喜界島の玄関口「喜界空港」。前身は旧海軍の飛行場でしたが、現在は鹿児島県に移管され滑走路長1,200mの空港として利用されています。交通量が少ないため、管制官が配置されていない管制塔の無い空港。パイロットの判断で「喜界空港」での離着陸が決定します。
鹿児島空港と奄美空港から「日本エアーコミューター」が乗り入れしています。「奄美空港」から「喜界空港」まで約20分で到着ですが、実際の飛行時間はたったの5分という近さです。シートベルトをはずす時間もない短いフライト。もちろんCAの方も着席のままです。「奄美空港」から「喜界空港」間は本当に「あっと言う間」を体験できる貴重なフライトではないでしょうか。
滑走路から空港建物へは地上を徒歩にて移動します。到着口では空港係員の方のお出迎えしてくださり中に入りますが、扉は「引き戸」もちろん手動です。荷物は到着口横のカウンターで受け取りをします。 当然のようにベルトコンベア等はありません。そんな空港の素朴な風景も、喜界島の見どころのひとつといえるでしょう。
カウンターには喜界島観光案内マップ等があり、中には地元の小学生が作成した喜界島パンフレットも置いてあります。こぢんまりさと温かさを感じる空港の雰囲気、到着時にじっくり楽しんでみてください。
日本エアコミューターが喜界島路線で使用している飛行機は、36名乗りのプロペラ機 「SAAB 340B」 。鋭角のノーズとピンと跳ね上がった尾翼で外観がとってもスマートなデザインの機体。
「SAAB 340B」の乗降に利用するステップは機体の扉横に収納されており、利用時は扉の中から出てきます。客席は1列と2列の3列構成。こちらもこじんまりとした飛行機です。間近で機体を眺められるのも、喜界島旅行の楽しみですね。
「日本で最も美しい村」連合は、日本の数ある美しい農山漁村の中で、応募手続きにより入会資格審査を通過し、最も美しい村に認定された農山漁村のみが加盟できるもの。加盟後も5年ごとに再審査があります。
鹿児島県大島郡喜界町は「地域独自の体験価値」と「人の営みが生み出した美しさ」があり、「その土地でなければ経験できない独自の景観や地域文化を持つ村」として認定されています。
その昔、マシュー・ペリーが日本に到来した際、喜界島を「バンガロー・アイランド」と名付けたと言われています。
日帰りではもったいない!ゆっくりお泊りで島の景観に癒されに行きましょう。
喜界島の東半分は周囲にサトウキビ畑が広がり、緩やかな稜線を描く台地が広がります。
奄美諸島といえば海の光景のイメージが先走りますが、周囲たった48kmしかない喜界島には、誰もいない広く贅沢な台地があります。
見渡す限りのサトウキビ畑の中を通っている、見渡す限りの一直線道路。
喜界島の東部を横切る約2.5kmの一直線道路「東シナ海へと続く一本道」と言われています。
ここを通っていると見晴らしの良い一本道が果てしなく続き、目の前に広がる大空に吸い込まれてしまうような錯覚に陥ってしまいます。
本当に誰もいない、心安らぐ空気が流れる一直線道路。
喜界島に行ったら是非立ち寄って頂きたい場所です。
日常生活の疲れを癒しに、ちょっとお泊りで喜界島まで旅をされてはいかがでしょうか。奄美大島からのアクセスもいいのも、おすすめです。
天気が悪いと残念に感じてしまいますが、素敵な景観を持つ喜界島は、たとえ晴天でなくても心を癒してくれます。
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(2024/4/25更新)
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