スイスアルプス!蒸気機関車で登る、ほのぼのロートホルン

スイスアルプス!蒸気機関車で登る、ほのぼのロートホルン

更新日:2015/03/03 16:01

スイス中央部に大きく広がるベルナーオーバーランド州は、世界遺産のベルンや、荘厳で勇ましいベルナーアルプスの名峰、ユングフラウヨッホ、アイガー、メンヒで、世界中で愛されています。その中に、穏やかなロートホルン山があります。その山は、大変希少な蒸気機関車で登る登山鉄道が走っていることで有名です。そこで!今日はこの魅力溢れる蒸気機関車の登山鉄道「ブリエンツ・ロートホルン鉄道」を紹介したいと思います。

ロートホルンとブリエンツ・ロートホルン鉄道

ロートホルンとブリエンツ・ロートホルン鉄道
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ロートホルン(Rothorn)は、インターラーケンにほど近い、スイス山岳地方独特の山小屋スタイルのシャレーが立ち並ぶ、可愛らしい村「ブリエンツ(Brienz)」を見守るように立っています。標高は2,350m、周囲の4,000m級の名峰と比較すると、非常に穏やかな山と言えます。しかし、この山の魅力は、何と言っても!蒸気で走る登山鉄道『ブリエンツ・ロートホルン鉄道(Brienz Rothorn Bahn )』にあります!ブリエンツからロートホルン山頂までの、全長 7.5kmの道程を、ラック式のレールで後ろから全車体を、もくもくと煙を吐きながら押し上げて登る蒸気機関車です。

*ブリエンツ・ロートホルン鉄道は、5月中旬から10月下旬のみ運行。

**ラック式レールとは、歯車を噛み合わせることで車体をしっかり支えるレールです。登山鉄道に多く用いられます。

ブリエンツ・ロートホルン鉄道の歴史

ブリエンツ・ロートホルン鉄道の歴史
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ブリエンツ・ロートホルン鉄道の開業は、遡ること1892年です。途中、財政困難や、第一次大戦のための運休などの時期もありましたが、100年以上、この鉄道は在り続けているというのですから、スイスの登山列車の歴史には驚かされます。その上、当時のまま、蒸気機関車の姿のままというのですからさらに驚きです。山と共に、逞しく共存してきたスイス人の知恵と知識の賜物ですね!

その長い歴史を誇るブリエンツ・ロートホルン鉄道ですが、現在運行している蒸気機関車の中には、当時のものも現役で走っているそうです。煙を吐きながら走る姿は、長い間、大勢の人々の心を魅了し続けています。

ブリエンツまでハイキングをして下山もオススメ!

ブリエンツまでハイキングをして下山もオススメ!
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ロートホルンは、観光客にはもちろんのこと、のんびりと休日を過ごしに来るスイス各地から訪れる子連れの家族にも大変人気があり、朗らかで和やかなほのぼの路線です。上でも述べましたが、ロートホルンの標高は2,350mと大変ゆるやかです。エメラルフドグリーンの美しいブリエンツ湖の見える大変美しい景色を下に見下ろしながら、ゆっくりとハイキングして下山するのもオススメです。子供でも歩けてしまうコースなので初心者でも全く問題ありません!

おわりに

ロートホルンの魅力は、19世紀から走り続ける蒸気機関車(登山鉄道)と美しいブリエンツ湖とベルナーアルプスの景色にあります!ブリエンつまでの交通は、ルツェルンから電車1本で1時間程度、インターラーケンからも電車で10分程度と、大変アクセスしやすい場所にあります。登山鉄道乗り場もブリエンツ鉄道駅の目の前!ぜひ、お天気の良い日に、足を伸ばして蒸気機関車で登るとても稀な登山鉄道を体験してみてください。ほのぼのとした素敵な1日になること間違いなしです!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/27 訪問

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