増上寺と東京タワーの「時代」コラボレーションを楽しむ 東京・芝公園

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増上寺と東京タワーの「時代」コラボレーションを楽しむ 東京・芝公園

増上寺と東京タワーの「時代」コラボレーションを楽しむ 東京・芝公園

更新日:2013/03/25 10:37

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 フリーライター、カメラマン

徳川家菩提寺として今に残る増上寺。都内有数の大伽藍を誇り、浄土宗鎮西派大本山として堂々たる風格を構えており、今もなお威厳が衰えることもありません。その時代背景を感じながら訪ねてみました。

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大伽藍は大門から

大伽藍は大門から

写真:佐久田 隆司

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増上寺は開山から600年の歴史があり、宗祖法然上人の教えを今に伝える浄土宗鎮西派大本山。その大伽藍は大門からはじまっています。

実はこの大門は鉄筋コンクリートで建て直されたもの。かつての旧大門は、慶長年間に徳川家康によって江戸城から移譲されたものでしたが、その後、関東大震災で致命的なダメージを受け倒壊の危機に。まもなく両国・回向院に移築されましたが、結局、昭和20年の東京大空襲で焼失しています。

現在の大門は昭和12年に建て直した比較的新しい建造物で、かつての大門と同じ位置にあり、当時の増上寺伽藍の壮大さを偲ぶものと言えるでしょう。

ビルが乱立する中にいきなりそびえる大門は、近代的なビルを押しのけるほどの存在感を見せています。これが都営地下鉄駅名を「大門」とまでさせた要因なのでしょうね。

三解脱門(さんげだつもん)は重要文化財

三解脱門(さんげだつもん)は重要文化財

写真:佐久田 隆司

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元和8年(1622)に建立された三解脱門(さんげだつもん)は、増上寺が江戸初期に大造営された名残を残す唯一の建造物で、「むさぼり、いかり、おろかさ」から解脱するためとされています。三戸二階二重門、入母屋造り、漆喰(しっくい)塗で施され、唐の影響を日本らしくアレンジされた堂々とした美しさ。二階内部(楼上)には釈迦三尊像・十六羅漢像などが奉安されています。

東日本エリアでは有数の大きさを誇る三解脱門は、都内有数の歴史建築物として増上寺の顔となっている重要文化財です。日比谷通りを境に堂々と立つ姿は、近くによるとその大きさに圧倒されます。赤い彩は三解脱門では珍しい部類。その極彩色と堂々とした大きさで増上寺の立派さを知らしめているのです。

※入母屋造りは、寄棟屋根の上に切妻屋根がのる形式。
※漆喰(しっくい)は石灰にふのり(海藻で作った糊)とをこね合わせ塗り込めた伝統的外壁材。

大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の崇源院墓所特別公開も!

大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の崇源院墓所特別公開も!

写真:佐久田 隆司

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今年増上寺では墓所公開が行われています。徳川将軍家霊廟に埋葬されている6人の将軍や、NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」で一躍有名になった「お江の方」(崇源院)の宝塔などを見学できる貴重な体験は今年限り。特別拝観の期間は、3月9日〜12月1日までの土・日・祝日となっています。

お江の方は織田信長の妹である「お市の方」と「浅井長政」の間に生まれた三女で、二代将軍秀忠に嫁ぎ、三代家光をはじめ四女二男を出産した人物。ドラマでも見られたような、数奇な運命を辿ったとされています。

※拝観冥加料 ¥500 霊廟絵葉書を記念品として進呈 詳しくはHPをご参照ください。

梵鐘は木立の中に

梵鐘は木立の中に

写真:佐久田 隆司

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大門から続く大伽藍の名残が見られる増上寺周辺は、東京のど真ん中にありながら、森林浴ができるほどの広大な雑木林に覆われ、都民憩いの緑のオアシスとして愛されています。

梵鐘はその緑に囲まれた伽藍の隅の木立ちにひっそりと佇んでいます。

この東京でも貴重な緑広がる空間に、かつての増上寺の壮大な伽藍を思い浮かべることができます。

東京名所は今も変わらず

増上寺の全景を真上から眺められるのはやはり東京タワーでしょう。

東京タワーは、高さ333mの裾広がりのトラス構造になっており、パリのエッフェル塔と並び世界的にも美しいスタイルと称されています。
日本人の誰もが知る電波塔ですが、今年、東京スカイツリーにその座を渡す予定になっています。・・・

東京タワーは隣接する芝公園から歩いてすぐの距離。大門に始まり三解脱門をくぐる東京タワーまでの道のりは、歴史と今とを結ぶまるでタイムマシン。そして東京タワーから、東京スカイツリーを眺めるのもまた時代の移り変わりを感じられるひと時です。

増上寺と東京タワーはいまだに人気の観光コースです。色あせない魅力は今まで東京の景観をけん引してきたシンボル。はとバスなどのツアーも盛んに組まれていますし、昭和の象徴とのコラボレーションに江戸時代から続く歴史の変遷を確かめるのはいかがでしょうか。

※東京タワー 大展望台+特別展望台入場券 大人¥1,420 入場時間 9:00〜21:00(大展望台は21:45)
※トラス構造は三角形の部材をつなぎ合わせて強度を出す構造

東京名所は今も変わらず

写真:佐久田 隆司

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掲載内容は執筆時点のものです。 2011/11/06 訪問

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