まるで迷うことを愉しむような回廊!伊豆修善寺「湯回廊菊屋」

まるで迷うことを愉しむような回廊!伊豆修善寺「湯回廊菊屋」

更新日:2015/03/22 16:26

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
創業380年余りの伝統と歴史を今に伝える伊豆修善寺温泉の「湯回廊 菊屋」。明治・大正・昭和・平成と、時代ごとに表情の違う建築様式の建物を回廊で繋げているという、ちょっぴり不思議で風情ある宿です。その回廊は、まさに迷うことを前提に建てられたかのよう。和モダンでオシャレな「宿回廊 菊屋」をご紹介しましょう。

文豪にも愛された宿

文豪にも愛された宿

写真:結月 ここあ

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修善寺温泉は、その昔弘法大師が発見したといわれ、伊豆半島で最も歴史がある温泉で、日本百名湯に選ばれています。
その修善寺温泉の中でも、歴史ある「湯回廊 菊屋」は、文豪夏目漱石からも愛された宿としても知られています。

こちらのお部屋は、漱石の庵。時が止まってしまったかのようなアンティークな雰囲気ですが、24時間常時無料サービスの飲み物が置かれています。朝は牛乳、昼過ぎからは乳酸菌飲料、コーヒーはドリップから水出しコーヒーまで揃っているという、宿泊客には嬉しい寛ぎのスペースとなっています。ゆったりとした椅子に座って、コーヒータイムを過ごすのにピッタリ。

回廊を楽しむ宿

回廊を楽しむ宿

写真:結月 ここあ

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玄関から桂川をまたぐように架かった廊下を渡って、帳場や客室へと向かいます。そこからは、池や庭を挟んで回廊が続いています。

この写真は、鯉の泳ぐ池が見えるテラスから回廊を写したもの。
このように夜になると、幻想的で昼間とは違った姿を見せてくれます。この回廊は、各時代に建てられた表情の違う建築様式を繋ぎ、いろいろな景色を楽しむことができます。

一つとして同じ部屋のタイプがない和モダンな客室

一つとして同じ部屋のタイプがない和モダンな客室

写真:結月 ここあ

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客室は、回廊に沿って散りばめられたようにあります。
この写真は新館で、このような和室と障子をあけると広い廊下があり、その先にはシモンズベットの置かれた和室の二間続きとなっています。
空気清浄機や寒い時期には嬉しいこたつもあり、湯冷めの心配もありませんね。

この他、夏目漱石の過ごした「漱石の間」や、昭和天皇がお泊りなった「特別室」にも宿泊することができます。
どのお部屋も、格式と歴史を感じることができます。

多彩な湯殿

多彩な湯殿

写真:結月 ここあ

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菊の紋をあしらった内風呂や露天風呂と、4つの貸切風呂があります。
この写真は、露天風呂「朱雀の湯」です。清潔感のある内風呂と庭園を眺めることができる露天風呂を備えています。
無色透明のお湯ですが、みるみる間にお肌がしまり、すべすべになりますよ。

貸切風呂は露天タイプと内風呂タイプがあり、嬉しいことにどこに入っても予約なし無料で入れます。
入り口に空き室の木札が掛かっていれば、鍵をかけて自由に入ることができるんですよ。

お好みでチョイスできる夕食

お好みでチョイスできる夕食

写真:結月 ここあ

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夕食は、月替わりの趣肴会席を楽しむことができます。
写真は、先付・前菜の盛り合わせです。旬を活かした海の幸山の幸がふんだんに使われた会席料理は、少しづつ何種類ものお料理が次から次へと運ばれてきます。ここで全部のお料理を紹介できないのが本当に残念なくらい、見た目も美しく美味しいものばかり。
また、メイン料理を中心に、煮物や焼き物・洋皿と選ぶことができるのも嬉しいサービスです。

素敵な夕食でお腹いっぱい満足しても、夜遅くなればまたお腹も減ってくるでしょう。
そんな時は、22時から23時までいただくことのできる「夜鳴きそば」のサービス利用しましょう!さっぱりとした醤油味のラーメンで、体もお腹もホカホカで床につけますよ。
(この夜鳴きそばのサービスは、2015年2月に放送された「出没!アド街ック天国」でも紹介されました)

修善寺温泉

「湯回廊菊屋」は、修善寺温泉のバス停の目の前という便利な立地にあります。
バスで気軽に訪れることのできるアクセスの良さは、旅行者には嬉しいポイント。東京方面からでしたら、新宿〜修善寺温泉間の便利な高速乗合バス「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」もあります。1日2往復ですがトイレ付きのバスで、片道2570円、往復でも4600円という値段の安さは嬉しいです。

歴史の溢れる修善寺温泉の「湯回廊菊屋」で、時を旅してみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/15−2015/03/16 訪問

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