台北の2階建てオープントップバスで楽々市内観光する方法

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台北の2階建てオープントップバスで楽々市内観光する方法

台北の2階建てオープントップバスで楽々市内観光する方法

更新日:2017/03/28 10:08

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア

パリ、ロンドン、ニューヨークなど世界の主な観光地で見かける2階建てのオープントップバス。ホップオンホップオフバスと呼ばれ、有効時間内は乗り降りが自由にでき、効率よく観光スポットを巡ることができる交通手段として利用された方もいらっしゃるでしょう。
そのホップオンホップオフバスが、2017年1月18日に台北市に登場し、注目を集めています。ありそうでなかった台北の観光バス。その攻略法をお教えします。

台北の新しい交通手段、ホップオンホップオフバス

写真:吉川 なお

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台北の街をさっそうと走る赤い2階建て観光バス。道行く人が足を止めてその姿を追うのは、新しく台湾デビューを果たしたホップオンホップオフバス(台北市雙層觀光巴士)です。「三重客運」「三普旅遊集團」「e-go台湾租車旅遊集團」の3社による共同運営で、「紅線(レッドライン)」と「藍線(ブルーライン)」の2路線が運行を開始し、台北市内の主要観光スポットを結んでいます。

このバスを利用するメリットは、座っているだけでお目当ての観光地に行けること。MRTと路線バスを乗り継いで行くのが一般的な台北必訪の故宮博物院にも座ったまま、台北の街並みを眺めているうちにあっという間に到着します。

チケットの有効時間内であればどこでも乗り降りできるので、路線バスやタクシー代わりに移動手段として使え、目的地にスムーズにたどり着けるだけでなく、何カ所も効率よく訪問できるので、初めて台北を訪れる人はもちろん、時間に余裕のない方にもとても便利です。

定期観光バスのように一周する人も多く、物珍しさから台湾人も多く乗車し、観光アトラクションとしても人気を集めています。

出発地点はMRT台北駅前

写真:吉川 なお

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ブルーライン、レッドライン共に、始発はMRT台北駅前の忠孝西路沿いM4番出口前のバス停留所で、写真の案内板が目印です。

台北の観光スポットをほとんど網羅

提供元:臺北市雙層觀光巴士

https://www.taipeisightseeing.com.tw

ブルーラインの運行ルートは【台北駅】−【MRT西門駅】−【信義林森路口】−【国賓飯店(台北アンバサダーホテル)】−【大同公司】−【台北市立美術館】−【MRT劍潭駅】−【士林官邸】−【故宮博物院】 で、同じ道を折り返して台北駅に戻ります。一周の所要時間は約120分です。

レッドラインは【台北駅】−【MRT西門駅】−【信義林森路口】−【信義永康街口】−【MRT大安森林公園駅】−【信義通化街口】−【松廉松智路口】−【松壽路口】−【MRT市政府駅】−【MRT国父紀念館駅】−【MRT忠孝敦化駅】−【頂好市場】−【MRT忠孝復興駅】−【審計部】−【台北駅】と市内中心部を一周し、所要時間は約75分です。

下車場所はMRT台北駅M3番出口前で、続けて乗る場合はM4番まで歩いて1分です。

【信義林森路口】まではどちらのコースも同じルートで、台北に残る日本の名建築「総統府」の前も通るので、台北のランドマークもしっかり目に焼き付けられます。

2コースとも40分おきの運行

提供元:臺北市雙層觀光巴士

https://www.taipeisightseeing.com.tw

ブルーラインの台北駅出発時間は9:00から40分おきに16:20まで12本。レッドラインは9:10からこちらも40分おきで22:00まで23本運行されています。道路事情によって若干遅れることはあるものの、強みはバス専用のバスレーンを走れること。朝夕渋滞する台北市内の主要道路の中心部には一般車両が通れないバスレーンが整備されているので、渋滞に巻き込まれることなくスイスイ走ります。

チケットのタイプは5種類

写真:吉川 なお

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チケットのタイプは以下の5種類で、サイトで事前にオンライン購入、または乗車時に係員から直接購入となります。

●4時間チケット 18:00までの4時間以内2コース乗り放題 300元
●日中チケット レッドラインは18:00まで、ブルーラインは運行時間内乗り放題 500元 
●夜間チケット レッドラインのみ 18:00〜22:00の間乗り放題 400元
●1日チケット 当日運行時間内2コース乗り放題 700元
●2日チケット 2日間運行時間内2コース乗り放題 1200元

12歳以下で身長が115p〜150pの子供は半額で、115p以下の子供は大人1人につき2人まで無料です。115p以上で6歳未満の子供は証明書(パスポートなど)を提示すれば無料になります。

支払いはVISA、MASTER、JCBのクレジットカードも使用でき、4時間チケットであれば「悠遊カード」というICカードも使えます。

乗車は前方の入り口から。バスが着いたらチケットに印字されているバーコードをかざして乗車し、下車の際も同じくバーコードをかざして降りるので、なくさないようにしましょう。

車内で充電も可能

写真:吉川 なお

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バスの定員は57名で、1階は9席と障害者用1席の全10席。2階は前方の屋根つきが10席、屋根なしのオープンデッキが37席です。定員制のため、満席時は次の便の利用となりますが、祝日など繁忙期には増便されることもあります。

座席はクッションがないので硬めですが、充電用の電源コンセントとUSBポートが横に設置されており、スマートフォンの充電もできます。

雨が降った場合は、オープンデッキの部分に屋根になるカバーが張られ、乗客にレインコートも提供されます。

スーツケースなど大きな荷物がある時は、1階に置く場所があるのでホテルにチェックインする前や帰国前に乗車することも可能です。

充実の車内サービス

写真:吉川 なお

車内アナウンスは中国語と英語だけですが、日本語のパンフレットが用意されているので、ルートを確かめながら安心して乗車できます。そのパンフレットには停留所付近の観光地も記載されているので、どこで降りたら最寄りなのかもすぐわかります。

バスの中ではWiFiが使え、英語、中国語、日本語、韓国語の4カ国語の観光ガイドが用意されています。座席の裏にバーコードがあるので(写真参照)、音声ガイドと書かれているバーコードから専用アプリをダウンロードすると、画面に日本語の案内文が出てきます。音声を聞く時は、乗務員に申し出ると無料でイヤホンがもらえます。

この案内はかなり詳しい内容となっているので、訪問前の事前勉強にもってこい!台北市雙層觀光巴士の日本語サイトのスポットガイドのページにも記載されているので、あらかじめ目を通すこともできます。車内は飲食禁止となっていますが、ジュースなどの飲料はOKです。

はとバス直伝の日本式おもてなし

写真:吉川 なお

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サービスは車内設備だけではありません。バスには運転手の他に必ずもう一人乗務員が乗車しており、すてきな笑顔をふりまいてくれます。

今回の運行にあたって、日本のはとバスと事業協力し、「はとバス式おもてなし」のノウハウを指導してもらったとのこと。10数人いる男女の乗務員はガイドはしませんが、安全確認や乗客のケアなどを行います。全員英語または日本語が話せるので何かと心強いです。

また車上で、台北市雙層觀光巴士のFacebookにいいね!(中国語では讃!)をして乗務員に見せると、このバスの紙の模型がもらえます。小さなお子さんには嬉しいプレゼントですね。

旅行の貴重な時間を無駄なく効率よく

現在はブルーとレッドの2コースですが、新規コースも検討中とのことで、今後ますます台北観光の足として定着することでしょう。

旅先での貴重な時間を上手に使うコツは、待ち時間を少なくすること。バスの間隔は40分おきなので、次回乗る時間を頭に入れて観光するのがポイントです。

路線バスよりはもちろん割高ですが、陽光と風を感じながら台北の街を走るのは気持ちいい経験。のんびりと街の風景を楽しみたい方にもお勧めです。

掲載内容は執筆時点のものです。

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