金沢尾山神社の神門ライトアップは必見・神社なのにステンドグラスが!

金沢尾山神社の神門ライトアップは必見・神社なのにステンドグラスが!

更新日:2019/01/08 11:36

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
鳥居の奥にステンドグラスがはめられた神門がそびえ、どことなく和漢洋を匂わす不思議な神社。この尾山神社は藩祖・前田利家公を主祭神とする由緒ある神社です。朝・昼・夜と、違った表情を見せてくれる尾山神社。近江町市場や香林坊、金沢城公園にも近く、金沢の旅では是非訪れていただきたいおすすめの観光スポットです。

神社なのに和漢洋

神社なのに和漢洋

写真:東郷 カオル

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尾山神社は加賀藩の藩祖・前田利家公を祀る神社。となると、300年以上の歴史かと想像してしまうのですが、実はこの神社が建てられたのは明治時代になってからなのです。というのも、徳川幕府に遠慮して利家公を祀る神社を創建することができなかったことが理由。
廃藩後、旧藩士たちは楽とは言えない生活の中で、このような豪華な神社を創設したのですから、利家公がどれほど慕われ、藩士たちの心のよりどころとなっていたのかをうかがい知ることができます。

神門は三層からなっており、第一層には戸室石が使われ、第三層にはステンドグラスがはめられています。普通の神社ではお目にかかることはないであろう和漢洋の取り合わせ。派手好みで「かぶき者」と言われていた利家公は、さぞかし喜んでいることでしょう。

金谷神社前の「さし石」

金谷神社前の「さし石」

写真:東郷 カオル

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尾山神社の境内にある金谷神社は前田家歴代の当主とその正室(夫人)を祀っている神社です。神社前には「さし石(力石)」がずらっと並んでいます。もともとはこの石を担いで力と技とを競ったものですが、今では、触れると健康になると言われており、多くの人々が石を触って健康を祈る場となっています。

金谷神社の奥(写真右奥)のほうに登録有形文化財になっている東神門があり、こちらも必見。旧金沢城の二の丸の唐門で、桃山風御殿建築の様式を今に伝える貴重な門です。ここから出て右手のほうに進むとすぐに、2015年3月から新しく公開された「玉泉院丸庭園」の入口に着きます。

神門が見せる、朝・昼・夜の違った顔

神門が見せる、朝・昼・夜の違った顔

写真:東郷 カオル

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尾山神社の神門は、朝・昼・夜で、違った表情を見せてくれます。朝は光が神門の向こうからステンドグラスに入るので、とても色鮮やかに美しく神々しく輝きます。ただ、撮影するには逆光なのが残念なところです。季節によっては上手く撮れるタイミングがあるかもしれませんね。
昼間は問題なく撮影が可能です。鳥居越しに神門を入れると不思議な雰囲気の写真が撮れます。目で見るなら朝がおすすめ。撮影はやはり昼間が良さそうです。

次に、是非見ていただきたい夜の神門をご紹介しましょう。

夜のライトアップ

夜のライトアップ

写真:東郷 カオル

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夜の尾山神社の神門は必見。鳥居の奥の神門にはめられたステンドグラスが妖しく光を放ちます。混雑しているライトアップスポットではありませんが、人通りがなくて物騒というわけでもありません。神門は大通りから見える場所にありますし、裏手の東神門から出ると「玉泉院丸庭園」のライトアップもすぐです。

板屋の御紋梅

板屋の御紋梅

写真:東郷 カオル

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尾山神社の前後は、前田家の定紋・剣梅鉢を模った最中で知られる「板屋」で、和菓子選びもおすすめです。板屋の本店・工房が尾山神社の裏手にあります。
最中はつぶ餡と抹茶餡があり、パリッとした香ばしい皮の中には上品な甘さの餡がぎっしり。甘すぎず、意外とコーヒーにもあいます。一つからでも購入できますので、加賀藩のお土産としていかがでしょうか。

ライトアップバスも便利

毎週土曜日の夜に、金沢の主なライトアップスポットを巡る「ライトアップバス」が運行されています。こちらを上手く利用しながら数か所巡るのもおすすめ。特に茶屋街は昼間とは違った雰囲気が楽しめます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/15 訪問

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