写真:村井 マヤ
地図を見る写真は、桜と天寧寺の三重塔(海雲塔)。天寧寺の裏山には、桜の名所として有名な千光寺と天然の岩を利用した「文学のこみち」があります。
千光寺の有名な「玉の岩」の下から天寧寺や「文学記念室」「中村憲吉旧居」など方面へ階段で降りることができます。
尾道に観光に来られたら、ロープウェイで千光寺山に行かれる方が多いと思いますが、片道切符を買われて、降りるときは石畳の階段を降りて行かれると、尾道を堪能できますよ。ぜひお試しくださいね!
さて、この天寧寺は、貞治6(1367)年の開基の曹洞宗のお寺です。国の重要文化財の三重塔(海雲塔)の姿は美しく、三重塔越しの眺望は、尾道を象徴する風景としてよくカメラ撮影される場所。ここから記念撮影をして旅の思い出に♪
天寧寺では、そのほかにも羅漢堂の五百羅漢、4月中旬から楽しめる枝垂桜や、4月末から5月には牡丹の花が楽しめるため「牡丹寺」とも呼ばれています。お寺の本堂は、三重塔よりさらに下に位置していますので、近くを散策しながら降りて行って下さいね。
牡丹の花は気温が高いと一気に花開きます。開花状況は、お寺の方に確認されてお出かけください。(例年4月下旬〜5月初めが見頃です)
写真:村井 マヤ
地図を見る写真左手に見えるのは、ハーブ園「ブーケダルブル」です。三重塔前の通りを歩き、尾道水道方向に向いて左手に行くと見えてきます。ここからの尾道市街地、尾道水道の眺めも美景です。
ハーブ園ブーケダルブルを中心に、この周辺の古民家をおしゃれにリニューアルした雰囲気のあるスポットは、「イーハトーヴ尾道」と名付けられています。アーティスト園山春二氏が追い求める理想郷なのです。
1997年から広島県尾道市でスタートさせたイーハトーヴ。園山春二氏が廃屋同然の古民家を改修し、「梟の館」としてオープン。この梟の館オープンの1997年以降、近隣の古民家、廃屋を館(シャトー)としてリニューアルし続け、イーハトーヴ尾道を形成していきました。現在は、Barもオープンしています。詳細は、下記MEMOをご覧下さい。
天寧寺三重塔や、「おのみち文学の館」などを見学した後に立ち寄らてもよろしいでしょう。
写真:村井 マヤ
地図を見る写真は、ブーケダルブルの入口付近。秘密の花園が待っているみたいでしょう♪
こちらでは、ハーブティーやケーキセットなどを召し上がることができます。ブーケダルブルでも梟の館でもお茶ができますよ。ブーケダルブルに関しましては、お庭の見学(有料:200円)だけでもできますので、お時間がなければお庭だけでも・・。
外からは想像がつかない素敵な雰囲気ですので、ご覧になって下さいね。また、このイーハトーヴの素敵な世界をじっくり味わうなら、梟の館や周辺の施設にも足を運んでみて下さい。
小路沿いにおしゃれな古民家を利用したスポットが集まっています。そこだけちょっと違った空気が流れていて素敵ですよ。
写真:村井 マヤ
地図を見る天寧寺の正門を線路に向かって降りて行き、線路沿いを左に曲がった所に「ここは?」って感じで、工場のようなお店があります。
まだオープンして間もない「はちみつ専門店 Beeio」。現在土、日のみの営業になっています。というのも、店主の麓(ふもと)さんは大阪にお住まいで、毎週通っておられるから・・。毎月少しずつ、ご自分で手を加えて改装したお店。
元々は、花屋さんの店舗兼住居だったところを2012年に麓さんが購入され、リノベーションさました。作業日数は全て完了するまで約200日はかかる予定だとか。日々、掃除、掃除で、なんとか開店の運びに。
いずれは、こちらに住んで、もう少しお店も開けていく予定。お風呂場には、手作りタイルが貼られ魅力的です。
タイルは「陶房CONEL」さんのワークショップで作成されたものです。手作り感がなんとも素敵なんです♪
陶房CONELについても下記MEMO参照のこと。
写真:村井 マヤ
地図を見るまるで、ミツバチたちの黄金の宝物に誘われたかのよう・・。惹きつけられるようにお店に辿り着いた方は、なかなか鼻が効く方かも♪
「Beeio」の店内に入ると、シンプルな商品棚に蜂蜜瓶が並んでいます。こちらの蜂蜜は、ネパール産がほとんど。花は、野生の花や有機・無農薬栽培されたものです。
「チウリ」「コーヒー」「ライチ」など・・。日本の花とは一味違った名前が書かれていて、思わずどんなもの?と質問したくなります。
そんな方のためなのか、手作りのファイルが置かれており、花の説明と蜂蜜の特徴が書かれています。
気になった蜂蜜があれば、ファイルをご覧になって参考になさってみてはいかがでしょうか?
人気商品は、「コーヒー」のハチミツなんだとか。コーヒーのハチミツは珍しいですが、他のハチミツより「コーヒーという名に、馴染みがあるからではないでしょうか?」と店主の麓さん。ほかにも、ライチ、チウリなどのハチミツも。一番小さな45gで400円から。お手頃価格ですよね。ちょっとしたお土産にも小さくて可愛いのでおススメです。
写真は、「チウリ」というバターツリーの木の仲間の花から採れるハチミツ(ネパール-マクワンブル産)。白い大きな花から採れるハチミツは、バターのようなキャラメル風味の濃厚な味がします。トーストやパンケーキなどの朝食やお菓子などに向いています。
現在は、大半がネパール産ですが、日本蜜蜂が集めてきたハチミツもあります。近々、麓さんが養蜂されたハチミツも販売されるそうですよ。
「はちみつ専門店 Beeio」の営業時間等の詳細は記事下MEMOのリンクよりご確認下さい。
尾道は訪れる度に変化していく、進化する町です。でも新しさの中に古い町並みの風情もあり、そのハーモニーが心地よい町なのです。
今回ご紹介したBeeioの店主麓さんも、瀬戸内海に魅了され、ご自分がされたいことと合致する場所を探し求めていたら「尾道」に辿り着いたそうです。
尾道は、人を引き寄せる可能性を秘めた所なのでしょうね。
今回ご提案した旅の風景は、そんな尾道を象徴しているスポットです。尾道を堪能するなら、脇道や小路の迷路に迷い込んでみて下さい。思わぬ宝物に出会うかも知れませんよ♪
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(2024/3/28更新)
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