春到来! 大阪城の梅林が一斉に開花

春到来! 大阪城の梅林が一斉に開花

更新日:2013/03/12 19:21

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
全国的に春のぽかぽか陽気に包まれた3月初旬。大阪城内濠の東側に広がる梅林では梅の花が一斉に開花し、多くの花見客で賑わいました。大阪城天守閣をバックに、白や紅色の花を咲かせる梅林は必見。是非ともカップルで訪れていただきたい場所です。

大阪城天守閣に梅の花が映える

大阪城天守閣に梅の花が映える

写真:沢木 慎太郎

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大阪城の梅林へは、JR環状線・大阪城公園駅で降りると便利です。大阪城ホールの裏手にある青屋門を越えた左側に梅林が広がっているので、すぐに見つかります。

大阪城の二の丸東部分にあたる敷地約1.7万平方メートルに、約1270本の梅がずらり。大阪城の梅林は枝垂れ梅が多く、他の地域では見かけない品種があり、なかなかの見ごたえがあります。

2月下旬から3月上旬までが見ごろですが、今年は寒い日が続いたので開花が遅く、3月中旬以降も楽しめそうです。

降りしきる雪のように咲き乱れる梅

降りしきる雪のように咲き乱れる梅

写真:沢木 慎太郎

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まるで雪が降っているみたいに、たくさんの梅の花が咲き誇っています。寒紅梅、八重野梅、鹿児島紅、鶯宿、小梅、古城、白加賀、南高といったたくさんの種類の梅の花を見ることができ、品種の多さでは関西随一と言えるでしょう。

梅林では家族連れやカップルをはじめ、お年寄りの方々、車イスを利用している方も見かけます。都心にあるため、交通の便が良く、気軽に立ち寄ることができる場所となっています。

市民が築いた梅林

市民が築いた梅林

写真:沢木 慎太郎

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大阪城の梅林は、大阪府立北野高校の卒業生が開校100周年事業として、22品種880本を大阪市に寄付したことがきっかけで、1974年3月に開園されました。約40年の歴史があり、地域の方々が守り続けている素晴らしい梅林です。

一本の梅の木から純白と紅色の梅の花が同時に咲いているなんて、なかなか見られるものではないですよ。

大阪のシンボル“太閤さんのお城”

大阪のシンボル“太閤さんのお城”

写真:沢木 慎太郎

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梅を観賞した後に、大阪城天守閣に行かれるのはいかがでしょう。
豊臣秀吉によって築かれた大阪城は、“太閤さんのお城”とも呼ばれ、姫路城、熊本城とともに日本三名城の一つに数えられています。

天守閣は昭和初期に復興されたもので、展示室としても利用されています。
地上55メートル、5層8階の天守閣は屋根の鯱など随所に施された黄金の装飾が燦然と輝いています。8階の展望室からは大阪を一望することができます。

■大阪城天守閣
■開館時間:9:00〜17:00(最終入館は16:30、季節により開館時間延長あり)
■休館日:年末年始(12/28〜1/1)
■利用料金:大人600円/中学生以下、大阪市内在住65歳以上の方(要身分証明書)、障害者手帳等お持ちの方は無料

大阪城を背景に写真を撮るなら…

大阪城を背景に写真を撮るなら…

写真:沢木 慎太郎

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ちなみに大阪城をバックにした写真を撮りたいなら、この極楽橋からがオススメ。写真のように天守閣までがバッチリ移った一枚を収めることができます。

大阪城の梅林は、早咲きから遅咲きまで約100品種の梅がそろっています。また、これからは桜も楽しめる季節。大阪城は緑が多く、市民の憩いの場所でもあります。手作りのお弁当を持って訪れるのはいかがでしょう。デートにもオススメのスポットですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/09 訪問

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