ベルギートップ20に堂々ランクインのパティスリー「モテ」

ベルギートップ20に堂々ランクインのパティスリー「モテ」

更新日:2015/03/09 10:10

ベルギー南西部、旧フランス領であるワロン地方にあるフランスとの国境シメイの街にほど近い、セルフォンテーヌの町。人口4,500人ほどの小さなコミュニティから成るこの町は、ベルギー最大の飲料湖のほとりにある、家族向け巨大避暑地を抱える観光地でもあります。この町でしばらく前から町の人達に親しまれているブランジェリー&パティスリーが、なんと近年、突如として、ベルギーのトップ20以内にランクイン!

モテはカラフルな焼き菓子に彩られ楽しさいっぱいの店内!

モテはカラフルな焼き菓子に彩られ楽しさいっぱいの店内!
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モテ(Mottet)はパティシエとショコラティエを紹介する"GAULT&MILLAU"の本の中で、ベルギーのトップ20以内にランクインしたブランジェリー&パティスリー&です。

その店内に一歩足を踏み入れれば、そのカラフルな店内に思わずウキウキせずにはいられません!ケーキやチョコレートが並ぶショーウインドウは、グリム童話に出てくるお菓子の家のよう。その後ろには、しっとりとして味わい深い、この地方の人達が好むフランスパンが並んでいます。

モテはなんと、ピエール・マルコリーニと並んで掲載!?

モテはなんと、ピエール・マルコリーニと並んで掲載!?
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フランス語コミュニティで伝統クリスマス・ケーキと言えば、もちろんブッシュ・ド・ノエル!2014年のクリスマスケーキ特集では、なんとモテのケーキがピエール・マルコリーニ(左ページ上)と並んで掲載されました。(右ページ右下)お菓子作りに情熱をかける、パティシエの独自性とクリエイティブさが評価されているようです。

モテ自慢の甘酸っぱいフルーツケーキがたまらない!

モテ自慢の甘酸っぱいフルーツケーキがたまらない!
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モテのショーウインドウには、いつも季節のフルーツに彩られた魅力的なパティスリーが並んでいます。冒険心たっぷりのパティシエが作るケーキの中には、地元名産の有名なウェピオンの苺やフランボワーズ、レモンなどの他、時々日本の「ゆず」味がホワイトチョコレートでできた可愛らしい花のデコレーションと共にお目見え。パティシエの創造性を刺激したと思われる、日本語の名前がついています。

モテの濃厚なベルギーチョコレートとフレッシュな生クリームが相性抜群!

モテの濃厚なベルギーチョコレートとフレッシュな生クリームが相性抜群!
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他のブランジェリー&パティスリーと食べ比べるほどに確認するのが、モテの使用している濃厚なベルギーチョコレートの香り立つようなほろ苦さと、フレッシュな生クリームのおいしさと質の高さです。特にこのワロン地方は放牧がさかんなところなので、質のよい牛乳や卵が身近にあります。土地のおいしいものをそのまま活かしたような繊細な芸術作品に拍手!

モテのタルトも、一段上のおいしさ。

モテのタルトも、一段上のおいしさ。
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ヨーロッパの人達にとって、パンは身近なものであるだけに、旧フランス領で現在もフレンチ・コミュニティの一員であるワロン地方にも、ブランジェリーは沢山あります。小さな田舎町のパン屋がなぜ?と思ってしまいますが、日本と違い各村分権が古来から徹底している中世色の強い文化圏では、大きな都市だからといって、特に洗練されているわけでもなさそうです。

確かに他と比べると一割ほど値段は高いですが(ケーキ各4ユーロ弱)、まず原材料から違うことが歴然なので、これは当然の話です。食べ物の扱い非常にうるさいフレンチ・コミュニティですから、手がかかっているものは、高くて当然と考える原産地の人達の、誇りの集大成とも言えます。

口コミで評価が高まったブランジェリー&パティスリー。

モテはセルフォンテーヌの町一番のパン屋なので、お昼頃には店内に人が並び、午後にはお目当てのパンはほとんど売り切れてしまっています。毎日食べるものなので、地元の人達が足しげく通っているお店ですが、たまたま観光客として避暑に訪れたお客さんの口コミがあったからこそ、突如トップ20にランクインを果たしたと言えます。毎日、同じ仕事の繰り返しをすることの大切さを、私達も改めて見直さなければいけませんね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/02/13 訪問

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