写真:広島 らっこ
地図を見る縁切りや縁結びと聞くと、恋愛や人間関係を思い浮かべることが多いですが、仕事や学業、健康や美容などと人も縁でつながっているので、お参りすることでより良い結果につながると考えられています。
最上稲荷の縁切りの神さま「離別さま」と、縁結びの神さま「縁引さま」は、どちらも江戸時代から信仰を集めてきた七十七末社の神さまです。
全国的にも珍しい、両方の神さまが一カ所で祭られている最上稲荷では、両縁参りをすることで、神さまが力を合わせて、ご利益が深まると考えられてるんだそうです!
写真:広島 らっこ
地図を見る縁切りで、今までの縁に感謝しつつ一度区切りを付けることで、まっさらな状態で良縁を呼び込むのが、両縁参り。
まずは縁の末社にある奉納品授与所で、縁切札をもらって記入しましょう。悪縁だけでなく、悪い習慣や病気などの、望ましくない縁を絶てるようお願いすることもできるんですよ。
鳥居をくぐって、左側にある離別さまにお参りをして、その奥にある「縁切撫で石」にお参りします。お参りの手順は、
1.縁切札を両手で持って、まず石の正面に立って悪縁退散を祈願
2.石の周りを時計回りに一周する
3.再び石の正面に立って、縁切札をパキッとふたつに割り、右手で石をなでながら祈願する
4.縁切札を袋に入れて、奉納所へ納める
5.白い鳥居をくぐって出る
これで縁切りは完了です。ポイントは、石から白い鳥居までの間に敷石があるので、それを全て踏みながらお参りすること。最後の奉納所付近の敷石は踏み忘れやすいので、足元をしっかりチェックしながら進んでくださいね。
写真:広島 らっこ
地図を見る縁切りが終わったら、次は縁結びです。縁結絵馬に願い事を記入する場合は準備をしましょう。再び、鳥居から入り、今度は右側の縁引さまにお参りをして、その奥にある「良縁撫で石」にお参りをします。こちらの手順は、
1.縁結絵馬を両手で持って、まず正面に立って良縁成就を祈願
2.石の周りを、今度は反時計回りに一周する
3.再び石の正面に立って、左手で石をなでながら祈願する
4.縁結絵馬を奉納所へ納める
5.赤い鳥居をくぐって出る
これで縁結びも完了です!縁結びも同様に、敷石を全て踏んでいくように足を進めてくださいね。最後の鳥居は背が低いので、頭を打たないよう要注意です!
写真:広島 らっこ
地図を見る毎月7日には、僧侶さまが正式参拝について詳しく説明してくださり、一緒に祈願することができます(有料)。11時までに受付を済ませると、両縁参りに必要な縁切札や良縁絵馬などがもらえ、参拝後には茶菓をいただきながら、縁についてのお話を聞く機会も。
「縁切撫で石」と「良縁撫で石」の敷石の数の違いや意味、時計回りや反時計回りの意味など、普通にお参りをしていても気付かないような細かな動作の意味を知ることができるので、気になる方はぜひ7日に行ってみてはいかがでしょうか。
また、最後には、体験者限定の特別な「縁御守」をもらうことができますよ。
(※1月は開催されませんのでご注意ください!)
写真:広島 らっこ
地図を見る両縁参りをする、縁の末社のそばにある、鳥居がたくさん並ぶ石段。この先に何があるのかな?と、登った先にあるのが、報恩大師の修行によって、最上尊が降臨された霊地「八畳岩」です。とは言っても、八畳岩へ向かう片道30分ほどの道のりは石段と急な坂道が続く山道。足元が悪いので、必ず歩きやすい靴で行ってくださいね。
ついでに行こうと思ったのに残念!という方は、同じ石段のちょっと先にある「本滝」なら大丈夫。龍神さまの口から出る水の下では、滝行が行われていることもあるんですよ。
新年度や転職、引っ越しなど、区切りをつけたい時や、なんだかマンネリで変化が欲しい時に、行動を起こすきっかけになるのがこの、縁切り縁結び。
普段あまり触れることのない「縁切り」を機に、身の回りのものを整理したり、習慣を変える後押しにできたら良いですね。
身の回りや、心にスペースができると、きっと良いものが入って来るような気がしませんか。
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(2024/3/28更新)
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