キューバは日本からは距離的に遠いだけではなく、共産主義国ということもあり、とても遠い国です。キューバはカリブ海の北西にあり、フロリダのキーウェストから約200kmです。アメリカとキューバ間は2015年7月に正式に国交回復しましたが、両国間の関係の修復にはまだ時間がかかると言われています。様々なインフラの基盤が出来ておらず、アメリカ人のビザ取得は簡単でなく、更にアメリカからの入国には空路だけでなく、フェリーなどもありません。
日本からはメキシコかカナダを経由してキューバに入国することになります。日本人はキューバ訪問にビザは不要で、事前にツーリストカードを申請すれば入国可能です。訪問の準備に関しては、メモの在日本キューバ大使館のリンクをご参照ください。
ハバナの空港に着くと、預けていた手荷物を受け取ったらすぐ入国審査があります。宿泊に関してなど2-3の質問を受けますので、帰りの航空券と、宿泊の予約が証明できる書類をすぐ出せるようにしておきましょう。ターミナルに入ると、賑やかなキューバ音楽があちこちで流れ、気温の高さに圧倒され、キューバに到着したことを実感します。
写真はハバナのアルマス広場です。アルマス広場はハバナ旧市街で最も古い広場です。アルマス広場の中心的な建造物は、Palacio de los capitanes generalesという宮殿ですが、和訳すると"大元帥の宮殿"が適当でしょう。軍隊で最も階級の高い人物の宮殿です。ラテンアメリカにおいて最も美しいバロック建築であると言われています。
1845年にスペイン人ハイメパルテガスによって設立されました。日本でもコイバやモンテクリストといった葉巻は流通していますね。お値段もかなりなものですが、葉巻ファンにとってはこの上ない楽しみのようです。
この工場では400人以上の従業員が勤務しています。工場の中に入ると、葉巻がゆったりと吸えるバーもあります。
パルテガスの公のホームページはありませんが、キューバの見どころを紹介しているサイトがございます。リンクはメモをご覧ください。
キューバは人種のるつぼです。キューバ政府は、人種の統計は人種差別につながるとして正式な統計を拒んできました。
おおよその割合では、スペイン系を主とした欧州白人が約50%、黒人が約10%、白人と黒人の混血が約35%、中国系は約1%と言われています。こうして現在の多植民国家を作っています。
中国人に関していうと、1850年前後が中国からの移民が押し寄せた時期であり、そのほとんどはサトウキビやコーヒーの農耕に従事しました。世代は変わり、人種は混ざり、今では中国らしい文化や人間は減ってきていますが、それでも中国移民たちの子孫たちは文化を維持していく努力を忘れず、人気のあるレストランや雑貨店などは今でも健在です。
マレコン(Malecón)はスペイン語で、海沿いに沿って建てたれた防波堤に並んだ道のことです。ハバナのマレコンは、世界でも最も知られたマレコンのひとつです。
ハバナのマレコンはハバナとベダドを結んでいて、主要交通路ではありますが、夜や週末には若者で溢れます。若者が出会う場とでも言ったらいいでしょうか。海を眺めながら、何時間でもおしゃべりが絶えない楽しそうな光景をよく見かけます。夕方には日没と共にとてもロマンチックになり、恋人たちの姿も多くなります。
カーニヴァルやお祭りになると行列が通るために交通が規制されます。マレコンはハバナ人にとっては、とても重要な道路です。
キューバは安全な国だと言われています。空港についてすぐ気づきますが、町中あちこちに警察官が立っています。国家の安全を重視するのは観光客にとっては有難いことです。
また、ハバナには沢山の博物館や美術館がありますが、治安がいいこともありゆっくりと見学出来るのが有難いですね。
写真は旧市街のカピトリオ(旧国会議事堂)です。ワシントンDCの連邦議会議事堂を模倣して作られました。
遠い上に共産国であるために、日本人には行きづらかったキューバです。冷戦時代にアメリカの経済封鎖によりどん底と言われたキューバの経済もヨーロッパをはじめとする沢山の外国人からの観光収入でどうにかやってきました。2015年7月にはキューバと米国間の国交が正常化され、今後の発展が期待されます。
治安が非常に良く太陽が微笑むハバナへ、ラテン音楽や葉巻を求めて行ってみませんか。真っ青なカリブの海と真っ白な海岸が迎えてくれることでしょう。
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