主 直虎」ゆかりの地巡りby 麻生 のりこ
渭伊神社の参道入り口にある鳥居脇に建つ「妙雲寺」には、井伊直虎と龍潭寺2世住職・南渓和尚の位牌が安置され、一般公開されています。
ケースに収められていますが、戦国乱世を生き抜いた女城主の位牌を間近に見られる絶好の機会をお見逃しなく。本堂内の床の間には南渓和尚の肖像画も飾られています。
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妙雲寺に蜂前神社、奥浜名湖周辺「おんな城主 直虎」ゆかりの地巡りby 麻生 のりこ
奥浜名湖に注ぐ都田川。この川の中流部分に広がる祝田(ほうだ)地区は、直虎の元許婚で井伊家23代当主、大河ドラマでは三浦春馬さん演じる井伊直親(なおちか)の館があった場所。
その縁からか、「井伊直親の墓」が都田川堤防下の畑の中にあります。また、墓石手前の灯篭一対は、幕末に井伊谷を訪問した井伊直弼(なおすけ)が寄進したもので、こちらも必見。
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妙雲寺に蜂前神社、奥浜名湖周辺「おんな城主 直虎」ゆかりの地巡りby 麻生 のりこ
井伊直親の墓からも近いところにあるのが「蜂前神社」。女城主として3年余りの期間、井伊谷地方を治めていた直虎ですが、神社ではこのことを今に伝える花押入りの古文書を保管。
また、社務所では遠州つむぎで作られ、裏面に直虎の花押をデザインした色とりどりのお守りも授与されています。
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NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主要舞台となる浜松市北区引佐町を走っている天竜浜名湖鉄道が、大人気ゲーム“戦国BASARA”のキャラを大胆にラッピングした「直虎号」を1日4往復運行。運行期間は、大河ドラマの放送終了となる2017年12月まで。
直虎ゆかりの地を観光するにいはもってこいの「直虎号」。是非今のうちに乗車してみてはいかが?
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NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の世界感を楽しむことができるのが「おんな城主 直虎 大河ドラマ館」。物語ゆかりの地やロケ地が多数存在する浜松市北区「みをつくし文化センター」内にあり、ドラマの世界を映像やVRなどで体感できます。出演者の方々の貴重なサイン色紙などもあり、大河ドラマファン必見! この写真の記事を見る ≫
ドラマの舞台となる浜松市では、ゆるキャラ 出世法師直虎ちゃんと出世大名家康くんが一緒に浜松市を盛り上げています。ドーナツ店としても人気のフロレスタ浜松さんじの店では、この2人を型どった「家康くんと直虎ちゃんの出世ドーナツセット」を2017年3月31日までの期間限定で販売。直虎ゆかりの地観光での途中休憩にも最適ですよ。 この写真の記事を見る ≫
2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』ゆかりの地 観光の定番スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
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(2024/3/18更新)
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