グラバー園へは「グラバースカイロード」がオモシロイ!長崎ならではの坂道エレベーターを体験

グラバー園へは「グラバースカイロード」がオモシロイ!長崎ならではの坂道エレベーターを体験

更新日:2015/03/12 14:39

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
長崎きっての観光スポット「グラバー園」。一般的なアクセス方法はお土産物やさんが並ぶ道から大浦天主堂経由で訪れるのが主流ですが、今回は長崎らしい坂道を堪能できる「裏口ルート」をご案内。坂道とはいっても、辛い上り坂ではなく、「グラバースカイロード」という斜行エレベーターを使って一気にグラバー園の上(第2ゲート)まで登ってしまうというものです。途中、長崎らしい坂道と海の景色をご堪能ください。

れっきとした「道路」です

れっきとした「道路」です

写真:東郷 カオル

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グラバースカイロードは、日本で初めて「道路」として位置づけられた、斜めに動くエレベーター。坂道の多い長崎ならではの設備として、坂道フェチの間ではちょっとした観光名所。
通常グラバー園に行くには路面電車の「大浦天主堂下」が最寄駅ですが、グラバースカイロードを使う場合は「石橋」が最寄駅。路面電車の終点ですので、迷うことはないでしょう。

長崎らしい風景

長崎らしい風景

写真:東郷 カオル

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グラバースカイロードには1階から5階まで乗降口があります。坂道に1階も5階もないと思うのですが、便宜上そのようになっています。観光客にとっては珍しい坂道エレベーターでも、住んでいる人にとってはいたって「日常」。朝一番なら、グラバー園に向かう観光客よりも、坂の上から降りてくる住民の利用のほうが多いでしょう。通学の学生や通勤のビジネスマン、病院へ向かうおばあちゃんが利用する姿を目にします。

5階まで登ると写真のような長崎らしい坂のある風景が見られます。確かにこの坂道を毎日上り下りするのは大変。以前は徒歩しか交通手段がなかったというから驚きです。坂道にエレベーターが設置されたのも納得ですね。このエレベーターと平行した坂道には、「相生地獄坂」という坂段があり、その上り下りの壮絶さを物語っています。

夜景も美しい

夜景も美しい

写真:東郷 カオル

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5階まで登ると、グラバー園の第2ゲートはすぐそこです。途中、長崎の坂道と海を一望できる展望スペースがあります。ここは「世界新三大夜景」の一つに数えられる稲佐山と並び、長崎市内が一望できる夜景スポットとして知られている場所。稲佐山よりも手軽に行けるのが人気です。

グラバースカイロードは料金は無料。運行時間は6:00から23:30ですので、夜景を楽しんだあとも坂道を徒歩で下りることなくエレベーターで帰って来ることができます。

グラバー園・第2ゲート

グラバー園・第2ゲート

写真:東郷 カオル

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こちらがグラバー園の第2ゲート。グラバー園は斜面を利用した敷地ですので、見学中は坂道を上るか下るかのどちらかになります。ここから入園すると、一番上の旧三菱第2ドックハウスから見学することになります。坂を下りながら見学できるので、第1ゲートから入園するよりも楽に見学できます。

帰りは第1ゲートから出て、大浦天主堂を拝観して帰るルートがおすすめです。

坂道を楽しむのもアリ

せっかくの長崎旅行。長崎ならではの坂道を楽しみたいなら、第2ゲートから出て「相生地獄坂」を下っていくのも楽しいでしょう。「相生地獄坂」の上りは、トレーニングやダイエット目的でない限りはあまりおすすめできません(笑)
ダイエット目的で利用する場合、上り70Kcal・下り30Kcalを消費することができます。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/02/26−2015/02/27 訪問

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