身延山久遠寺は、鎌倉時代に日蓮が開いた法華宗の総本山です。普段でも多くの観光客で賑わう観光スポットにもなっていますが、観桜期は特に混雑します。桜の時期になると久遠寺境内にある4本のしだれ桜が咲き誇り、荘厳なお寺に文字通り「華」が添えられます。
しだれ桜のある境内に行くまでに坂を登る必要があります。3通りあり、1つは最短距離で急勾配な階段を登る「男坂」を通るコース、1つは緩やかな曲線コースの坂「女坂」を通るコース、1つは斜行エレベーターを使うコースです。どれを選んでもお金はかかりませんが、「男坂」を通る場合は登った後10分は疲れて何もできなくなるのでご注意ください(笑)。
特に人気が高いのが、報恩閣前のしだれ桜です。樹齢400年を超える老木ですが、見事に咲き誇っています。桜と仏閣との相性もバツグンです。大勢のアマチュアカメラマンがこの桜に向けてシャッターをきっています。
一番の目玉はしだれ桜ですが、それだけ見て帰るのは実にもったいないです。周りにある清水坊や北之坊といった宿坊にも桜が咲いていて、この地域全体が桜で包まれます。
清水坊周辺の桜の様子です。観音様も桜の鑑賞を楽しんでいるように見えます。
その他にも様々な桜の風景が楽しめますので、時間のある方はこちらの方も散策してみてはいかがでしょう。
普段だと境内付近まで車で行くことが出来ますが、観桜期はマイカー規制が行われています。臨時駐車場となる国道52号沿いにある身延文化会館周辺に車を停めてシャトルバスでお寺前の門前町までいきます。
門前町はおみやげ屋や飲食店、宿泊施設がそろったノスタルジックな町で、夜になると浴衣の宿泊客が歩くような落ち着く町となっています。
最後はワタクシ、ウェブ山梨案内人としてこのスポットの山梨の中での総合評価をお伝えします。
しだれ桜の見事さは、山梨の桜の名所でもやはり随一です。一度は行っておきたいスポットと言っていいでしょう。
桜の見頃は3月下旬ごろと、山梨の中では早く見頃を迎えます。甲府盆地で咲き始めた頃が身延山では見頃になっていると思っていいかと思います。
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(2024/4/24更新)
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