こちらが、今回ご紹介する静岡市清水区にある三保園ホテルです。
東京駅から東海道新幹線で、静岡駅まで約１時間。東海道線に乗り換えて、清水駅まで約１０分。駅から車で約２０分の場所にあります。
宿は、富士山が望める素晴らしい景勝地として、２０１３年に世界文化遺産に登録された、三保の松原の中にあります。清水灯台のすぐ近くにあるので、灯台を目印にすると迷わず行くことができます。
宿を正面から見ると、至ってシンプルな白色の建物ですが、一足中に入るとご覧の通り。
一見、日本ではないような異国情緒溢れる雰囲気ですが、ここでも美しい松を見ることができます。ここは、大浴場へ行く通路に面した中庭で、お風呂へ向かう途中こんな眺めが楽しめてしまいます。
ご覧になっているのは「天女の湯」の露天風呂。
湯面には、松などの木々が映し出されていて、まるで鏡のよう。何とも神秘的で、今にも天女が現れそうなくらい妖艶。その上、通り抜ける潮風が心地よく、一押しのお風呂です。
名前にある「天女」とは、松原に天女が舞い降りたと云う伝説が残ることに由来。この温泉は、三保の松原周辺で最初の天然温泉で、源泉かけ流しの湯を楽しめます。宿の入口から、突き当たりの通路を右側へ歩いていくと、天女の湯があります。
内風呂・冷泉風呂・変わり湯・露天風呂の４種類のお風呂があり、変わり湯は、日によってワイン風呂などに様変わり。
ここの温泉は、目に入ると開けていられなくなるほど、塩っ気が強い温泉。温泉の分析表には「塩化物強塩温泉」との記載があって、濃度の高い塩が含まれていてミネラルはたっぷり！！
源泉温度が低めなので、浴槽の湯は、いつまでも入っていたくなるような丁度良い温度。
乳液に浸かっているかのような、つるつるとした感触の湯で、湯上り後の肌もしっとり。
汗をかいたりすると、若干ベトベト感が残るので、気になる方や皮膚の弱い方は、湯上り前に蛇口で洗い流すのがお勧め。
日帰り入浴をやっているので、三保の松原を散策して立ち寄ることも可能。
バスタオルの貸出もあるので、気軽に立ち寄ることができますよ。
『温泉DATA』
泉質：含銅・ナトリウム・塩化物強塩温泉
（高張性・弱アルカリ性・低温泉）
泉温：２６．５度 ｐH７．８
外来入浴：あり
こちらは、三保の松原を代表する「羽衣の松」です。
三保の松原は、南北約７ｋｍの海岸線に、約３万本の松が植えられていて、海岸に沿うように自転車専用道路「太平洋岸自転車道」が通っています。
ホテルのすぐ裏側に自転車道があり、三保園ホテルではレンタルサイクル（有料）を行っているので、気軽に景勝地を巡ることができます。
羽衣の松は、天女がはごろもをかけたとされる松。晴れの日は、富士山も眺められる世界文化遺産の構成資産になった有名な場所。
羽衣の松の近くにある観光協会に、お勧めの見所が書かれた「ちゃり三保map」もあるので、マップ片手にお出かけしてみませんか？
三保園ホテルの駐車場には、誰でも入れる無料の足湯「天女の湯」もあるので、疲れを癒すこともOK!
羽衣の松から続く松並木の参道「神の道」を通るとある「御穂神社」
駿河国三宮で三保大明神とも称され、天女が舞い降りた羽衣伝説ゆかりの社。
毎年１１月１日に行われる例大祭では、舞殿において古くより伝承される「羽衣の舞」が奉納されます。
境内には、本殿・拝殿のほか、舞殿・神馬舎・子安神社などがあり、古来より、朝廷を始め武将などの信仰を集め、現在も家内安全・縁結び・交通安全・安産など、また海の神として信仰されています。
観光名所の見学と併せて、三保園ホテルの温泉を堪能すれば、きっと満足すること間違いなし！ 宿泊の場合、清水駅からの送迎もあるので便利です。
日帰り入浴も手頃な料金なので、三保の松原を訪れたら、是非足を延ばしてみませんか？
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(2024/4/20更新)
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