あの老舗料亭のお弁当も!金沢百番街「あんと」厳選駅弁5選

あの老舗料亭のお弁当も!金沢百番街「あんと」厳選駅弁5選

更新日:2015/03/15 15:17

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
2015年3月14日(土)北陸新幹線が開業!
首都圏と北陸の鉄道での移動が、短時間でできるようになりました。ご旅行、帰省、出張など目的は様々でも、駅弁は鉄道での移動の際の楽しみの一つですよね。
JR金沢駅構内の金沢百番街「あんと」なら、北陸を代表する銘店や老舗のお店が集結しているので、気軽にサッとお弁当選びができて便利。石川県を代表する食材や郷土料理を味わうことのできるお弁当をご紹介します。

「芝寿し」の「金沢日記」

「芝寿し」の「金沢日記」

写真:Mayumi T

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笹寿司や押し寿司でおなじみの「芝寿し」のお弁当です。

昔から金沢では、お祝い事や家族での団らん、親戚の集まりなど、人々の集まる場所には笹寿司や押し寿司があります。以前は各家庭でつくられたものですが、現代では環境の変化や食生活の変化により、気軽に購入ができるものに根強い人気があります。そんなお寿司を作り続けている名店「芝寿し」。ここのお弁当の中でも人気なのが「金沢日記」です。

鮭の笹寿司やいなり寿司などに加え、がんもどきや南瓜、こんにゃくなどを薄味で食べやすく、あっさりとした味付けに仕上げた煮物、鯖(さば)の照り焼き、卵焼き、鶏肉の魚醤揚げ、海老煮、蓮根の酢漬けなどが盛り込まれています。おなじみの笹寿司が味わえ、どなたでも食べやすい味付けになっていることもあり、人気のお弁当です。

「芝寿し」には、他にも様々な定番のお弁当や季節限定のお弁当、また気軽に食べることの出来るバラエティ豊かな笹寿司、棒寿司などが豊富にあります。

「逸味 潮屋(うしおや)」の「あわびめし」

「逸味 潮屋(うしおや)」の「あわびめし」

写真:Mayumi T

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「逸味 潮屋」は、日本海でとれた新鮮な魚を加工、販売しているお店です。この加工の過程で使われる調味料にはとてもこだわりをもっていますので、石川県産の能登の揚げ浜塩や金沢の大野醤油、加賀の純米酒など地元のものが使われています。

「あわびめし」は、品数豊富な中でも人気のある商品。石川県は能登の輪島産のあわびのダシで炊いたご飯の上に、さらに蒸したあわびをふんだんにのせてあります。歯ごたえの良さの中にも、噛むほどに甘いあわびの旨みが感じられ、とてもおいしい!

金沢にいながらにして、能登輪島産のあわびを気軽に味わうことができます。「逸味 潮屋」では他に「鰤(ぶり)のたたき」や「サーモンのたたき」、また昆布〆など種類が豊富ですよ。

「金澤玉寿司」の「三彩」

「金澤玉寿司」の「三彩」

写真:Mayumi T

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「金澤玉寿司」は、金沢の伝統料理を味わうことのできる寿司処です。総本店は金沢市片町にあります。

「三彩」の食材は日本海産のものにこだわり、豊富にとれる甘えび、かに、イクラなど幅広い年齢層の人々に好まれる人気のネタを使っています。また艶やかな甘えびには、金箔(日本の生産量99%を占めるのが金沢)がほどこされています。またこのお弁当は、加賀友禅の豪華な色彩をイメージしてつくられていますので、目でも楽しめるお弁当でもあります。甘えびやかに、イクラを思う存分、味わえますよ。

※加賀友禅(かがゆうぜん)・・・国指定の伝統的工芸品。確立された染色技法とそれにともなった作品のことをいいます。加賀五彩(藍、臙脂(えんじ、濃い紅色)、草、黄土、古代紫)と呼ばれる色彩で知られています。

「大友楼」の「特選かにめしとステーキ丼」

「大友楼」の「特選かにめしとステーキ丼」

写真:Mayumi T

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創業が天保元年(1830年)、金沢市尾山町の老舗料亭「大友楼(おおともろう)」。「大友楼」は藩政時代に加賀藩の御膳所をつとめ、当時から受け継がれてきた伝統を守り、郷土料理や古くからの儀式料理を大切にしています。

料亭での料理の全てには地元の食材、器においても地元の伝統工芸品が使われています。また旬の加賀野菜が、バリエーション豊かに使われています。

画像は「特選日本海かにめしとステーキ丼」のお弁当。かにの身がのったご飯とお弁当サイズの食べやすい大きさのステーキがのったご飯、また野菜を多く使われていて、肉、魚、野菜と、とてもバランスの良い組み合わせになっています。

「大友楼」の「金沢の四季」

「大友楼」の「金沢の四季」

写真:Mayumi T

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こちらも老舗料亭「大友楼」のお弁当で「金沢の四季」。古くからの伝統を受け継いできた老舗料亭の味を、そのままお弁当で味わうことができます。

ご飯の上には、かにの身がとてもふんだんに使われています。またご飯自体にもかにの身が混ぜ込まれていて、甘いかにの身を思う存分楽しむことができます。そして海老をはじめ蕗(ふき)や竹の子などの野菜を使った煮物、五目巻玉子、郷土料理の治部煮、海老の天ぷらや焼鮭、他に錦糸玉子や蒲鉾、きぬさやなどでとてもきれいに彩られています。またかわいらしい和菓子も添えられており、ボリュームたっぷりのお弁当です。

※「大友楼」の料亭は、JR金沢駅から北陸鉄道のバスで約10分程。「南町(みなみちょう)」「尾山神社(おやまじんじゃ)」下車。バス停から徒歩約1分程です。

おわりに

JR金沢駅構内の金沢百番街には、他にもお弁当を取り扱っている店舗がありますので、お好みのお弁当を是非、選んでいただいてお手軽に金沢、石川、北陸の味を味わってみてください。また各店舗には、ご紹介以外にも季節限定のお弁当など、様々なお弁当が盛りだくさんです。

お弁当なので日持ちはしませんが、購入当日中に手渡しができるご家族やご近所、ご友人などの方でしたら、お土産にも最適。是非、北陸の味を品数豊富な金沢百番街の駅弁でご堪能下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/27−2015/01/05 訪問

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