驚異の絶景!伊・世界遺産ドロミテ「トレ・チーメ」

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驚異の絶景!伊・世界遺産ドロミテ「トレ・チーメ」

驚異の絶景!伊・世界遺産ドロミテ「トレ・チーメ」

更新日:2017/03/31 17:06

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC トラベルライター、音楽講師

世界中の人々を魅了するイタリアの世界遺産ドロミテ地方(ドロミーティ)。ドロミテと言えば、彫刻のように美しい山々が大きな魅力。観光大国イタリアの中でも人気の高い旅行スポットです。そのドロミテの数ある名山の中でも、ひときわ威容を放つ山が「トレチーメ」。トレッキングコースはスタートから絶景に次ぐ絶景。道端の可憐な花々、天空に聳える峰々、絶壁の山肌に張り付くクライマーの姿も!さあ、絶景トレッキングへGO!

「トレ・チーメ」へのアクセスは“コルティナ”または“ドッビアコ”から。

写真:フルリーナ YOC

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ドロミテを代表する名山「トレ・チーメ」の正式名称はTre Cime di Lavaredo。その名の通り三本の峰が天空に聳えるこの山塊は、ドロミテ東部に位置。コルティナ・ダンペッツォ、またはドッビアコからアクセスできます。

コルティナからのバスは、ドロミテの真珠と呼ばれるミズリーナ湖で乗り換えます。ミズリーナ湖は海抜1754m・周囲2.6km・水深5mの湖で、巨大なソラピス山塊を湖面に映す美しい湖。ソラピスの前に建つホテルはグランドホテル・ミズリーナ。

写真:フルリーナ YOC

この写真はトレチーメの南西に位置するミズリーナ湖から眺めるトレチーメ山塊。まだ3本の峰は見えず、お馴染みの写真とは全く違った山容。バスはミズリーナ湖を出発すると、グイグイ坂道を登って行きます。

写真:フルリーナ YOC

トレッキングの起点となるのは、アウロンツォ小屋(2320m)。バスの終点もここアウロンツォ小屋(Rif,Auronzo)で、駐車場もあります。ここで帰ってもいい!と思えるほどの絶景ですが、ここで満足してはいけません。3本岩の絶景を見るために、「トレチーメ」の絶景ポイントまで1時間半ほどのトレッキングに出かけましょう。

靴は坂道でも底の滑らないトレッキングや登山用のものがお勧め。トレッキング用ステッキも持っていると便利です。

絶景なるかな!次々と変化する驚きの風景

写真:フルリーナ YOC

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ハイキングはスタート地点から絶景!荒々しい岩肌と個性的な峰々が織りなす風景はドロミテならではの醍醐味。この写真は歩き始めてしばらくした頃、振り返ったアウロンツォ小屋方面。トレ・チーメと逆の方向には、クリスタッロ山群、ソラピス山群、カディーニ山群等が見えます。

写真:フルリーナ YOC

トレッキングコースの右側には、アンシエイ渓谷。まるで湖のように幅広のアンシエイ川が流れます。奥に見えるのはサンタ・カテリーナ湖とアウロンツォ・ディ・カドーレの町。

写真:フルリーナ YOC

トレッキングでは道端の可憐な花々も目を楽しませてくれます。植物好きな方はハイキング用の高山植物図鑑を持っていくと楽しいですよ。

林立するドロミテの個性的な峰々が圧巻

写真:フルリーナ YOC

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このギザギザの山々はカディーニ山群。主峰はCima Cadin di San Lucano(2839m)。ドロミーティの山々は、ドロマイトと呼ばれる石灰岩でできています。その岩盤が雪崩や風雨に浸食され、鋭い峰々や断崖の特異な山容となりました。レオナルド・ダ・ビンチの絵の背景に描かれているギザギザの山々にも似ていますね。

写真:フルリーナ YOC

トレッキングコースは変化に富む絶景の連続。歩くのに疲れたら立ち止まって、壁のように切り立つ壮大な岩壁を見上げてみましょう。ロッククライマーが岩壁に張り付くように登っている姿を見つけることができるかもしれません。

写真:フルリーナ YOC

トレッキングの途中では、ときどき立ち止まって360度ぐるりと風景を眺めてくださいね。前も後ろも、右も左も絶景ですから!ラヴァレード小屋まではこの写真のように平坦で歩きやすい道が続きます。

最後の難関・ラヴァレード峠!ゆっくり登れば大丈夫!

提供元:Fototeca ENIT/Gino Cianci

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ラヴァレード小屋を過ぎると最後の難関!トレチーメの鞍部・ラヴァレード峠を目指します。今までの平らな道とは違い、目の前に峠が立ちはだかります。標高差は100mほどですから、ゆっくり歩けば小さな子供でもご年配の方でも登れます、3本の頂が天に聳える絶景を見るために、ぜひ頑張って登ってくださいね。

写真:フルリーナ YOC

峠に向かう道は2つあり、早く峠を登りきりたい人はラヴァレード小屋手前を左に、少々急な坂を登りましょう。急ぐのでなければラヴァレード小屋を通り越し緩やかな坂のコースを。大回りをする分トレチーメの様々な表情を楽しめます。どちらも少しきつい坂ですが鞍部を回り込んだら、あの絶景が待っています!

提供元:Fototeca ENIT/Gino Cianci

http://visitaly.jp/

ラヴァレード峠まで来ると、いよいよ美しいトレチーメ北壁が姿を現します。右が北壁、左が南壁で、見る角度で全く違う山容!

トレ・チーメ!天に聳える3本の美しき頂!

写真:フルリーナ YOC

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トレチーメ鞍部を北側へ回り込むと、あの3本岩の凄い眺めが目の前に!3つの頂を真下から仰ぎ見る迫力は言葉を失います。大自然が造ったトレ・チーメの威容は、まさに世界自然遺産にふさわしい絶景!

写真:フルリーナ YOC

鞍部から坂を少し下りていくと、トレチーメの撮影ポイントに出ます。3つの峰は左からチーマ・ピッコロ(小さな峰)2857m チーマ・グランデ(大さな峰)2999m チーマ・オヴェスト(西の峰)2973m。この断崖絶壁にも時折ロッククライマーの姿があるので目を凝らしてみてみて下さいね。

写真:フルリーナ YOC

この眺めで十分!という方は、トレ・チーメ北壁の威容を目に焼き付け、来た道を引き返し戻っていきましょう。まだまだ歩ける体力と時間がある方は、ここからロカテッリ小屋・ランガルム小屋を経由しトレ・チーメを1周するコース(アップダウン有)や、トレ・チーメからセスト村へ降りていくコースもお勧め。体力に合わせて、コースを選んでみてくださいね。

最後に。アクセス情報その他

ドロミテは絶景に次ぐ絶景を楽しめる観光地。公共の交通機関を使っての自由旅行が不安な方は、トレ・チーメのトレッキングが組み込まれたツアーがお勧め。時間に捕らわれずゆっくり絶景を楽しみたい方は、ぜひ個人旅行に挑戦してください。コルティナ・ダンペッツォ、ミズリーナ湖、ドッビアコからは、公共バスで簡単にアクセスできます。コルティナ・ダンペッツォへは、ヴェネツィアからも長距離バスが出ており、またドッビアコへはオーストリア側からのアクセスも可能です。ドロミーティのバスの情報はMEMOをご参照ください。

夏場にドロミテに行く方への情報。
夏のシーズン、ドロミテ地域は、午後から夕方になると雷が発生することがあります。トレッキングやハイキングは午前中から午後の早い時間にかけて出かけることをお勧めします。また突然雨に降られた時のためにレインウエアも持っていくと便利です。

それではみなさん、絶景の旅を!

掲載内容は執筆時点のものです。 2004/07/20 訪問

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