恋人たちの夜景、ビーナスブリッジ〜神戸の夜景vol.3

恋人たちの夜景、ビーナスブリッジ〜神戸の夜景vol.3

更新日:2013/02/27 18:42

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
ビーナスブリッジは神戸元町の北に位置する夜景スポット。全長90mの螺旋橋から、「神戸1000万ドルの夜景」を一望できます。
市街地から近いこともあり、間近に迫る迫力のある夜景がビーナスブリッジの特徴。ポートタワーなど、神戸のランドマークを探しながら眺めるのも楽しいですよ。
また、愛の女神という金星にちなんで名づけられたビーナスブリッジは、恋人たちのデートスポットとしても人気のある場所です。

アクセスも便利!街が間近に迫るダイナミックな夜景

アクセスも便利!街が間近に迫るダイナミックな夜景

写真:下川 尚子

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ビーナスブリッジは、神戸の六甲山系に属する諏訪山の中腹に位置する橋です。神戸の夜景スポットとしては有名で、数々のガイドブックで紹介されています。

神戸には数々の夜景スポットがあり、六甲山系に位置する展望台だけでもたくさんありますが、そのなかでもビーナスブリッジは街からアクセスしやすいことが一番の特徴。
神戸の中心街から、車やタクシーで15分程度、徒歩でもアクセスできる場所にあります。

神戸の夜景は、その光の多さ、美しさから「神戸1000万ドルの夜景」と言われます。
ビーナスブリッジは、なんといっても街から距離が近いため、間近に迫る迫力のある景色が楽しめるのが特徴。眼下に広がる神戸の街と港の夜景をたっぷり堪能できるスポットです。

ビーナスブリッジのある諏訪山公園とは?

ビーナスブリッジのある諏訪山公園とは?

写真:下川 尚子

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ここではビーナスブリッジを含む諏訪山公園について紹介しましょう。
諏訪山公園は、公園といっても特定の場所を指すわけではなく、神戸元町の北に位置する諏訪山中腹から山麓にかけての一帯をいいます。
山麓には「諏訪山児童公園」、そこから少し上った中腹には展望広場「金星台」があります。さらに山を登ったところには「諏訪山展望台」や眺望抜群のフレンチレストラン「トゥール・ドール」があります。
そして、金星台と諏訪山展望台を結ぶ8の字型の螺旋橋が、今回ご紹介している「ビーナスブリッジ」です。

全長約90mの優美なビーナスブリッジは、歩きながらみなと神戸の景色を楽しめるビュースポットとして親しまれています。
写真に写っている橋の半ば、少しせり出した場所は、神戸の夜景を間近に望める写真スポットとしても最適です。

「金星台」という名前は、この広場で1874年、フランスの天体観測隊が金星の太陽面通過の観測を行ったことに由来します。
そのときの記念碑として、金星台には円柱状の「金星観測記念碑」も設置されています。ちなみに、金星台は上空から見ると、星の形の広場となっているのだそうですよ。
ビーナスブリッジという橋の名前も、もちろんこの金星台という名前からつけられたものです。

ビーナスは愛の女神として知られます。そのビーナスの名前が冠されたこの橋は、いつからか恋人同士で訪れると幸せになれる、という伝説が生まれました。

恋人たちのためのモニュメント「愛の鍵」

恋人たちのためのモニュメント「愛の鍵」

写真:下川 尚子

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その伝説を象徴するのが、写真のモニュメント。諏訪山展望台内の広場「ビーナステラス」に設置されています。
金星の光をイメージしているというこのモニュメント、あちこちにたくさんの南京錠がかけられているのがわかりますか?

ビーナスブリッジに恋人同士で訪れると幸せになれるという伝説が生まれたのち、その橋にいっしょに南京錠をかけると二人は結ばれる、という噂がささやかれるようになったそうです。
写真に写っている南京錠は、恋人同士が残して行ったもの。
ビーナスブリッジの伝説を信じて、いまでも多くのカップルが思い思いのメッセージを込めた南京錠をかけていきます。

以前は、ビーナスブリッジのそこかしこに南京錠がかけられていましたが、景観上の問題から、現在ではこちらのモニュメントに取り付けることになっています。
じっくり見てみると、南京錠にはふたりの名前やメッセージが書かれていることがわかります。
そこに込められているのは、「ずっと一緒にいたい」と願う恋人たちの想い。
夜景もさらにロマンティックに見える気がします(^^)

カップルでビーナスブリッジを訪れる際は、ぜひ南京錠をお忘れなく。

ビーナスブリッジへの行き方は?

ビーナスブリッジへの行き方は?

写真:下川 尚子

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前述したように、神戸市内からのアクセスは比較的良いです。

ビーナスブリッジに夜景を見に行くには、神戸市バス7系統(神戸駅行)で「諏訪山公園下」で下車し、15分ほど歩けば着きます。神戸市バス7系統の停留所は三宮駅や元町駅にもありますので、便利ですね。
神戸市バス25系統(森林植物園行)「ビーナスブリッジ」下車という方法もありますが、4〜11月の土日祝・昼間のみの運行で、夜景観賞のときに使うことはできませんのでご注意ください。

神戸の中心街から車で15分程度ですので、マイカーの方はマイカーで、そうでない方もタクシーを利用すればすぐです。(ただ、ビーナスブリッジへ行くための再度山ドライブウェイは23:00〜翌5:00まではマイカーは通行止めになります。)
体力に自信のある方は、徒歩で行くこともできます。
北野の異人館街から比較的近いので、そちらから歩いて来る方もいらっしゃいます。

いずれにせよ、神戸を訪れるなら六甲山系の展望台からの夜景はぜひ見てほしいところですが、夜にアクセスするにはタクシーでなければ難しいところも多いのが現状。
その点、ビーナスブリッジは気軽に行けますので、初めての神戸観光という方にもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

ビーナスブリッジ近くのおすすめホテル

ビーナスブリッジ近くのおすすめホテル

写真:下川 尚子

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では最後に、ビーナスブリッジ周辺のご案内をしてみましょう。
ビーナスブリッジの位置関係ですが、元町の北、北野異人館街の西に位置します。

夜にビーナスブリッジに夜景を見に行くなら、おすすめのホテルのひとつがこの「神戸北野ホテル」。
ここは、レストランが有名なオーベルジュ(宿泊施設つきレストラン)として、昔から神戸で愛されてきたところです。
クラシカルなレンガ造りの外観もおしゃれですね。

なかでも朝食は有名で、「世界一おいしい朝食」を出すといわれています。
調度品は英国調で、少しレトロでモダンな「神戸らしさ」を感じることのできるホテルです。

位置的には、ビーナスブリッジと北野異人館街の真ん中あたりにありますので観光にも便利です。
ビーナスブリッジまでは、徒歩で約20分強、といったところでしょうか。ホテルから、少し足を伸ばせばこんな夜景スポットがあるなんて素敵ですね。
また、この神戸北野ホテルでは、ビーナスブリッジを含む夜景観賞タクシーをセットにした宿泊プランも用意されていますので、参考にしてみてください。

さて、神戸の中心地から行きやすい夜景スポット、ビーナスブリッジについて紹介してみましたが、いかがでしたか?
引き続き、神戸の夜景をご紹介していきたいと思いますので、お楽しみに。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/10 訪問

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