こちらは、東名高速道路「富士IC」から車で約４０分の場所にある「杵柄養鱒」です。
富士ICを降りて、富士山を右手に見ながら国道１３９号線を朝霧高原方面に北進。
「畜産試験場北」交差点を左折して、道なりに車を走らせると右側に杵柄養鱒はあります。
ここは、富士山麓の国道から１本脇道に入るので、周りはとても静かで、富士山の良質な水が豊富に湧き出ています。
ここで育てられている魚は虹鱒。虹鱒は、綺麗な水で年間を通して一定の冷たい水温を好むため、富士山からの湧水が豊富な富士宮市は、虹鱒が育つには最高の環境なのです。２００９年６月、富士宮市の市の魚に制定され、出荷量は日本一を誇ります。
ここでは、そんな虹鱒釣りに挑戦することができます。釣り道具類はレンタルできるので、気軽に立ち寄って楽しめます（写真は釣堀）。
水面をのぞき込むと、まるで鏡のように砂底まで見える綺麗な水。湧き水ならではの光景を楽しめます。
釣りに行っても魚が釣れないと、あまり面白くないもの。
ですが、ここは釣堀なので、面白い具合にすぐに釣れます。小さい子供や初心者でも簡単に釣ることができます。魚が掛かった時の、ぐぐっとくる瞬間を体感できます。
魚が掛かる時の何とも言えない手応えは、釣り好きでなくてもたまりません。初めて魚を釣り上げる人にとっては、きっと感動的で思わずはまってしまいそうな面白さでしょう。
釣堀にいる虹鱒の大きさは二十数センチは当たり前。３０センチを超える大物もいるので、大物狙いにチャレンジしてみては？
魚の口のように大きく餌を丸めて、魚が沢山いる群れに投げ入れると、大きな魚が釣れるのだとか。
またここでは、鱒のつかみ取りもできるので、ちびっこ達には大人気！
ぬるっとした独特の感触に、子供たちはきっと大はしゃぎ！ 湧き水の冷たさにも、きっと驚くことでしょう。綺麗な水なので、安心して遊ばせてあげることもできます。
※釣った魚は、１キロ単位で持ち帰ることができますが、炭火で焼いてその場で食べることもできますよ。詳細については下記のMEMO【杵塚養鱒】より、ご覧下さい。
こちらは、先程の杵塚養鱒から約２００メートルの場所にある「陣馬の滝」。
養鱒前の道を渡って、道なりに歩くと看板があるので、迷わず行くことができます。
滝と言えば、１本の流れ落ちる滝が頭に思い浮かぶかもしれませんが、この滝は、半円形のまるで広場のような壁から幾つもの水が流れ出ている変わった滝で、高さは約１０ｍあります。
滝の名前は、その昔、源頼朝が富士の巻刈りで近くに陣を張ったことから、「陣馬の滝」と呼ばれています。比較的緩やかな流れの滝で、滝壷はそれ程深くなく、水遊びにちょうど良い場所。
夏になると、ここは子供たちの格好の水遊び広場に変身。富士山からの天然水を、思いっきり頭から被って、遊ぶこともできますよ。
あまりガイドブックに載っていない、レアな場所です。
これだけ水と関わったら、水を味わってみたくなるもの。
ここは「五斗目木川」の起点にあたり、滝の入口には、このような水汲み場があり、水を汲んで持ち帰ることができます。
この水汲み場は大きな木のすぐ根元にあって、富士山の溶岩流の岩間を通ってしみ出した清水が流れ出ています。長い年月をかけてしみ出した水は、ミネラルがたっぷり！ ここの水で入れたコーヒーは、とてもまろやかで、通を唸らせる旨さ。容器があれば、好きなだけ持ち帰ることができるため、この水の旨さにひかれて、県外からわざわざ立ち寄る人が絶えません。
念のため、水は生のまま飲むのではなく、加熱してから頂く方が無難です。
杵塚養鱒は、雨の日でも遊ぶことができます。営業は、土曜日・日曜日・祝日・夏休みです。富士宮市観光協会も推薦する施設で、富士宮市ならではの体験を、まるごとできてしまうような一押しの遊び場です。
養鱒の周りは、わさびの栽培農場などもあり、自然がとにかく多い所。
こんな大自然の中で遊べば、大人から子供までストレスは一発解消！
暑い夏は、特に水が冷たく感じられ心地良く、気持ち良いですよ！！
この記事の関連MEMO
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(2024/4/19更新)
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