ホテル評論家という仕事柄、「一番オススメのホテルはどこですか?」は、一番多く受ける質問かもしれません。そんな具体的ホテル名を問われた時に答えるのが「ホテル ココ・グラン高崎」。ラグジュアリーホテルからビジネスホテル、カプセルホテルに至るまでをフィールドとする筆者のホテル選びは、コストパフォーマンスを重視しますが、これだけの快適性や悦楽度の高い「ビジネスホテル」は希有。ホテルステイに期待を抱かせる素敵な外観を見る限り、これが本当にビジネスホテル?と思ってしまいますが、シティホテルクラスの豪華な施設や客室を有しつつ、料金は手頃な「ハイグレードビジネスホテル」とでも言うべき施設です。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るホテルココ・グラン高崎は、コンビニエンスストアなどのデザートで有名な「ドンレミー(木本製菓)」のホテル事業部が運営しています。高崎に先駆けて、東京の上野と北千住にもホテルココ・グランはありましたが、2012年8月にココ・グランのエッセンスを詰め込み高崎にオープンしました。ココ・グランチェーンのフラッグシップホテルともいえる、ビジネスホテルにして「都市型アーバンリゾート」をコンセプトにしたホテルです。
なんと全室に高級マッサージチェアまで備えます。10階には、サウナや炭酸泉露天風呂なども設置された充実の温浴施設もあり、リラクゼーションや癒しもコンセプトといえるでしょう。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る今回特にご紹介したいのは、ホテル内に1室の最高級客室である、最上階11階の1101号室「プレミアムココスイート」です。100平方メートルの客室には、ベッド幅150センチメートルのベッドが2台にデスクも2カ所あります。また、なかなかお目にかかれない「移動できる」52インチのテレビ、マッサージチェアにデロンギのオイルヒーター、タオルウォーマーまで設置されています。種類豊富な選び抜かれた圧巻のアメニティ、ゲスト導線がよく考えられたレイアウトにも感心するばかりです。
広大なデッキテラスには露天風呂が。まだまだ驚いてはいけません。浴室にはテレビ付きジャグジーバス、そして岩盤浴にスチームサウナまで! 贅の限りを尽くした設備が揃っています。ここは高崎? ビジネスホテル? すっかりリゾートの趣です。
ホテルココ・グラン高崎の楽しみのひとつ、2階ホテルのロビー横にある「レストラン ココ・シエール」。ランチタイムには地元のファンで行列ができるという程の人気を博する高クォリティのレストランですが、通の狙い目はズバリ「ディナー」。ゆっくりと美味しい食事が楽しめることもありますが、アルコール類がホテルにして相当安価で提供されているのもその理由です。高崎市街にも魅力的な飲食店が多くありますが、高崎ステイは「ココ・グランに始まりココ・グランに終わる」というホテル内完結型のステイをおすすめします。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るココがビジネスホテル?というのも驚きですが、もはやビジネスホテルやシティホテルというカテゴライズは無粋。とにかく「利用者目線でイイ!と思うところをドンドン採り入れたい」という嬉しいスタッフの言葉が全てを物語っています。
潤いと癒しのスモールコンセプトホテルともいえる心地の良さはこのような姿勢の上に誕生しました。生まれて間もない「ホテルココ・グラン高崎」。これからの進化がますます楽しみなホテルです。
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(2024/4/20更新)
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