農事組合法人黒崎梅園組合が管理する綾部山梅林。最寄駅は、10km弱離れたJRの網干駅、もしくは山陽電車の山陽網干駅になります。
(本文下MEMOに「綾部山梅林」へのリンクがあります)
駅から離れていて不便、と感じる方も多いかもしれませんが、ご安心を!梅の花が咲く時期には、特別に「観梅バス」が運行。梅林まで直行してくれます。
バスから降りた瞬間、皆さんは甘酸っぱい梅の香りに包まれ、驚かれることでしょう。実はバス停から梅林までは至近距離。時間をおくことなく、そのまま梅林に入っていくことができるのです。
梅林の門をくぐれば、もうそこは梅の花一色の世界。回遊路が整備されており、その順路に従って徐々に高度をあげていき、やがて眺めのいい山頂へと繋がります。
山登りなんて、体力のない自分には結構きついんじゃないか・・・そうご心配なさる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
坂道の斜度は非常に緩く、子供連れの方やご年配の方も多くみられます。赤や白、様々な種類の梅を楽しんでいる間に、いつの間にか山頂へと到着するのです。
山の上には、いくつか景色の開けた場所があります。一番高い山頂よりは、それより少し下にある斜面や、回遊路の曲がり角のほうが眺めは良好。
梅林が山の斜面に広がっているため、高台から眺めれば、ひとめで、辺り一面の梅を見渡すことができます。
その先に見えるのは、田園風景が広がる播州平野、多くの煙突が並ぶ阪神工業地帯、そして、瀬戸内海の美しい島々。
播州平野側と、瀬戸内海側で、展望の印象も大きく違ってきます。ぜひ自分の足で歩いてみて、お気に入りのスポットをみつけてみてください。
綾部山梅林に入園したら、もれなく甘酒か梅ジュースのいずれかが振る舞われます。梅を観ながらの甘酒も、なかなか乙なものですが、ここでお勧めしたいのは、梅ジュース。
スーパーでよく見かける市販の梅ジュースと思うなかれ。綾部山梅林を管理する農事組合法人黒崎梅園組合がつくっている純正の梅ジュースなのです。これが、酸っぱすぎず、甘すぎず、実にさっぱりとした飲み心地。まして、自分が今眺めている梅林の梅を飲んでいるかと思うと、その感慨もひとしおです。
綾部山梅林は、勿論、梅の花がメインですが、そこにアクセントを加えているのが、綾部山に自生している野草です。オオイヌノフグリの淡青、菜の花のレモン色等、春になって芽吹いたいくつもの野草が梅の紅白にプラスアルファの彩りを加えてくれるのです。
いかがでしたでしょうか?
春の訪れを一番に感じさせてくれる、梅の花。綾部山梅林は、その色と香りを壮大なスケールで楽しめる数少ない場所なのです。
また、今回紹介した綾部山梅林に加えて、たつの市にはいくつもの魅力的なスポットがあります。
綾部山梅林のすぐ近くにあり同じく梅林で有名な「世界の梅公園」、播磨の小京都と呼ばれた城下町「龍野」、ノスタルジックな雰囲気の漁業の町「室津」等です。
いずれも綾部山梅林からアクセスできる範囲にあるので、綾部山梅林を訪れる際には、ぜひ、これらの観光スポットも候補に加えてみてください。
(本文下MEMOに「たつの市観光協会御津支部」へのリンクがあります)
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