写真:やま かづ
地図を見る台湾には14部族の原住民が住んでいますが、そのうちの1つ、タイヤル族の部落があるのが烏來で、台北市の中心部からでも1時間ぐらいで訪れることができます。
「ウーライ」とはタイヤル語で「温泉」を意味し、街の真ん中には温泉が湧きでる川、南勢渓が流れ、湯煙が立ち上っています。
支流の桶後渓沿いに軒を並べる温泉旅館、そして、民芸品や地元食材の土産物屋店、タイヤル料理を提供するレストランなど、メインストリートの烏來老街はぶらっと歩きがとっても楽しいんです。
写真:やま かづ
地図を見る街の東西を流れる南勢渓の河原には公衆露天温泉「烏來熱力温泉」があります。川沿いにできたプロムナードでは休憩する人、おしゃべりに花を咲かせている人、思い思いに時間を過ごしています。
また、このプロムナードからは川面にロープがおろしてありますので、それを伝って河原につくられた露店温泉に入ることができます。
しかし、川の流れ自体は結構速いので、体を持っていかれないか、そばで見ているとヒヤヒヤです。ワイルド〜!
この天然温泉は入場無料ですが、入浴するには水着の着用が必須です。あしからず。
注)大雨、洪水の影響で、2019年7月現在、このエリアへの立ち入りができなくなっています。
写真:やま かづ
地図を見る烏来には山奥の滝、烏來瀑布まで続く全長2.5メートルのトロッコ列車が走っています。このトロッコ列車は1920年代に木材を運ぶ目的で敷設された人力列車ですが、その後は観光列車として活躍しているんです。
4人乗りの車両が3連結、一見、遊園地の乗り物のようですが、その迫力たるや・・・。急カーブに狭いトンネル、ジェットコースター顔負けのその約5分の列車の旅は、もはや立派なアクティビティです。
トロッコには滝への往復で乗ることができますが、おすすめは当然、往路です。トンネルを抜けて目の前がぱっと開けると烏来の滝の雄姿が飛び込んできます。復路は下り道となるので、トロッコには乗らずに歩いて戻るのもいいですよ。
写真:やま かづ
地図を見るトロッコの終点、烏來瀑布駅の正面には観光名所の烏來瀑布があります。その高さは約80メートルと台湾でも大きな滝の一つで、絶壁を一直線に流れ落ちるさまは壮観です。
さらに、この烏來瀑布駅からはロープウェイが、川を挟んだ滝のはるか上空を越えて向かいの山との間を行き来しています。そのロープウェイに乗ると、先ほどまで見上げていた滝を今度は見下ろすことになり、その絶景を楽しみにしている人も多いようです。
その山の上には雲仙楽園という自然遊園地があり、遊歩道沿いにはタイヤル族のレストラン、民芸品屋さん、さらにはホテルなどが並んでいます。雲仙楽園内には散策道のほかに湖やそれに流れ込む小さな滝などもあり、ゆったりとした時間を過ごすにはもってこいの場所です。
写真:やま かづ
地図を見る烏来の街の中心、烏來老街にはたくさんのタイヤル料理のレストランが並んでいます。どのお店の軒先にも、あふれんばかりに名物料理が積み上げられており、気になったものを少しずつ食べ歩くのも温泉街の街歩きの楽しみですね。
しかし、せっかくの烏来、やっぱり、ここに来たなら外せないタイヤル料理があります。それは、もち米を竹筒に入れて炊いた竹筒飯と地元の川エビをフライしたもの、そして地元の山菜を炒めた料理です。塩やニンニクを使ったとっても素朴な味つけで、これがまた日本人の口にはぴったりです。一皿ごとの量も少な目なので、いろいろなお料理をいただくことができます。
そのほか、烏來老街には「烏來泰雅民族博物館」があり、タイヤル族の風習や生活習慣などを紹介しています。タイヤル族は台湾の原住民の中でも特に勇猛で、かつては顔にイレズミをしていた民族としても知られています。
そんな烏来へは台北の中心部からでも1時間で到着、バスも頻繁に走っているのでアクセス抜群です。
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烏来への行き方
台北駅(青島西路と公園路の交差点)からMRT新店線の新店駅を経由するバス849番で終点の烏來で下車。MRT新店駅からなら30分程度で到着。
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(2024/4/20更新)
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