川が凍る水槽「おんねゆ温泉・山の水族館」

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川が凍る水槽「おんねゆ温泉・山の水族館」

川が凍る水槽「おんねゆ温泉・山の水族館」

更新日:2013/03/01 15:50

ミセス 和子のプロフィール写真 トラベルjpナビゲーター ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター

北海道のテレビや新聞で多く取り上げられている、いま話題の『山の水族館』。山にある水族館も不思議でしたが、「川が凍る水槽」というキーワードに、どうして水槽が凍るのだろうと言う疑問が今回の道東の旅に出たきっかけでした。ここに来て分かった「凍る水槽」の意味や、見る事もないと思っていた「イトウ」との出逢い、ここでしか見られない魅力いっぱいの「山の水族館」をご紹介します。

初めて見る・幻の魚「イトウ」

写真:ミセス 和子

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「イトウ」はサケ科で、北海道、樺太、サハリンに分布し最大2メートルほどまで成長する日本最大の淡水魚です。環境庁の「絶滅の恐れのある動物リスト」に記載されている幻の魚と言われています。

ここに来て初めて見る事が出来た「イトウ」です。見る事の出来ない魚と思っていたので、この40匹の「イトウ」を見て感動しました。

ではどうして貴重な魚であるイトウが、数多く(40匹)山の水族館で飼育されているのでしょうか?

その秘密は、留辺蘂(るべしべ)町の良質な水が要因とされています。詳しくは解明されていないのですが、この土地に涌き出る地下水には、独特な成分が含まれており、イトウが生育する環境に適しているというのです。

しかも、大きく育つと顔がいびつに崩れてしまうのがイトウの特徴なのですが、なぜだか山の水族館のイトウは上の写真のようにみな巨大で美しい。山の中にある水族館だからこそ起きた、そういったミステリーな部分にも、私はワクワクさせられてしまいました。

この「イトウ」たちはもう十数年ここの飼育員が丹精込めて、この「山の水族館」で飼育した賜物だそうです。

日本初「滝つぼ水槽」で泳ぐ魚

写真:ミセス 和子

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川を遡る魚達にとって、滝は激流を生み出し上流からの餌が落ちて来る場所でもあります。

人工的に作られた滝つぼで激流に流されまいと泳ぐ、ヤマメ、オジョロコマ、アメマス、カワヤツメの姿が見られ、本来の魚の生きる力強さが感じられます。

滝つぼのある水族館は日本でここだけだそうです。半ドーム型水槽で泳ぐ魚の姿が宝石のように美しく輝き、見入ってしまいます。

温泉水で育っている「熱帯ゾーンの魚」

写真:ミセス 和子

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北海道北見市ではこの季節(2月訪問)、昼間でもマイナス10度を下回ることも珍しくないのですが、山の水族館では熱帯地方でしか生息しない魚も、きちんと飼育されています。その秘密兵器が、おんねゆ温泉の温泉水。温泉だからこそ、水温を25〜27度で保つことに成功したのです。

しかも、イトウの水槽でも説明した通り、この土地に涌き出る水は不思議な力があり、熱帯魚も通常の2倍の早さで成長するというのだから、本当に驚きです。

この魚は、「タイガーシャベルノーズ」といい、トラのような縞模様を持つことからこの名前で呼ばれている南米産、1メートルはある大型ナマズです。背中にハートマークがある事を、飼育員が発見しています。その他にも大型の熱帯の珍しい魚でいっぱいです。

お待ちかね・「川が凍る水槽」のわけ

写真:ミセス 和子

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山の水族館の屋外には、川のように大きな水槽があります。冬になり気温がマイナスになると、川の水面が凍り付きます。凍り付いた水面の底で生きている魚がどうしているのかが、山の水族館の屋内から観察する事ができる水槽でした。   
 
ニジマス、アメマス、ウグイ、ブラウトラウト、ヤマメ、オジョロマスなどの川底の魚達は動きは少なく、極寒の水中で春を待つ、逞しい魚たちに感動すら覚えました。

このような水槽は、世界初とも言われています。

魅せる水族館「おんねゆ温泉・山の水族館」

写真:ミセス 和子

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北見市留辺蘂(るべしべ)町、おんねゆ温泉道の駅に隣接しているこの「山の水族館」は100坪、23の水槽で河川や湖沼に生息する淡水魚や熱帯魚あわせて50種類、約3000尾が展示されています。

昨年リニューアルオープンしてからは、半年で16万人の入館者があったそうです。この町にたくさんの観光客が訪れ、町おこしにもなっているそうです。

大きな魚が小さい魚を食べるシーンが見られる「いただきますライブ」や「万華鏡水槽」では、金魚が美しく輝いて見えたりアイデア満載、魅せる水族館です。

近隣には温泉街もあり、魚にも効果があると言う温かいお湯につかりゆっくり体の疲れをとる事ができました。


開館時期・時間・休館日
■夏季間(4月〜10月)
 9時〜17時 
 無休
■冬季間(11月〜3月)
 10時〜16時
 (1) 毎週月曜日
 (2) 毎月第1及び第3火曜日
 (3) (1)(2)が祝日の場合は、その翌日
 (4) 年末年始の休館があります
料金
 一般 (670円)中学生(440円)小学生(300円)

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/08 訪問

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