パリのAirbnbを利用して暮らすように旅してみよう

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パリのAirbnbを利用して暮らすように旅してみよう

パリのAirbnbを利用して暮らすように旅してみよう

更新日:2017/05/18 10:41

堀江 廣喜のプロフィール写真 堀江 廣喜 トラベルプロデューサー

「パリに住む」なんて響きの良い言葉でしょう。誰でも一度は憧れるライフスタイルかもしれませんね。そんな事が日本からの旅行者として簡単に体験できる宿泊システムがAirbnb(エアービーアンドビー)です。フランスエキスパート資格保有者の立場から、パリでAirbnbを利用する場合のオススメや注意点などをご案内していきましょう。

パリに住むってこんな感じ?

写真:堀江 廣喜

窓を開くとパリの街並みと道行く人達の普段の生活が見えます。
早朝から店が開くパン屋さんに行って、出来たてのフランスパン(バケット)と、昨夜近くのスーパーで買ってきたチーズとジュースで街の景色を眺めながら朝食なんてことも。又ご近所のカフェやビストロで気軽に食事やお茶ができるようになれば、その土地に暮らしているような気分になれますね。

散歩したり公園でのんびりしたり

写真:堀江 廣喜

パリで暮らすように旅をするのであれば、一般観光ツアーのようにスケージュールをいっぱいに詰め込みすぎないように。あえて観光地でないところをぶらぶら散歩することも楽しいものです(この後説明する治安の良くないエリアは用がなければ避けて)。
Airbnbのキッチンで簡単なランチを作って近くの公園で地元の人達と同じように家族やカップル、仲間で過ごす時間を持つことも良い思い出になるでしょう。

パリのエリアごとの治安を知ろう!

提供元:Wikipedia Commons

https://commons.wikimedia.org/wiki/Commons:%E3%82%…

さてそんな楽しいパリの生活を楽しむためには、Airbnbの物件の場所選びが大切になってきます。パリは地区によって治安状況が全く違ってきますので、安いからと言って、決してあまり治安の良くないエリアは選ばないこと。

地図をご覧いただいて分かる通り、パリの街を南北に二分するようにセーヌ川が流れています。川の北側を右岸、下側を左岸と呼び20の区に分かれています。下記に挙げるエリアの特徴が必ずしもその通りとは行かない場合もありますが、目安として考えて下さい。

□治安の比較的良いエリア【1〜8区】
 ⇒左岸は全体的に治安の良いエリア。
□あまりおすすめできないエリア【18、19、20区】
 ⇒アフリカ系の移民や低所得者層が多く住んでいるエリア。
□場所によっては注意すべきエリア【9、10、11、12、13区の一部、17区の東側】
 ⇒上記エリアはあまり観光スポットがないエリア。10区の北駅、東駅は列車を使った旅では一般旅行者も使う場所だが、駅周辺は治安があまりよくない。

パリAirbnbは場所選びが最重要!

写真:堀江 廣喜

シャンゼリゼ通り、凱旋門、エッフェル塔、ルーヴル美術館、ノートルダム大聖堂などはすべてこの中心部のエリアである1〜8区に位置しています。
ご覧の写真はパリの有名なオペラ座ですが、1〜8区に接するこの界隈は下記のようなポイントを総合的に考えるとおすすめのエリアです。

□シャルル・ド・ゴール空港からのシャトルバスがオペラ座の横が発着場で、トランクを持って移動でも比較的楽
□メトロの各線が集まっていてどこへ行くのにも便利
□ルーヴル美術館も徒歩圏
□有名2大デパートやブティックなども集まっていてお買い物にも便利
□カフェやレストランも多く、外食も困らない
□観光バス発着場もこのあたりが多い

このエリアには高級ホテルが多いですが、Airbnbならでは地の利がよくて、ホテルほどの料金でもない、おすすめのエリアの一つです。
観光地化されているこれらのエリアであれば急に襲われるようなことはあまりないので、比較的安心して過ごせるでしょう。しかし観光客狙いのスリやアンケート調査を装ったひったくりなどには注意しなければなりません。

観光客が多いエリアは避けたい人や、パリの住宅地でもっと日常を感じたいという人には、下記のエリアもおすすめです。

□5区、6区、7区、16区:高級住宅街・オフィスエリア 
 ⇒パリの高級住宅地エリアに物件を探すならこの辺りでしょう。

□13区、14区、15区、17区西部:一般住宅街エリア
 ⇒一般的な住宅地エリアですので、上記の区に比べると物件の料金も安く探せます。

物件選びでは、安全を買うという意識も大事です、特にパリのような大都会は。Airbnbで物件を選ぶ際は、その施設の大体の場所がマップに示されます(正確な住所は予約が済んでからになります)ので、そのエリアがどんなところか、最近はグーグルストリートビューなどでも雰囲気がわかると思いますので、確認してください。

お部屋選びは参加者構成に応じて3つのタイプから

写真:堀江 廣喜

Airbnbで借りられる部屋のタイプは以下の3通りですが、一人参加、カップル、お仲間のグループ、お子様連れのファミリーといろいろな参加タイプでも選べます。

まずお部屋のタイプは
■まるまる貸切のタイプ
このタイプは、アパートの部屋又は一棟まるまるを貸してくれて、オーナーは全く別の場所か、同じマンションでも違う階に住んでいたりと、基本的には直接会うことはあまりありません。完全に自分達だけでその部屋のオーナー気分です。

■個室のタイプ
個室は、オーナーが住んでいる一部の部屋を貸してくれる場合で、基本的にはオーナーと一緒ですが、自分の部屋はプライバシーが保たれます。その他の部分(キッチンやリビングなど)は基本オーナーと共有で、直接話す機会も多く色々な相談にも乗ってもらうこともできます。その土地に住む人との触れ合いを求めるならこのタイプが良いでしょう。

■ルームシェアのタイプ
ルームシェアは他の人と寝室もその他の部分も全て共同利用になります。現地で友達を作りたい、宿泊費を安く抑えたい方には良いでしょう。


次に宿泊者の構成によって、1ベッドルームで良いのか、2ベッドルーム以上必要なのか、ベッドの台数も何台必要なのか、といったこともそれぞれの物件の詳細を見ていけばわかりますのでよく調べてみましょう。

写真は私が借りた個室のタイプで、左側が寝室、右側がリビングとキッチンになっていて寝室にはベッド1台ですので、一人またはご夫婦かカップルの二人用になります。

日本とは違うパリの建物。こんな違いを知っておきましょう

写真:堀江 廣喜

次にパリのAirbnbの物件の一般的な特徴をみていきましょう。パリ市内の物件ではあまり一軒家はなく、ご覧のような建物の中の一部屋になります。屋根裏部屋なんて言うのもあります。

□建物は日本と違って石の作りがほとんどで、夏涼しく、冬寒い。
□クーラーが備え付けられている物件は数少ない。
□暖房はスチームが通るパイプの暖房器具で部屋を暖める、古いタイプのものもある
□部屋の入り口の扉には鍵が二、三箇付いている場合もある。開けにくい時も多々。
□古い建物ですので、エレベーターがなく重いトランクを持って、狭い細い階段を上らなければいけない物件もある。
□バスタブがあるところは少ない。ほとんどはシャワーのみ。
□日本のように靴を脱いで部屋に入る習慣がないので、部屋用のスリッパは必需品。

など、日本とヨーロッパの文化や気候の違いで建物の構造はだいぶ違ってきます。世界どこへ行っても同じような作りのチェーンホテルなどと違って、Airbnbの物件はまさにその土地の文化を肌で感じることができます。部屋の設備もある程度物件の詳細で確認できますし、事前にオーナーとメールでやり取りできますので、あまり心配する必要もありません。

物件の予約から現地へ着いて暮らすまで必要になることは

■簡単な英語力
予約の際のオーナーとのやりとり、質問、条件確認、現地情報収集、現地へ着いてからの連絡など、基本的な英語はどうしても必要になります。オーナーはほとんどがフランス人ですが、相手にとっても英語は第二外国語ですので、中学程度の英語で十分です。
英語もやはり現地に暮らすように旅する、地元の人とコミュニケーションをとるための楽しみの一つと考えてみてください。簡単なフランス語も覚えていくと、ぐっと人との距離が近づきます。

■現地で使える携帯電話
現地での物件のトラブルや不明点、緊急事故や病気などの場合もとりあえず連絡を取るのはオーナーになります。そんな時のために現地で使える携帯、海外用SIMなどを準備していくことは必要です。オーナーの連絡先は予約が完了してから教えてもらえます。

物件に着いてから部屋に入るまで

チェックイン=鍵の受け渡し方法もいろいろなパターンがあります。
アパートまるまる貸切の場合一般的にはどこか(オーナー指定の場所)でピックアップして部屋に入ります。例えば郵便ポストの中とか。

個室の場合はオーナーがその物件に住んでいますので、基本的にはその物件に着けば出迎えてくれます。ただしチェックインの時間に留守であったりする場合は、貸切の場合と同じようにどこか置き場所を指定してくれます。

いずれにしても、このチェックイン時の鍵の受け渡し方法や時間などは、事前にオーナーとのメールで決めておきます。

部屋に入るとオーナーが一緒にいれば設備についていろいろ説明してくれますが、貸切のような場合はほとんどオーナーと会いません。部屋に入ると設備の説明書があったりする場合もありますし、私の場合は部屋に入った後オーナーから電話が来ていろいろ説明してくれました。フランス人オーナーでしたので、流暢な難しい英語ではなく、比較的聞き取りやすい英語でした。

鍵の受け渡しの方法、時間などの他に、チェックイン時間よりも早く着いた時、チェックアウト後の荷物の保管方法などもメールで相談しておくと良いでしょう。

受け渡しの時間や方法などを事前に打ち合わせていても、双方の事情で間に合わないなど、トラブルが有ることも予想されますので前述した携帯と簡単な英語の理解力は必要になります。

写真:堀江 廣喜

Airbnbを使ってパリで暮らすということは

海外に暮らすということは、日本のように安全で、どこも綺麗で、サービスがスムーズで、言葉が通じるとは全く違うという意識を持ってください。
逆に言うと、その不便さや安全に注意を払うこと、地元の人とのコミュニケーションを図ることなどが、Airbnbを使って海外で暮らすように旅をするということなのです。日本では体験できない、パリの普段の表情なのです。

カフェでクロワッサンとカフェオレの朝食を取りながら、ゆっくり街ゆく人を眺める、そんな贅沢な時間を持てるのもツアーではない地元に暮らすAirbnb利用ならでしょう。是非その土地の人々の暮らしや習慣を直接肌で感じて楽しんでください。

尚Airbnbの具体的な予約、支払い、条件確認などの情報は下記リンク先、たびねす編集部の「世界の空部屋に泊まれる!話題の「Airbnb」の使い方とは」を御覧ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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