北陸新幹線開業で大注目!魅力たっぷり富山のお薦め土産5選

北陸新幹線開業で大注目!魅力たっぷり富山のお薦め土産5選

更新日:2015/03/05 17:00

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
立山連峰の山々や富山湾、五箇山などの美しい自然、寒ブリや白エビなど美味しい海産物が豊富な富山県。

北陸新幹線開業で、東京と富山は最速2時間8分で結ばれ、首都圏から気軽に訪れることができるようになります。また北陸新幹線が開業すると、富山県内には新幹線の駅として、現存の「富山駅」の他に「黒部宇奈月温泉駅」と「新高岡駅」が新設されます。
美しい自然や美味しい物がいっぱいの富山を訪れてみませんか。

くすりの富山

くすりの富山

写真:Mayumi T

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薬の配置販売が300年の歴史を持ち、地場産業となっていることから「くすりの富山」といわれています。また医薬品配置販売業の通称「富山の売薬さん」。薬を売る際、業者が各家庭を訪れて薬を預け、月日がたった頃に再度訪れ、使った薬の代金だけを受け取るというシステムです。

現代はドラッグストアが普及していますが、今も「売薬さん」の形態は残っています。元々薬の製造が盛んで、製薬会社の本社は富山に多くあります。

話は17世紀頃にさかのぼりますが、富山藩の二代目藩主「前田正甫(まえだまさとし)」が「富山反魂丹(とやまはんごんたん)」という薬を開発しました。そして1960年に江戸城で腹痛をおこしたある藩主に、前田正甫が持ち合わせていた「富山反魂丹」を服用させたところ、即、腹痛が治ったことから、富山の薬に注目が集まったとされています。当時、藩を越えての商売は厳しく規制されていましたが、この後に富山の売薬さんだけは関所の通行を許可されていたようです。

現代においても、2014年夏に西アフリカを中心として流行した致死率の高い「エボラ出血熱」に富山のある薬が有効ではないかと伝えられ話題になっています。現在、臨床試験が行われていますので(2014年12月時点)ますます注目されそうですね。

画像は富山の製薬会社「広貫堂(こうかんどう)」の商品「赤玉はら薬」「熊膽圓(ゆうたんえん)」「六神丸(ろくしんがん)」の薬のパッケージをモチーフにした携帯ストラップ。そして昔、薬を入れるのに使われた箱を再現したくすり箱(外寸14.5×12.4×7.5cm)。ストラップはレトロ感があって、お土産として人気がありますよ。
※他にも様々なグッズがあります。

主な販売場所
・広貫堂資料館(薬の歴史を見学できる施設。入場無料。JR富山駅から市電で約10分。駐車場完備。)
・JR富山駅前CiCビル5F薬膳カフェ「春々堂(ちゅんちゅんどう)」(いきいきKAN)

ケロリングッズ

ケロリングッズ

写真:Mayumi T

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こちらも富山市の製薬会社「内外薬品(ないがいやくひん)」のもの。

現在の銭湯、公衆浴場では様々な風呂桶が使用されています。昔ながらの銭湯に行かれる方は黄色のケロリン桶(当初は白色)を、一度でも目にしたことがあるのではないでしょうか。子どもが蹴飛ばしても、腰掛けてもビクともしないケロリン桶は「永久桶」とも呼ばれています。

風呂桶にケロリンの広告が載るようになったのは、東京オリンピックの前年(昭和38年)、全国に薬局が増えた頃に内外薬品が「ケロリン」(解熱鎮痛剤)を各地に置きたいと考え、全国の薬局薬店を廻り始めました。そして、とある商事会社の営業スタッフから「桶にケロリンの広告を出しませんか?」と持ち掛けられたことがきっかけで、ケロリン桶は1963年東京駅の地下にあった「東京温泉」に試験導入で初めて置かれました。

ケロリン桶には関東サイズと関西サイズがあるんですよ。
A型(関東)・・・重さ360g 直径225mm 高さ115mm
B型(関西)・・・重さ260g 直径210mm 高さ100mm

最初、桶は一種類でしたが、大阪の銭湯の経営者から「大きすぎる」と指摘を受けて、関西サイズを開発したといわれています。
一説によると関東の銭湯では、カラン(蛇口)からのお湯で体を洗ってから浴槽につかる人が多い一方、関西では最初に浴槽のお湯を風呂桶で汲み、そのお湯でかけ湯をしてから浴槽につかる人が多いことからだといわれています。大きい桶だと重くて持ちにくく汲みにくいので、関西用に一回り小さいものを造ったようです。

そんなケロリン桶がモチーフのイヤホンジャックやストラップ、タオルです。
※他にも様々なグッズがあります。

ケロリングッズの主な販売場所
・JR富山駅売店
・富山駅前CiC 5階「いきいきKAN」
・富山県内サービスエリア
・広貫堂資料館
・富山空港

五箇山の和紙

五箇山の和紙

写真:Mayumi T

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五箇山和紙は、富山市八尾町と下新川郡朝日町で生産されている和紙とともに「越中和紙」として、国の伝統的工芸品として指定されています。

現在、桂離宮の障子紙、宮内庁や国の重要文化財の補修用紙、また地元の南砺市の学校の卒業証書をはじめ、様々な用途に使われています。

画像は「道の駅たいら 五箇山和紙の里」の素朴なハガキやポチ袋。季節のモチーフによって彩られていて、お土産として喜ばれています。他にも和紙で造られた電気スタンドやタペストリーなど様々なものがあります。
こちらの施設では実際に和紙づくりの体験もできますよ。

城端麦酒(じょうはなビール)

城端麦酒(じょうはなビール)

写真:Mayumi T

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富山の南に位置する城端町。風情ある建物が多く、越中の小京都と呼ばれています。山のふもとにあり、豊かな自然に囲まれた町。城端麦酒は、天然のミネラルを豊富に含んだ美味しい水によって、ここでしか造ることのできない味を生みだしています。

「耀W7(かがやきウィートセヴン)」・・・北陸新幹線をイメージしたデザインの新商品。
「麦やエール」・・・城端町の秋のお祭り「麦屋祭り」の麦屋と原料の麦をかけてつけられた名前。柑橘系のホップを使用、フルーティーな香りですっきりとした口当たり。
「はかまビール」・・・城端町にそびえ立つ紋付き袴のようにみえる「袴腰山」からつけられた名前。コクがあり麦の香りと苦味が感じられる味わい。
「Kaede『楓』」・・・ビアカクテル。カシスの甘く豊かな香り。
「sakura-さくら-」・・・ビアカクテル。ピーチの香りのするすっきりとした飲み口。

※いづれも発泡酒。(モルトエキスから生産するため発泡酒表記になります。)
取り扱い店・・・リカーショップよしだ(吉田酒店)
富山市稲荷元町1-10-15ショッピングシティアピア1F
豊富な品揃えのお店。1940年〜2010年までのヴィンテージワインを取り扱っており、記念日の贈り物にも最適。

※他の取り扱い店舗は下記「MEMO」の製造元「城端麦酒」からご覧下さい。

細工蒲鉾(さいくかまぼこ)

細工蒲鉾(さいくかまぼこ)

写真:Mayumi T

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富山は豪華な細工蒲鉾で有名です。特に婚礼の際には昔から「蒲鉾を引き出物に」という形態が一般的です。高岡市の「広又蒲鉾(ひろまたかまぼこ)」では、そのような形式にこだわることなくバレンタインや節句など普段の生活に密着した商品をつくっています。

富山湾の魚と庄川の伏流水で丁寧に練り上げていますので、とても美味しいですよ。

画像中央は、富山市八尾町の「おわら風の盆」の男踊りと女踊りをモチーフにしたもの。グリーンのものは「高岡大仏」。そして昔ながらの鯛の蒲鉾を、丸く小型にして可愛らしい形にしたもの。そして富山の県花である「チューリップ」。また節句用の「ひな祭り」と「こどもの日」のもの。

おわりに

富山には名産品がたくさんあります。ぜひ、自然がたっぷりで、美味しいグルメが満載の富山を訪れてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/27−2015/01/05 訪問

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