観光の満足感が100倍に!ローマの絶景が楽しめるスポット5選

観光の満足感が100倍に!ローマの絶景が楽しめるスポット5選

更新日:2018/07/25 12:06

高台に上がると美しいパノラマが楽しめるローマ。
ローマには7つの丘があり(厳密には7つより多い)、実際住んでみると町は起伏に富んでいることが分かります。
今回は、ローマ市内で美しい眺めが楽しめるスポットを5つ厳選してご紹介します。
絵葉書のように美しいパノラマを一望すれば、“ローマが永遠の都”と呼ばれ、何故何千年もの間、旅行者を再訪させ続けるのか、その魅力がきっと分かることでしょう!

天使もうっとり恋をする、聖天使城からのパノラマ。

天使もうっとり恋をする、聖天使城からのパノラマ。
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バチカン市国までもう目と鼻の先という場所にある、サンタンジェロ城(聖天使城 Castel Sant’Angelo)。イタリア語でカステル(城)+ サント(聖)+ アンジェロ(天使)、すなわち聖天使城です。

このサンタンジェロ城の前を流れるのはテヴェレ川。
ローマ市内を蛇行して流れるテヴェレ川は、ローマのシンボル心優しき雌オオカミが、川辺に捨てられていた双子の兄弟ロモロとレモにお乳を飲ませて育てたことで知られています。兄のロモロは後にローマ建国の祖(紀元前753年4月21日)となりました。

このテヴェレ川に架かる橋の中で、美しく風情ある橋の一つ、サンタンジェロ橋(聖天使橋)の正面がサンタンジェロ城です。

まん丸のバースデーケーキの様なお城の内部は、6層(1階から屋上のテラスまで6つのレベル)になっており、このらせん状のスロープなどを通って、徐々に上に行く形になっています。内部には、美しいフレスコ画で飾られた歴代ローマ法王のお部屋や武器博物館などもあり楽しめます。

しかし、訪れる人の最大の楽しみはといえば、ぐるぐる階段&回廊(巡回廊)を散歩したり、美しいローマのパノラマを見たりすることではないでしょうか。
写真は昼間に訪れた時のものですが、ここから見る夕暮れ時のローマのパノラマは言葉を失うほど、美しくロマンティックです。
(写真の橋は、サンタンジェロ城から見たヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋)

古代ローマへタイムスリップ!目の前に迫る大迫力のフォロ・ロマーノの遺跡。

古代ローマへタイムスリップ!目の前に迫る大迫力のフォロ・ロマーノの遺跡。
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続いて、遺跡好きの方はもんどりを打って喜んでしまいそうな絶景スポットです。
ローマの観光スポットの一つに、フォロ・ロマーノ(Foro Romano)の遺跡があります。フォロ・ロマーノはコロッセオとヴェネツィア広場の中間に位置し、古代ローマ時代には政治や経済、宗教の中心地でした。元老院や国家の財宝が収められていたサトゥルヌスの神殿の遺構などが残っています。(写真で中央奥に少し隠れて見えるのはコロッセオ)

今回は、フォロ・ロマーノの遺跡に入場せず、遺跡に面しているローマ市営カピトリーニ美術館に入場しましょう!
カピトリーニ美術館は、コンセルヴァトーリ宮と新宮の二館に分かれているのですが、地下にはこの2つを結ぶ展示通路があります。この展示通路にはお墓などの碑文が展示されています。この通路をコンセルヴァトーリ宮から新宮へ向かって進むと、右側にタブラリウム(Tabularium)という古代ローマの公文書館部分に出ます。
タブラリウムはテラスになっていて、ここからは目の前にフォロ(公共広場)が一望できます。
遺跡の内部に入るよりも、はるかに美しい写真が撮れるスポットです。

美しい旧市街の眺めが楽しめる、カピトリーニ美術館の屋上テラス。

美しい旧市街の眺めが楽しめる、カピトリーニ美術館の屋上テラス。
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前述のカピトリーニ美術館ですが、二館あるうちのコンセルヴァトーリ宮の屋上には、広くて眺めのいいテラスがあります。
大方の観光客さんは限りある時間の中、美術館内部の見学に精一杯でなかなか屋上まで上がられる方は少ないと思いますが、テラスにはカフェ、レストランがあります。
ローマは冬も温暖ですので、この美術館では一年中テラスへのアクセスが可能となっています。気持ちの良いそよ風に吹かれながら、ひと休みやお食事を楽しむことが出来ますよ!

ロマンティックなオレンジの公園は都会の中の緑のオアシス。

ロマンティックなオレンジの公園は都会の中の緑のオアシス。
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ローマの7つの丘の一つ、アヴェンティーノの丘にある“オレンジの公園”は、眼下にテヴェレ川と南方向から見るローマ市街の美しいパノラマが広がる素敵な場所です。
公園にはオレンジの木がたくさんあるので、通称オレンジの公園(Giardino degli Aranci)といいますが、この公園の突き当たりには展望台があり、多くの人は景色を楽しみにやって来ます。

ここからはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが目の前に見え、絵葉書のような写真が撮れます。正面はローマの下町、トラステヴェレ地区です。
アヴェンティーノの丘は住宅地となっており、のんびりとした雰囲気のゾーンです。実は遊び心溢れる見所が多数ありますので、少しずつご紹介したいと思います!

インフォメーション:
公園の名称:オレンジの公園 (Giardino degli Aranci)。正式名称はサヴェッロ公園(Parco Savello)。
行き方:チルコ・マッシモや真実の口のすぐ南に位置する丘がアヴェンティーノの丘です。チルコ・マッシモを背にして、ゆっくり坂を上って10分程。アヴェンティーノの丘で一番大きな教会、サンタ・サビーナ教会(Chiesa di Santa Sabina)の隣にあります。
開園時間:10月〜2月は午前7時〜午後6時、3月〜9月は午前7時〜午後8時。防犯上、開園時間以外は入口の扉が閉まっています。

聖地・バチカン市国。大いなる創造主の懐に抱かれて。

聖地・バチカン市国。大いなる創造主の懐に抱かれて。
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世界一大きな大聖堂、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂。
驚くなかれ、内部は普通の大きさの教会が何個もすっぽりと入ってしまう程の大きさです。最初の教会が建立されたのは300年代の前半ですので、非常に長い歴史を持っています。
昔の建設者達も皆、キリスト教世界において最大級の教会を作りたい、そして驚かせたい!という明確な意思をしっかりと持っていた様ですね。

ここのクーポラ(丸い形のドーム)に上ると、ローマが一望出来る美しいパノラマを楽しむことができます。
写真はクーポラから見た、大聖堂に面するサン・ピエトロ広場ですが、写真内に見えるローマ法王のクリスマスツリーは高さ25メートルあります。モミの木とアリの様に小さい人々が大聖堂への入場の為の長い列(右から左へ)を作っているのが見えます。
どれほど大聖堂と広場が大きいのかということが良く分かりますね!

クーポラへのアクセスは、徒歩で上る階段コースかエレベーターコースがあります。朝一番に上ると頂上にはまだ誰もいない為、景色をゆっくりと楽しめますのでお奨めです。

最後に。

今回は、ローマを訪れたなら一つは行ってみたい、絶景が楽しめるパノラマポイントのご紹介でした。
駆け足の旅行では、それぞれの施設の印象も薄れがちなものになってしまいがちですが、心に刻まれるローマの美しいパノラマはきっといつまでも思い出に残ることでしょう。素敵なご滞在を!

掲載内容は執筆時点のものです。

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