恋に効くパワースポット!名古屋「笠寺観音」で縁結び!!

恋に効くパワースポット!名古屋「笠寺観音」で縁結び!!

更新日:2015/03/13 15:02

パワースポットと呼ばれる神社仏閣は数々あれど、そのご利益はさまざま。全国的に有名な「熱田神宮」をはじめ、ここ名古屋にも隠れたパワースポットがいくつか存在します。
今回は「とにかく恋のご利益を受けたい!」と思っているあなたに最適な穴場スポット「笠寺観音」をご案内します。

「六地蔵」と「抱き地蔵」に願いを託して

「六地蔵」と「抱き地蔵」に願いを託して
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名鉄本笠寺駅から徒歩3分。昔ながらの商店街の奥に、ひっそりと佇んでいるのが「天林山笠覆寺」(通称:笠寺観音)です。立派な山門をくぐるとすぐにあらわれるのが、六地蔵。煩悩にまみれた(?)参拝者を優しく諭す様に、鎮座しています。

立派な立ち姿にゆっくりと手を合わせたら、そこから本堂に進むと、そこにもまたお地蔵様が!ずらりと並んだこちらのお地蔵様は、どれも女性が軽々と抱きかかえられるくらいの大きさで、小さな座布団の上に座っていました。実は、これらは「おもかる地蔵」や「抱き地蔵」と呼ばれ、願い事を念じながら抱き上げお参りすると、その願いによって、重く感じたり軽く感じたりするという不思議なもの。

自分の心と静かに向き合いながら、お地蔵様に願いを託してみてはいかがでしょう。

信心と優しさで玉の輿をゲット!玉照姫の物語

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さて、そもそもなぜこの寺が「笠寺」と呼ばれる様になったのか、また、どうして縁結びのご利益が知られる様になったのか。お寺の歴史を振り返ってみましょう。

実はこの寺は、もともと「天林山小松寺」として、天平年間に建立された観音寺でした。しかし、百数十年が過ぎた頃には省みる人もなくなり、本尊の観音様は風雨にさらされていました。ある雨の日、ずぶ濡れになっている観音様をかわいそうに思った下女が、自分の笠を観音様に差し向けたそうです。すると、京からやってきた青年貴族の藤原兼平公が、それを見て彼女をみそめ、下女は兼平公と結ばれることとなりました。

下女は玉照姫と呼ばれる様になり、夫妻は巡り合わせを観音様に感謝し、お堂を建てて笠をかぶった観音様をおまつりしました。そんなことから、この寺が‘笠をかぶった寺=笠覆寺’と名付けられたと伝えられています。

優しい心遣いと敬虔な信心が、良縁を引き寄せた…。現代にも通じる(かもしれない?)恋の逸話です。

再建された玉照堂で良縁祈願

再建された玉照堂で良縁祈願
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縁結びの神様がいらっしゃる玉照堂へ向かいましょう。実は、このお堂平成14年に再建。白木の美しいお堂の前には、吉祥を願った文様の踏み石が置かれています。石畳をのぼると、お堂の中に、玉照姫・兼平公が並んでいるのがうっすら目に入るでしょうか。ふたりのご縁にあやかって、ゆっくりと想いの丈を念じてみては?

春には、8年ぶりに秘仏本尊が御開帳!

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普段は訪れる人も少ない隠れた名刹の「笠寺観音」ですが、月に何度かの縁日には、露店を楽しむ人でにぎわいます。6の付く日は「六の市」、18日には、フリーマーケットの開催も。

また、平成27年の春には8年に一度の『秘仏本尊御開帳』が予定されています。4月11日(土)〜18日(土)の一週間、扉の向こうの観音様の恩恵に預かれる貴重な機会です。特別なご祈祷や「おすがた札」の授与もあるそうなので、ご利益を高めたい人は足を運びましょう。

静かな境内で想いを高めて…

笠寺観音の付近には、西方院や西福院といった寺も集まり、辺りの喧噪がうそのような、静かで厳かな雰囲気です。恋のご利益を求める人は、しっとりと散策気分でお参りすると、気分も色気も高まるかも。なお、平成28年から改修工事の予定もあるので、平成27年中の参拝がマストです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/02/23 訪問

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