行き先はクロネコヤマト!?嵐山に乗れない謎の電車が走っている

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行き先はクロネコヤマト!?嵐山に乗れない謎の電車が走っている

行き先はクロネコヤマト!?嵐山に乗れない謎の電車が走っている

更新日:2016/07/30 15:50

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター

京都の代表的観光地嵐山と京都市中心部を結ぶ京福電鉄は、通称嵐電(らんでん)と呼ばれるローカル線。その嵐電にクロネコのヘッドマークを付けた謎の電車が目撃されています。その電車は普通の人は乗車ができないということで更に謎が深まるばかり。実は地球温暖化防止にも役立っているという謎の電車を見に嵐山へ行ってみましょう!

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行先は「ヤマト運輸専用」謎の電車の正体とは!?

行先は「ヤマト運輸専用」謎の電車の正体とは!?

写真:bow

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多くの観光客が訪れる嵐山。その中心部にある通称嵐電(らんでん)と呼ばれるローカル電車の嵐山駅は京都市内中心部へ向けての始発駅。いつもホームには出発を待つ電車が待機しています。そんな嵐山駅には夕方、ちょっと他の駅では見られない光景が。実は、毎日決まった時間に乗ることができない変わった電車がやってくるのです。

ホーム案内の電光掲示板をよく見ると行先表示の場所に「ヤマト運輸専用」の表示が出ています。しかもご乗車になれませんとの案内も。初めて訪れた人にはなんとも謎めいた存在の「ヤマト運輸専用」の電車を紐解いていきます。

謎の電車に乗り込むのは荷物だけ・・・?

謎の電車に乗り込むのは荷物だけ・・・?

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謎の電車はクロネコヤマトのロゴマークがついたヘッドマークを掲げています。乗車することはできませんが、乗りたい気持ちを押さえつつ、その電車を観察していると・・・。なんと、乗り込んだのは荷物!ヤマト運輸の集配用のコンテナだったのです。嵐山にやってくる謎の乗れない電車は、ヤマト運輸の配達区間を一部電車にて輸送しているものだったのです。

実はこれ、「モーダルシフト」と呼ばれる貨物輸送の転換の一例。従来トラックによって嵐山地区と物流ターミナルを結んでいましたが、その部分を嵐電を使って荷物を輸送しているのです。ヤマト運輸では、以前から物流ターミナル間での鉄道輸送を行っていましたが、物流ターミナルと営業所との間で「モーダルシフト」を行うのは嵐山が初!ちなみに嵐電は京都で唯一の路面電車。このように路面電車を宅配サービスに利用した例は全国でも初めてなのだそう。

追跡!クロネコヤマト専用電車!

追跡!クロネコヤマト専用電車!

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荷物だけが乗った、ヤマト運輸専用電車。本当に誰も乗せないのか実際に追跡してみると、本当に誰も乗せずに淡々と荷物を運んでいきます。そして最後にはトラックへと荷物を乗せ換えて終了。

このように従来トラック輸送をしていた区間をまるまる電車での輸送にしたことで、嵐電沿線で集配に伴うCO2の削減量はなんと30%にものぼるそうです。環境保全以外にも、渋滞緩和などの波及効果も。更に嵐山地区では電動自転車や電気自動車を用いた集配を行っており、この取り組みは高く評価されています。そして平成26年には「平成26年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰」として国土交通大臣から表彰を受けたのです。

嵐電嵐山駅はホームにクロネコヤマトの集配所がある駅

嵐電嵐山駅はホームにクロネコヤマトの集配所がある駅

写真:bow

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嵐電の嵐山駅は改札口が廃されていて、電車に乗る人以外もホーム内に自由に立ち入りができる珍しい駅です。ホーム内にはカフェやバルなどいろいろな店舗が立ち並んでいて、足湯まであるのです。

そして、ホームにはこれまた珍しいヤマト運輸の店舗も。ここでは普通に荷物の発送ができ、集められた嵐山地区の荷物が「ヤマト運輸専用電車」に乗って運ばれていくのです。また、ここから嵐山地区へと配送される荷物もトラックを使わずに自転車などで配達されており、集荷から配達までECOに取り組んでいるのです。

「ヤマト運輸電車」に乗る方法があった!

「ヤマト運輸電車」に乗る方法があった!

写真:bow

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このヤマト運輸の貸切荷物電車。決して乗ることが出来ないとご紹介しましたが、実は乗る方法があるのです!夕方は嵐山から市内方面へ向けて荷物を乗せて走るのですが、早朝は市内方面から嵐山に荷物を運んでいます。

ちなみに朝は通勤時間帯ということもあり、連結して2両で走っていて、往路はその片方が荷物専用車両となっています。しかし復路は貸切電車ではなく荷物を下ろした状態になり、クロネコのヘッドマークをかかげていますが、乗ることができる普通の電車として走っているのです。さすがに荷物と一緒には乗ることはできませんが、鉄道ファンにとっては面白い体験かも!?

「ヤマト運輸専用電車」を見に、そして乗りに行ってみよう!

もう一度おさらいをしておきますと、クロネコヤマトのヘッドマークが付いた電車が走っているのは平日の早朝と夕方の2回。朝は市内中心部から嵐山へ向けて。夕方は嵐山から市内中心部へ向けて走ります。

2016年7月現在、乗ることのできるクロネコヘッドマークの電車は7時40分ごろに嵐山駅に到着します。7時30分頃に嵐山駅にいれば電車に遭遇、乗車することができるでしょう。

全国でも珍しい、路面電車を使った荷物の輸送サービス。おなじみのかわいいクロネコマークを付けた電車を訪ねて京都嵐山へいってみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/18 訪問

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