潜るならドコ?ライセンスとは?沖縄ダイビングの基礎知識

潜るならドコ?ライセンスとは?沖縄ダイビングの基礎知識

更新日:2014/12/01 12:05

ダイビングに興味はあるけど何をどうやっていいかわからない。
沖縄の綺麗な海の中を見てみたい。
そんなあなたに沖縄でダイバーになるための初歩の初歩をお教えいたします♪
「Cカードって何!?」という初歩中の初歩から、Cカードを取る前の心構えから、Cカードを取りに行くまでに知っておきたい知識まで♪
ここでどどーんと解説しちゃいます!

泳げなくても大丈夫?

泳げなくても大丈夫?

ダイビングをしたことのない人によく「泳げなくても大丈夫?」と聞かれます。
ダイビングに興味があるけど不安がある人が良くしがちな質問です。
答えは「大丈夫!」です。
ダイビングは水中で呼吸をするための道具が付いていますし、フィン(足ひれ)やBCD(浮力を調整するために空気で膨らむジャケット)がありますので安心して泳げない人でも潜ることができます。
また、1人で潜ることは絶対ありません。ダイビングはバディ潜水(2人1組)で潜ることが決められていますので、もしものことがあっても安心です。海に潜る際はショップに頼むことになるとは思いますので、もちろんインストラクターもいますし二重に安心ですけどね。

ただし、水に顔がつけられない人や、水中に潜るとパニックになってしまう人はダイビングはやめたほうが良いです。
ダイビングは楽しいですが、過信は命に係わります。
泳げないことは一切心配いりませんが、水が怖いという人は決してダイビングをしないでくださいね。

ダイビングのライセンス「Cカード」とは?

ダイビングのライセンス「Cカード」とは?

まずダイバーに必ず必要なCカードとは何か。解説いたします。
Cカードとは、一般的には「ダイビングライセンス」と言われるものです。
Cカードは「免許」とは明確に意味合いが異なるもので、Cカードをそのまま日本語にすると「認定証」という訳になります。
国際的に「Certification-Card(Cカード)」と呼ぶのが一般的で、日本でも「Cカード」と呼ばれています。
Cカードは、ダイビングに関して「定められた知識と技術(指導基準)」を習得したことを証明するものです。
このCカードを発行する講習を受けて初めてダイバーになれます。

Cカードを取る上でのショップ選びと指導団体選びの注意点

Cカードを取る上でのショップ選びと指導団体選びの注意点

Cカードの取り方ですが、まずはCカードを発行する講習を行っているダイビングのショップをネットなどで探します。
沖縄のショップを現地で予約してもいいですが、自身のお住まいの近くのショップにお願いすると後々便利です。

ここでショップを選ぶ上での注意点!
色々なショップがあるのですが、講習が始まってもいないのに、最初から高額なダイビング機材を買わせようとするショップは少し怪しいです。
「水中でダイビング機材は体に合わないと危ないですからマイ機材を揃えてください!」等と初心者の不安を煽ってくるショップがありますが、最初のうちは基本的にはレンタル機材で十分ですので、レンタル機材を借りて講習ができる店を選びましょう。そして、ダイビングに慣れて機材がほしくなったらマイ機材を買いましょう!

次に、この「Cカード」たくさんの発行している団体がありまして、代表するものをいくつか挙げると…
PADI、BSAC、NAUI、SSI、SMAS、AAA等々…
まぁ、色々ありますが、ハッキリ言います。
CカードはPADIで取りましょう!
PADIは全世界のダイバーの約60%が所属しているといわれる、名実共に世界最大のダイビング教育機関なので、まず間違いはないです。
日本はもちろん世界中でまず使えないところはありません。
値段の面もあるとは思いますがPADIで講習を受けられるところを見つけましょう。

この注意点を参考にして、自分に合ったショップを探してくださいね!

注意したい!毒のある生物!

注意したい!毒のある生物!

さて、沖縄で潜る上で最も注意しなければいけないのが毒のある生物。
これは知っておかないとダイビング以外のマリンスポーツをする上でも危険です。
1つ1つ写真を載せることはできないのですが、よく出会う危険な生き物だけ説明しておきます。

【ハブクラゲ】
沖縄全域に生息。毒針で刺されるとショックを起こすほどの激痛。死亡することもある。もし刺された場合は酢を患部にかければよい。沖縄の海岸には大概ハブクラゲ対策に「酢箱」というものが設置してあるので、刺されたら患部に手などで触らずにすぐに患部へ酢をかけること。

【カツオノエボシ】
ビニール袋のような青い半透明の姿のクラゲ。刺されると激痛。注意点として、こちらは酢をかけると痛みが激しくなります。酢は絶対にかけないでください。

【ヒョウモンダコ】
ヒョウ柄の小さいタコ。青い斑点が変色して綺麗だが猛毒。その毒はフグ毒と同じテトロドトキシンで、毒量は青酸カリの約1000倍。死亡することもある。他の危険生物と違い噛まれても痛みがないのが特徴。気が付かずに毒が全身に回る事があるので非常に注意。例え噛まれたことに気がついても絶対口で吸いださないこと。体内に入ると大変危険。毒を絞り病院へ急行してください。

【アンボイナ(ハブ貝)】
沖縄の危険生物の中で最も危険な生き物。死亡例多数。小さな貝だがその毒針に刺されるとチクッとして痛みはほとんどないが、まず声が出なくなり、体がしびれ、息が止まり、心臓が止まる。つまり、声が最初に出なくなるので助けが呼べない。その後に体がしびれるので溺れる。大変恐ろしい貝。この貝だけは必ず覚えていくのをオススメする。というかこの貝だけは絶対に覚えなければいけない。

【オニダルマオコゼ】
石にそっくりに擬態している積極的に襲われることはない。背びれに猛毒をもつ。死亡例もある。体を踏むとビーチサンダルやダイビングブーツは軽く貫通する毒針。刺されると激痛。皮膚移植しなければいけない可能性も。

【ウミヘビ系統】
ウミヘビの仲間は沖縄には8種類いますがいずれも強い神経毒を持ちます。この毒はコブラと同様の毒なので噛まれると神経がマヒし心臓が止まります。
他の危険生物と違ってウミヘビから近づいてくることがありますが、絶対に触らないでください。
※写真はエラブウミヘビ。

海の危険生物は油断すると大変危険ですが、沖縄の海に潜るものとしての最低知識です。一度は目を通しましょう。
写真や詳しい情報については関連MEMOをご覧下さい。

それでも沖縄を選ぶ理由

それでも沖縄を選ぶ理由

ここまで注意点をたくさん言ったので怖くなってしまう人がいるかもしれません。
しかし、そこまでして沖縄へなぜ潜りに行くのか。
それは沖縄でのダイビングには、スキューバダイビングで得られる、すべての楽しい経験が詰まっているからです。
沖縄でのダイビングで得られる経験は、日本国内では最も充実してダイナミックで楽しいものです。
そして、沖縄では他の場所では経験できないような多種多様なダイビングができます。
綺麗な砂浜で魚の色を見ながらゆっくりダイビングをしたいのであれば沖縄の中ではどこでもいけますし、地形が見たければ与那国島では海底遺跡へ、大物に出会いたいのなら読谷ではジンベイザメと一緒に、普段できない経験をしたいのなら今帰仁では沈船の内部に潜りに…
それぞれの好きなタイプに合わせてダイビングをすることができます。
しかもすべて沖縄の透き通った海の中で潜ることができちゃうんです!
これは沖縄に行かざるを得ません!

おわりに

いかがでしたか?
沖縄でダイビングを始めるうえでの注意や解説などをさせていただきました。
あとはあなた自身さまざまなダイビングの経験をして自分の好きなスタイルを見つけてください!
そして、陸だけの観光ではなく、ぜひ海の中も観光できるようにしてみてください!
あなたのダイビングライフが充実したものでありますように♪

掲載内容は執筆時点のものです。

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