色鮮やかなツツジが圧巻!東京・根津神社「文京つつじまつり」に行こう!

色鮮やかなツツジが圧巻!東京・根津神社「文京つつじまつり」に行こう!

更新日:2015/03/20 16:31

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
日本は、四季の美しい国。中でも、春の花々の美しさは格別です。春を代表する花、桜が散ると、次は色とりどりのツツジが私たちの目を楽しませてくれます。

東京都内に、「ツツジの名所」と言われる根津神社があります。都心にありながら境内に約100種3000株というツツジの花々がカラフルに咲き乱れる景観は、まさに名所。4月から5月にかけて「文京つつじまつり」も開催される、春の根津神社をご紹介します。

表参道鳥居から

表参道鳥居から

写真:渡部 洋一

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東京都文京区にある根津神社。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が1900年近く前に創祀したと伝えられ、東京十社のうちの一社に数えられる由緒ある神社です。古くは「根津権現」とも称されたこの神社は、森鴎外の「青年」や夏目漱石の「道草」など、日本を代表する文豪の小説にも登場します。

そんな格式高い根津神社への入口、表参道鳥居。金色の「根津神社」の文字に威厳を感じる朱色の鳥居の向こうには、春の若々しい新緑と、境内のつつじ苑に咲き誇るツツジの数々が見えています。
境内への期待を膨らませながら、鳥居をくぐりましょう。

境内には、圧巻のツツジたちが

境内には、圧巻のツツジたちが

写真:渡部 洋一

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境内を埋め尽くすようなツツジの風景は、まさに圧巻!
境内のつつじ苑には、約100種3000株というツツジの花々が競うように咲き乱れます。
モコモコとした可愛らしいツツジたちは、それぞれ個性的な色をしています。赤、ピンク、白、そしてまだ葉の緑によって作られる斑の絨毯は、春の色の芸術作品です。

ちなみに、ツツジの主な種類としては、赤い「キリシマ」、ピンクの「ミシマツツジ」等があります。
根津神社の色鮮やかなツツジたちは、桜に負けない春の日本の美しい風景を作り出しています。

ツツジの中に立つ、千本鳥居

ツツジの中に立つ、千本鳥居

写真:渡部 洋一

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色鮮やかなツツジの中に埋もれるように立つ、千本鳥居。
根津神社境内にある「乙女稲荷」へと人々を誘う、神の道です。この千本鳥居を北から南に通り抜けると、邪気が祓われると言われています。
カラフルなツツジに囲まれた、神秘的な鳥居の道を、是非くぐり抜けてみたいですね。

ツツジの中を歩く道

ツツジの中を歩く道

写真:渡部 洋一

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つつじ苑の中には、人が歩ける道が設けられています。両側に色鮮やかなツツジを見ながら歩く、最高に贅沢な春の散歩道。ゆっくりと歩きながら、写真を撮ったり香りを嗅いだり、春を楽しむ人々で賑わいます。
都心とは思えない、魅惑の春の道を、あなたも歩いてみませんか?

拝殿の装飾も見事

拝殿の装飾も見事

写真:渡部 洋一

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境内に咲き誇る色とりどりのツツジで賑わう、春の根津神社。もちろん、この神社の魅力はツツジの花だけではありません。

日本武尊の神話の時代から伝説が残るほど、長い歴史を持つ根津神社。現在の社殿は江戸時代の宝永3年(1706年)の創建であると記録されています。5代将軍徳川綱吉の世継が定まった際、「天下普請」とさえも評された大工事で造営された社殿は、「権現造の傑作」とされています。

写真は、根津神社の中心に建つ「拝殿」。どこか日光の東照宮を思わせるような、煌びやかで精緻な装飾が、建造した徳川幕府の力の入れようを物語っています。根津神社では、日本の春の美しい花だけでなく、美しき日本の建築を楽しむこともできるのです。

つつじまつりは4月中旬から!

いかがでしたか?
都内有数の由緒ある神社である「根津神社」、その境内に咲き乱れる色鮮やかなツツジの風景をご紹介しました。

根津神社のツツジの見頃は、例年4月中旬から下旬。ツツジの種類が非常に多く、それぞれ開花時期が違うため、長い期間に渡ってツツジの見頃を楽しむことができます。
4月中旬から5月初頭にかけて開催される「文京つつじまつり」の期間中は多くの人々で賑わう、東京を代表するツツジの名所です。

なお、根津神社へのアクセス、「文京つつじまつり」の日時や入場料、入場時間等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/04/28 訪問

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