石川県小松市にある「ハニべ岩窟院」は、昭和26年に開かれた洞窟寺院である。
田んぼ以外になんにもない田舎道を走っていると、突如、バストアップの大仏(高さ15m)が姿をあらわす。
洞窟のなかにある像の数々は、先代の都賀田勇馬さんと息子・都賀田伯馬氏の親子二代で作りあげたもの。長さ150mにわたって、手作りの地獄が展開されている。独特のタッチで作られた閻魔さまや鬼たちは、怖いやらカワイイやらで、ほっこりした気持ちになれるスポットだ。
金沢駅の歓楽街からほど近くの路地にあるお茶漬け屋さん「志な野」。
一見、小料理屋のような落ち着いた外観なのだが、このお店、なぜか店員さんが「やっほー」としか喋らないのだ。
店員さんと言っても、経営してるのはご高齢のご夫婦お二人。
お客さんが入店したさいも「いらっしゃいませ」ではなく「やっほー」といい、注文をしたさいも「分かりました」ではなく「やっほー」と言う。
お茶漬けは、ご飯おかわり自由。おかわりをしたい時は、客側が「やっほー」と一声叫べば、おかわりのご飯を持ってきてくれる。
客も店員もやっほーやっほーと叫び続けているので、店内はやまびこのごとく「やっほー」がこだましている。
ある意味、金沢21世紀美術館にも匹敵する現代芸術的空間と言えよう。
営業時間は夜22:00から翌2:00までと深夜のみなので、金沢観光の締めにいかがだろうか。
モーゼといえば、40年もの歳月をかけ、ユダヤの民をイスラエルへと導いた人物。十戒を書き、海を割ったと言われる指導者である。
その偉大なるモーゼの墓が、なぜか石川県の宝達志水町にあるという。
宝達志水町の公式サイトによれば「583歳までの超人的な余生を宝達山で過ごし、三ッ子塚に埋葬された」とのことだ。
「伝説の森モーゼパーク」と名付けられた公園から、山道を10分ほど登ると、それらしい丘とモニュメントがある。
それなりに険しい道を歩くことになるので、動きやすい格好で行くことをオススメする。
北陸新幹線の開通によって、がぜん行きやすくなった石川県。
1度目の観光は「21世紀美術館」「兼六園」などの王道スポットをめぐり、2度目の観光のさいにでも、このようなちょっと変わったスポットを攻めてみてはいかがだろうか。
きっと石川県の違った魅力を感じることができるだろう。
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