「こけし」と言っても様々な種類があります。パッと思いつくこけしというのは頭が丸くて円柱の胴体という「こけし」だと思います。そういう「こけし」は主に東北地方で作られている「伝統こけし」と呼ばれるものです。
一方で姿形が自由にデザインされた「こけし」というのもあります。これを「創作こけし」と呼びます。そんな創作こけしの出荷量が全国の８割を占めているのが群馬県です。
近年「創作こけし」は様々なお店で取り扱われていて、中でも「卯三郎こけし」さんのアイテムが群を抜いて取り扱われています。（発見した「創作こけし」の裏面を是非見てみてください。そこには「卯三郎こけし」のシールが貼られているはず！）
サンタさんや雪だるま、お団子頭の女の子や忍者。鶏や羊などの動物たち。さらにはミッキーマウスやミッフィー、スヌーピーにドラえもんなどなどの大物キャラクターたち。それらは全てこの卯三郎こけしさんで作られているんですよ。自由なデザインの中に職人の技で作られた一品ですから、とても素晴らしい完成度を誇っています。
写真のように女の子のデザインだけでもかなり沢山の種類がありますよね。これでもほんの一部と言えるんです。「こけし」と聞くと職人が黙々と作っていそうな雰囲気ですけど、こうした自由で様々なデザインの「こけし」たちが沢山あるので、雰囲気も明るく、小さなお子さんでも楽しめる場所です！
工房見学は特に予約などは不要です。絵付け体験や購入まえに見ておくと「こけし」に対する価値観や愛着がより深くなって良いと思うのでオススメです。
入り口には卯三郎こけしで使用している材木の原木が置かれています。そこから順を追って完成までのプロセスを見ていくことになります。稼働している工房内はガラスなどでの仕切りは殆ど無く、また通路・順路はありますが、本当に工房の中を自由に歩いているような、自分のペースで順路を進んでいく形になっています。削る工程が気に入ったら、延々とそこで見ているのも良いでしょう。
卯三郎こけしの特徴の１つであるキャラクター物や写真のような忍者のこけしなど、様々なこけしが工房内にいるので、小さいお子さんと色々なこけしを探しながら見学するのも楽しいですよ！
絵付け体験はここだけの思い出として外せません！絵や色の全く無い素体のこけしをいくつかの形の中から選び、その木に絵を描き、色を塗って完成させるというのが絵付け体験です。
写真ではダルマ型の素体を選んでいます。ここに鉛筆で下書きをしてから絵の具で色付けをするのですが、殆どの方がこけしをデザインしたことは無いと思うので悩まれるかと思います。絵心が無いしこういうのは苦手・・・という方もいるでしょう。
ですが自由な「創作こけし」のお店ですから、自由にのびのびと制作をするととても楽しい時間になりますよ。絵付け体験の場所には実際の製品の色付けをされている方もいるので、わからないことはすぐにプロに聞く事もできますし、過去に様々な方が作った創作こけしの写真も展示されていますし、こんなに自由に好きにできるのだと感じる事ができると思います。作ったこけしは世界で１つだけの宝物になりますよ！
集中して作業をしていると思わぬ速さで時間が流れるもので、下書き、色付け、乾燥、完成という工程には最低でも１時間半くらいの時間を見ておく方が良いです。お時間には余裕を持って参加されるようにしてくださいね！
絵付け体験の所で時間には余裕を持って・・・と書きましたが、最後に紹介するショップも時間をしっかり見た方が良いですよ！なぜならば可愛いこけしだらけだから！
創作こけしは本当に沢山のデザインが存在しています。通常私たちが雑貨屋さんで見かけるアイテムというのはほんのごく一部のアイテムなのだと感じる事でしょう！キャラクター物もバッチリ揃っています！ここならでの「ぐんまちゃん」の創作こけしは数あるゆるキャラグッズの中でも抜きん出た完成度です。
他にも一見こけしに見えて調味料入れというようなアイテムや、小さいこけしのストラップなどもあったりしますので、とにかく目移りする事必至です！極上の創作こけしたちにかなりの悩ましい時間を過ごす事になるので、お時間には余裕を持って！
外にはこけしモチーフの玩具が設置されていたり、２階にはミュージアムも併設されています。見て、触れて、体験して、こけし１つでこれだけ楽しめる場所は、なかなかありませんよ～！
昔ながらのこけしとは一味も二味も違う創作こけしの世界にどっぷりはまるのは必至です！雑貨屋さんでちょっとでもこけしに興味を持った方などは必見のスポットです！
近くには有名な温泉地「伊香保温泉」もあります！是非訪れてみてくださいね！
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(2024/4/25更新)
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