古都鎌倉の桜!「鎌倉五山第一位」建長寺の桜はまさに名所の風格!

古都鎌倉の桜!「鎌倉五山第一位」建長寺の桜はまさに名所の風格!

更新日:2015/02/21 12:40

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺。臨済宗の寺院として格付けされた、「鎌倉五山」に選定されている5つの寺院を列挙しました。
今回ご紹介する建長寺は、そんな鎌倉五山の第一位に序列される、最高位の格式を持つ超有名寺院です。北鎌倉にあるその由緒ある名刹は、「古都鎌倉の桜」を存分に楽しむことのできる、桜の寺でもあります。

山門への道は、桜の道

山門への道は、桜の道

写真:渡部 洋一

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世界遺産登録を目指す、古都鎌倉の街。
その代表的な観光スポットでもある建長寺は、その正式名を「建長興国禅寺」とする臨済宗の名刹です。

寺への入口である総門をくぐると、そこから山門(三門とも)へと続く参道は、まさに「桜の道」。
鎌倉五山第一位という伝統と格調からくる厳かな空気と、満開の桜並木から漂う春の香りが、この参道を歩く人々の心を洗います。

名刹に咲き誇るソメイヨシノの花たちは、「古都鎌倉の桜の道は、段葛だけでなく建長寺にもあり!」と高らかに宣言しているかのようです。

満開の桜の中に聳える山門

満開の桜の中に聳える山門

写真:渡部 洋一

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名刹中の名刹建長寺の中でも、一際強い存在感を放つ巨大な山門。木造十六羅漢像や銅像五百羅漢像等を安置しているというその高さ約30メートルの威厳のある門は、まるで満開の桜の中から立ち上がったかのように聳えています。
可憐な桜の花と重厚な山門の競演が放つ圧倒的なオーラには、古都鎌倉を代表する桜の名所という風格を強く感じます。

ソメイヨシノは、明治以降日本各地に広まったと言われています。建長寺創建の時代、ここにソメイヨシノはありませんでした。しかし、まるで創建時からこの場所に咲き誇っていたかのように、桜と山門は見事に調和しています。

「古都の桜?京都しかないやろ!」と思っている人も、この場所に立てばその認識が変わるかもしれません。
鎌倉の桜も見事なもんやで!、と。

満開の桜の隙間から見る「建長興國禅寺」の文字

満開の桜の隙間から見る「建長興國禅寺」の文字

写真:渡部 洋一

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春を彩るピンク色の桜に包まれた、建長寺山門。
「古都鎌倉の桜」を写真に収める、私のオススメするアングルがこの写真です。

満開の桜に空を覆われた参道、その花の隙間から、「建長興國禅寺」の名が記された寺号額を狙って撮影したもの。「古都鎌倉」と「桜」の2つのみを構成要素として画面を埋め尽くしました。写真では「建長興國禅寺」の文字にピントを合わせていますが、桜にフォーカスを当て、あえて寺院の存在をボカすという手法も有効でしょう。

日本的美を象徴する、伝統ある寺院と桜のコラボレーションは、その美しさを表現するアングルも無限大です。
春の建長寺を訪れる機会があるのなら、是非あなただけの魅力的なアングルを探してみてください。

僧侶も見とれる、古都の桜

僧侶も見とれる、古都の桜

写真:渡部 洋一

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建長寺の桜並木は、僧侶の方にとっても癒しの道です。身も心も仏に捧げる生活の合間にこの参道を歩き、桜の花を見上げているのでしょうか?
「日本」を強く感じられる、古都ならではの桜のワンシーンです。

仏像も見守る桜

仏像も見守る桜

写真:渡部 洋一

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建長寺の桜に魅了されるのは、観光客や僧侶だけではありません。
山門に立つ仏像もまた、参道の桜並木を毎日眺めている1人。つぼみの開花から満開の刹那を、そして桜吹雪の後に訪れる葉桜までの移り変わりを、この仏像は目を逸らすことなくずっと見守っているのです。
日本の春の美しさ、そして儚さを、この仏像は知っているのかもしれません。

古都鎌倉に、咲き誇る花たちよ

いかがでしたか?
鎌倉随一の桜の名所として、歴史を積み重ねた重厚な雰囲気の漂う山門を桜並木が彩る建長寺をご紹介しました。
古都鎌倉の名刹に、咲き誇る花たち。
春の鎌倉を訪れるなら、是非とも抑えておきたい光景です。

■建長寺

行き方
JR 横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩15分

拝観時間
8:30〜16:30

拝観料
大人300円、子供100円

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/02 訪問

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