写真:大宮 つる
地図を見る“新潟から両津”を行き来する手段としては、カーフェリーもしくはジェットフォイルがあります。
カーフェリーとジェットフォイルの大きな違いは、旅客定員数、マイカーが乗せられるか・乗せられないか、所要時間(約2時間半or60分)、値段などです。カーフェリーの2等席であれば、片道2,510円(大人)ですが、ジェットフォイルですと6,520円(大人)と約2.6倍の違いがありますので、車の有無やその後の予定などによって、選ばれると良いでしょう。
なお、マイカーはカーフェリーに乗せ、人はジェットフォイルといったこともできます。この場合は港まで車を持っていき、乗船手続きののち、係員の方に鍵を渡せば、カーフェリーに車を乗せてくれます。ジェットフォイルの到着する港までカーフェリーが運んでくれますので、時間を見て港まで取りに行くようなイメージですね。
さて、新潟〜両津を往復するジェットフォイル「すいせい」ですが、航路67.2kmを最高時速約80キロもの速さで運航しています。船に乗っている時間はなんと約60分! ジェットフォイルは“全没翼型水中翼船”の一種で、ボーイング社が開発したもの。正式名は「ボーイング929」です。水の抵抗を減らした構造なので、海の上でもこんなに速いスピードが出せるんです! “海の飛行機”とも呼ばれています。
写真:大宮 つる
地図を見るジェットフォイルは1階席と2階席があります。1階席の1番前は正面の窓から、操縦している気分で海を眺めることができます。
写真:大宮 つる
地図を見る2階席は正面が操縦室となっていますので、正面の様子を見ることはできません。足の不自由な方や階段の苦手な方は、1階席を選ばれるようです。
出航前は多少揺れますが、出航後はそれほど船内が揺れることはありませんので、1階・2階どちらを選ばれても酔うということはほとんどないでしょう。
写真:大宮 つる
地図を見る窓際の席ですと、出航前に船の中から佐渡の景色を一望することができます。
目の前に広がるのは、1,172メートルの金北山(きんぽくさん)を主峰とする大佐渡山脈。手つかずの大自然が残っていることから、登山やトレッキングをされる方にたいへん人気のあるスポットです。なかなか来ることができない場所ですので、この光景を目に焼き付けましょう!
写真:大宮 つる
地図を見るジェットフォイルが両津を出港する際には、船着き場にいるスタッフの方が手を振ってくださいます!
写真:大宮 つる
地図を見るジェットフォイルは最高時速80キロで疾走しますので、安全のためにも席についたらシートベルトを着用します。
ジェットフォイルの中にはスピードメーターがあり、どのくらいの速さで運航しているのかタイムリーにわかります! 時速80キロに到達するときは感動……。
ジェットフォイルの中には、売店や自動販売機がありません。船内で飲食をしたい方は搭乗前に売店で買い、持ち込まれるといいでしょう。冷水器はありますので、のどが乾いたらお水を頂くことはできます。
写真:大宮 つる
地図を見る出発の時間帯によっては、先に出航したカーフェリーを追い越す瞬間を見ることもできます。ちなみに、カーフェリーは最大速力“23.4ノット”で運航しています。※ノットとは海で使われる速度の単位です。
カーフェリーの平均時速は約27キロ、ジェットフォイルの平均時速は約67キロ。約3倍の違いがあるので、あっという間に追い越してしまいます。佐渡から新潟へ戻るときに、船の追い越す瞬間を見たい場合には、進行方向右側の窓際に座られるといいでしょう。
新潟から両津を結ぶ「ジェットフォイル」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
海の上での最高時速80キロを体感したい方は“ジェットフォイル”、オススメです! ジェットフォイル、カーフェリーそれぞれ良さがありますので、行きと帰りで変えてみるなどするといいかもしれません。なお、ジェットフォイルに空席があれば、カーフェリーの乗船券から変更することも可能です。
また、天候によってはジェットフォイルが欠航することもあります。カーフェリーが運航する場合には、カーフェリーに変更となります。記事下のMEMOに、カーフェリーについてまとめた記事を記載していますので、あわせてご参照ください。佐渡への旅行は、船旅も一つの楽しみとして満喫してくださいね!
<「佐渡汽船(予約センター)」の基本情報>
住所:新潟県新潟市中央区万代島9番1号
電話番号:025-245-6122
営業日時:年中無休。8:30〜18:00
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(2024/4/25更新)
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