なかなか聞けない!レック(沈船)ダイビングのノウハウ♪

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なかなか聞けない!レック(沈船)ダイビングのノウハウ♪

なかなか聞けない!レック(沈船)ダイビングのノウハウ♪

更新日:2014/12/03 09:41

かっぴーのプロフィール写真 かっぴー 歴史家、島嶼文化研究家、日本一周経験者、御朱印収集家

「ダイビングも手馴れてきた」
「ビーチやボートで綺麗な景色を見るのに飽きた」
「そろそろスリルのある冒険のようなダイビングがしたい」
そろそろ他の事やりたいけど、ダイビングに手馴れてくると周りに聞けない。
そそられるけど、情報がない上に誰もノウハウを教えてくれないレック(沈船)ダイビング。
今回はなかなか聞けないレック(沈船)ダイビングのノウハウを、沖縄の沈船「駆逐艦エモンズ」で紹介いたします♪

レック(沈船)ダイビングとは

レック(沈船)ダイビングとは

写真:かっぴー

まず、レック(wreck)とは、英語で難破、難船、海難、破壊、難破船、破船を意味しています。
レックダイビングとは、水の下に沈んだ船、もしくは飛行機などの人工物を目当てにその周辺や内部を潜るダイビングです。
レックダイビングの目標物としては、戦争で沈んだもの、海難事故で沈んだもの、観光用として意図的に沈められたもの、漁礁のために沈められたもの等があります。

※写真はエモンズの船尾のスクリュー

レック(沈船)ダイビングに必要な器材

レック(沈船)ダイビングを行う上で必ず必要だという器材はありません。
ただ、沈船は大概深い所にありますので、当然日光が弱くなり水が冷たくなります。普段より暖かめの格好で潜りましょう。
また、沈船の内部に潜る時は船室内は暗いことが多いので、水中ライトがあると非常に便利です。
また、器材を体に着けまくってゴテゴテで潜る人もいますが、沈船の船室内で器材が絡まると事故の原因になりますのでなるべくなら軽装で潜りましょう。

※写真はエモンズの機関銃の筒先と水面

レック(沈船)ダイビングに必要な器材

写真:かっぴー

レック(沈船)ダイビングをする上でのライセンスやスキル

沈船ダイビングをするには、PADIで言うとオープンウォーターダイバーだけでは潜ることは難しいと思います。
なぜなら、沈船がある場所は大抵水深が深く、また、潮流も船体にぶつかるため上から下から右から左からと、かなり複雑になる事が多いため少なくとも中性浮力がしっかりとれるダイバーでないと難しいからです。
少なくともアドバンスオープンダイバーか、アドベンチャーダイバーの認定を受け、しっかりとしたダイビングの知識をつけた上で潜りましょう!

※写真はエモンズの船員の遺品のヘルメット

レック(沈船)ダイビングをする上でのライセンスやスキル

写真:かっぴー

沈船の歴史について学ぶ(沖縄の海に沈む「駆逐艦エモンズ」とは…)

沈船ダイビングをする際はその沈船に関しての歴史について学んでいくとより一層楽しく潜れます。
今回紹介させていただいているエモンズの歴史をご紹介します。

【駆逐艦エモンズ】
1940年に起工したアメリカの駆逐艦。第二次世界大戦で沖縄戦へ参加のために出撃中に、日本軍の特攻機の猛攻にあい、その内一機がエモンズに特攻。弾薬庫に引火し大爆発をおこし、エモンズは復元能力を失う。敵の手に渡ることを恐れたアメリカ軍の指示によって海没処分とされ、エモンズ乗員60名が戦死。77名が負傷した。その後、船体は行方不明に…。
それから55年の年月が過ぎ、2000年に古宇利島付近で海底から浮いてくる油があるという事から海上保安庁が調査を行った結果、海底に沈んでいるエモンズを発見。現在はダイビングポイントとなっている。

※写真はエモンズ近くに落ちている不発魚雷

沈船の歴史について学ぶ(沖縄の海に沈む「駆逐艦エモンズ」とは…)

写真:かっぴー

レック(沈船)ダイビングをする上での注意点

レック(沈船)ダイビングは、沈船が深い所にあるので残圧に気を付けることはもちろん、初めて沈船を見ると興奮してエアーの消費が激しくなり残圧が少なくなるので注意が必要です。
ここはあくまでも心を冷静に沈船に臨んでいただきたい。
また、エモンズは第二次世界大戦の本物の撃沈艦なので近くに不発魚雷もたくさん落ちています。絶対に触らない事!
また、エモンズ等の戦争で撃墜された戦艦などは、亡くなった人たちもたくさんいた戦艦ですので、戦没者の方々に敬意を払って潜りましょう。
絶対一人で勝手に潜ったり、いたずら等はしない事はもちろんです。

※写真はエモンズの砲塔

レック(沈船)ダイビングをする上での注意点

写真:かっぴー

船室に入る上での注意点

レックダイビングでの醍醐味。それは船室へ入る事。
ここでは船室内での注意点をいくつかお教えします。
船室内へ入る時はレギュラーやオクトパスが絡まないように注意してください。船室内は大概暗いので絡まると外すのが大変です。
また、船室内には天井などに空気が溜まっていることもありますが、この空気は対流
していない空気ですので興味本位でも絶対に吸わないようにしましょう。
また、船室内は堆積物が巻き上がりやすいので、フィンでバランスを取るのは最低限にとどめて、なるべくなら中性浮力だけでバランスを取りましょう!

※写真はエモンズ船室内に入っていくダイバー

船室に入る上での注意点

写真:かっぴー

レック(沈船)ダイビングでの最低限のマナー

沈船のダイビングの最低限のマナー。
船室内に入るときや、船外で写真を撮るときは、先に行動している人がいたのであればしっかり順番を待つという事です。
深いところにあり、狭い所に入っていく沈船は、船室に入るときや、写真を撮っているときに割り込みなどをすると器材が絡んで事故になりかねません。
深いところに潜っていて、潜水時間が短いから焦るのもわかりますが、事故を起こさないためのマナーとして譲り合いの心は忘れないようにしましょう。

※写真は砲塔の筒先のアップ

レック(沈船)ダイビングでの最低限のマナー

写真:かっぴー

写真を撮る上でのポイント

レック(沈船)ダイビングは、水中カメラを趣味にしている人にとっては本当に楽しみなことだと思います。
ここでは沈船をの写真を撮る上でのちょっとしたアドバイスをお教えいたします。
沈船案外大きく、そして案外深い所にあるため、写真を上からとってもうまく映りません。なすべくなら下から煽るように、少なくとも被写体と水平方向から写真を撮るようにしましょう!
また、集合写真を撮るときはなるべく集まってもらうと船の大きさがわかり迫力ある写真が撮影できます!
また、沈船は漁礁になっている場合が多いので、カメラを構えた時に体を固定するために船体をつかむとフジツボなどで手を切ったりすることが多くあります。マクロ撮影がお好きな方はご注意を!

※写真は漁礁になったエモンズ

写真を撮る上でのポイント

写真:かっぴー

エモンズ以外もあります! 日本の沈船ポイント!

今回ご紹介しているエモンズ以外にも日本では沈船に潜ることのできるスポットがいくつか存在しますのでご紹介します・

【静岡県―熱海】
国内最大級の約81mの沈船が見どころ。砂利運搬船「旭16号」の沈船。

【静岡県ー西伊豆土肥】
大小10隻の船が沈められている日本で一番の観光沈船スポット。沈船巡りができるのは日本でここだけ。

【東京都ー小笠原諸島】
第二次世界大戦で沈んだ船の墓場。浅いものではシュノーケルでも沈船に行くことのできる日本では数少ないポイント。歴史的には悲しい歴史を持つが、その魅力は他の比ではない。

【鹿児島県―与論島】
海上保安庁巡視船「あまみ」が観光用として沈められたもの。ウミガメとの遭遇率も高い。

【和歌山県―南紀白浜】
観光用に沈められた沈船。かなり浅い所にあるので初心者でも潜ることができる珍しい沈船。潜るには沈船利用券が必要。

【広島県ー某所】
相当な上級者にならないと潜れませんが、なんとあの有名な「戦艦陸奥」に潜ることもできます。

ここでご紹介したのはほんの一部で日本にはまだまだ沈船はたくさんあります。
沈船ダイビングが気にいったら皆さんもいろいろ探してみてくださいね♪

※写真はエモンズの甲板(わかりやすいように沈む前の向きに写真を修整してあります)

エモンズ以外もあります! 日本の沈船ポイント!

写真:かっぴー

レック(沈船)ダイビングの魅力

沈船の魅力。それはなんといっても冒険心が掻き立てられ、ロマンを感じることができることでしょう!
普通のダイビングでは味わう事の出来ないさらに非日常の世界がそこにはあります。
廃墟の中で黄昏ているような何とも言えない感覚。
映画の中に溶け込んだような不思議な感覚。
かつてそこには人間が立っていたと考えると走る感動。
人工物である沈船と自然物の魚たちのコラボレーション。
みんなみんな素晴らしい感動があります。

沈船に一度潜ると病みつきになりますよ♪

※写真はエモンズの船首部分

レック(沈船)ダイビングの魅力

写真:かっぴー

おわりに

いかがだったでしょうか?
あなたも一度くらい沈船ダイビングしてみませんか?
中でも沖縄の沈船「駆逐艦エモンズ」は素晴らしい感動を与えてくれます。

“物言わぬ沈船が語りかけてくるような感動”

あなたも感じてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。

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