鋸山は西暦725年、聖武天皇の勅詔によって、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が開山しました。
近年パワースポットとして有名で、休日になると観光客でにぎわいます。ロープウェイで山頂まで行くこともできますが、ロープウェイ下駐車場が混雑していたので今回は山頂駐車場を利用しました。
鋸山登山自動車道の入口で駐車料金1,000円(普通車)を支払い山頂駐車場を目指します。途中、大仏エリアに駐車場がありますが、どちらに駐車しても見る順番が違うだけで見学内容は同じですのでご安心ください。山頂駐車場に車を停めて見学していく順番の方が一般的かもしれません。
拝観料(大人600円)を支払うと目の前には長い階段が!!
写真は「地獄のぞき」に向かう道です。はじめは浅い階段が続いていますが、途中から高い階段になり、上るだけでも結構しんどいです。ほとんどが石段なのでブーツで上っている人も中にはいましたが、出来たらスニーカーなど歩きやすい靴持参をおすすめします。
「地獄のぞき」からの景色、とっても素敵だと思いませんか??
先端に行くまでの急勾配な階段を上がるのはひやひやでしたが、辿り着くと
目の前には素晴らしい絶景が広がっています!!
視界を遮る高い建物や山もないので、自然豊かな房総半島や東京湾はもちろん、
富士山まで見ることができるんです♪
こちらの写真でうっすらと島のように見えるのが、神奈川県の三浦半島です。
東京湾を真ん中にはさみ、ほぼ対岸に位置するのが神奈川県横須賀市になります。
鋸山から車で数分の場所には東京湾フェリーの金谷港があり、横須賀市の久里浜港まで
およそ40分で行くことができるんです。
フェリーを利用すると、1日で南房総と三浦半島の観光ができますね(^^)
「地獄のぞき」を30m程横にある別の展望スペースから見た景色です。
岩壁から一歩踏み出したような変わった地形になっています。高さはおよそ100mあるそうですが、切り立った大きな岩壁を見るとそれ以上に感じられます。
名所だけに「地獄のぞき」の先端にかけて、たくさんの観光客でにぎわっています。
実際に「地獄のぞき」に立つのも怖くて勇気が必要ですが、こうやって離れた場所から第三者の目線で見る写真のような光景も、人が落ちそうに見えて違った怖さを感じられます。
百尺観音は戦争の犠牲者と交通犠牲者供養のために、昭和35年から6年の歳月をかけ、石切場の跡地に彫られました。
高さは百尺(およそ30メートル)。圧倒される大きさです。
百尺観音の広場から頭上を見上げると、「地獄のぞき」が見えますが、こちらは高い岩壁に周りを囲まれたような広場になっているので、見上げると何とも言えない迫力が感じられます。
切り立った崖は太陽の光のほとんどを遮り、薄い光の中の百尺観音は少し神秘的な雰囲気が漂っています。正面にはベンチがあるので、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり眺めることができるのも嬉しいですね。
座っている大仏では日本最大級の大仏「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」です。高さはおよそ30メートル、奈良の大仏でも15mくらいなので倍の大きさとなりますね。
世界平和と万世太平を祈願して、天明三年(1783年)に元となる大仏の建造がはじまったそうです。大仏のまわりには季節の花が咲いていて、私の訪れた2月末には写真のように梅の花が咲いており、とても和やかな気持ちになることができました。
鋸山はとっても人気の観光地です。大人から小さな子供までたくさんの人が訪れていますが、急勾配な階段もありますので、無理せずゆっくり見学するのがいいですね。自然もいっぱいで、ふと立ち止まると鳥の鳴き声も聞こえ心洗われる気持ちになります。
ちょっとした運動にもなりますので、どんどん暖かくなるこれからの季節、とってもおすすめの場所です♪
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(2024/4/25更新)
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