東南アジア究極の沈没スポット・ラオス「シーパンドン」で極上の休日を

東南アジア究極の沈没スポット・ラオス「シーパンドン」で極上の休日を

更新日:2015/06/13 18:38

東南アジアで有名な「沈没スポット」といえば、真っ先に思い浮かぶのがタイのカオサンロード。確かに全てが揃っていて便利だし、ナイトライフにも事欠かないですね。でも折角の休日を過ごすなら、自然の中でハンモックに揺られながらひもねす読書にお昼寝、なんて優雅な過ごし方はいかがでしょうか。

ラオス最南端、メコンに浮かぶ4000の島を意味する極上の楽園「シーパンドン(Si Phan Don)」をご紹介します。

美しい自然が残る島々を訪ねよう

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ラオスの最南端、カンボジアとの国境に接したメコンに浮かぶたくさんの島々。シー(Si)は4、パン(Phan)は1,000、そしてドン(Don)は島を意味する「シーパンドン」が、今回の旅の舞台です。その大半は人が住んでいない小さな島ですが、比較的大きい島では米を作り、ニワトリを飼育し、メコンの魚を採って暮らすラオスの人々の村があります。

のんびりとした暮らしと、手付かずの自然に惹かれ、20年ほど前から旅人が訪れるようになった「シーパンドン」。今ではドーン・コーン(Don Khong)や、ドン・デット(Don Det)、ドン・コー(Don Khon)島の川辺りには、宿とレストランが立ち並び、ラオス国内でも有数のリゾート地となりました。

小さな島をぐるっと1周してみよう

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島を取り囲むように造られた道は、そのほとんどが未舗装で、自動車が通れる幅はありません。島の交通は自転車かバイク、そして徒歩です。

子犬や子猫、そしてニワトリが小さな島の小さな道を歩きまわり、子供たちがメコンで泳いだり水浴びしたりする姿は、ほほ笑ましくもあります。

アクティビティも充実。絶滅危惧種のカワイルカを探しにいこう

アクティビティも充実。絶滅危惧種のカワイルカを探しにいこう
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「シーパンドン」でゆったりするのもよいけれど、たまにはアクティビティに参加して体を動かしましょう。大きな浮き輪に乗ってメコンの流れに身を任せて川を下るチュービングや、島内サイクリング、近隣の村や観光スポットを訪ね歩くなど、さまざまな楽しみがあります。

なかでもお薦めは、絶滅危惧種のカワイルカを訪ねるカヤッキング。いくつもの島をくぐり抜け、時には滝を見学しつつ、カンボジアとの国境に近いカワイルカの棲息ポイントを目指します。運がよければ、かわいらしいカワイルカが泳ぐ姿を見られるかもしれません!

*アクティビティやツアーは、島内のホテルや旅行会社で予約ができます。

アジア最大の水量を誇る「コーンパペンの滝」

アジア最大の水量を誇る「コーンパペンの滝」

提供元:遠藤隆尚

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「シーパンドン」の見所といえば、たくさんの島々の間にできた、激流の滝の数々。島によって流れを変化させられた川の水は、刻々と勢いを増し、急激に狭くなった場所などは、それまでゆったりとした流れのメコンとは思えないほど、轟々と力強く水しぶきをあげて流れていきます。

お薦めの滝スポットはドン・コーから自転車でいける「ソムパミットの滝(Tat Somphamit)」と、アジア最大の水量を誇る「コーンパペンの滝(Khone Phapheng Falls)」です。

1日のご褒美はメコンに沈む美しい夕焼け

そして「シーパンドン」最大の魅力といえば、メコンに沈む美しい夕日です。ゆっくりと沈む夕日は青かった空を赤く染め上げ、メコンに太陽へと続く道を作り出します。

川岸から眺めるのもよいですが、夕方から開催される夕日鑑賞ツアーもあります。メコンの流れに身を任せながら、船上の特等席で見る夕日なんて、とてもロマンチックですね。

1日のご褒美はメコンに沈む美しい夕焼け

提供元:遠藤隆尚

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何もしない、が贅沢。じっくり滞在したい「シーパンドン」

自然を満喫できる「シーパンドン」は、やはり何もせずに自然を満喫しながら滞在するのがお薦めです。ここでゆっくりと骨を休めたら、ラオスの世界遺産「ワット・プー」や、カンボジアの世界遺産「アンコール遺跡群」などに移動してみてはいかがでしょうか。

■アクセス
予約したバスの運行ルートにもよりますが、国境を接するラオス南部の街、パクセ(Pakse)を目指し、そこから更に移動、となる場合が多いです。パクセから「シーパンドン」のメインの船着場となるバーン・ナカサン(Ban Nakasang)までは約2時間。ただし、目的の島により降車ポイントが変わるので、自分のいく島をドライバーや乗務員にはっきりと伝えておきましょう。ホテルを予約している場合は、ホテルにバスの降車場所の地名を確認しておくとよいでしょう。

*バーン・ナカサンは、ドン・デット(Don Det)やドン・コー(Don Khon)に行く場合の下車ポイントです。ドーン・コーン(Don Khong)は、パクセ寄りの降車ポイントがあります。

パクセから
南バスターミナルから約2時間
パクセ市内の旅行会社では、南バスターミナルまでの移動費込のチケットなどが販売されています。

ラオス国内から
飛行機:首都ビエンチャン、ルアンパパーンなどから、パクセ行きあり
バス:各都市からパクセ行きがありますが、道は悪く移動に12〜24時間以上(出発地点によります)かかる場合があります。

タイやベトナムから
国境を接するラオス南部の街、パクセ(Pakse)行き、またはバーン・ナカサン行きの国際バスが運行しています。

カンボジアから
シェムリアップ(Siem Reap)からバーン・ナカサン行きの直通バスがあります。

*ツアー会社でバスを申し込んだ場合、バス運賃のみの場合と、島へのボート代も含まれる場合があります。予約時に必ず確認しましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/11−2014/11/16 訪問

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