写真:古都の U助
地図を見るJR草津駅を降り改札を出ると、すぐ右手に「うばがもちやコンコース売店」があります。
逆に改札を出て左へ進むと草津駅東口で、東口を出るとすぐ右手にエルティ草津というビルがあり、2階に「うばがもちや草津駅前店」もあります。
その他には工場店、野村店などがあり、直営店では「うばがもち」以外にも多彩なお菓子が取り扱われています。この時期のお菓子としてはいちご大福が1番人気の商品で、3月末頃までの販売の予定です。
そのほか高速道路のSA・PAや、滋賀県内のイオンモールでも「うばがもち」を扱っているところがありますが、直営店に比べるとやはり夕方には売り切れている可能性が高いです。
写真:古都の U助
地図を見る小さめサイズながら柔かめのお餅とあっさりとした上質のこし餡とのバランスが絶妙な「うばがもち」。あんこの上にちょこんと乗る山芋と白餡の練りきりも可愛らしいお菓子です。
「うばがもち」は漢字で書くと「姥が餅」となるそうです。
その歴史は大変古く、実に400年以上にわたります。
戦国時代、織田信長が台頭し、近江守護代となったころ近江源氏佐々木義賢も滅ぼされ、一族は散り散りに逃れたと伝わります。
その1人であった義賢の曾孫は乳母に託され草津に逃れ住み、乳母は餅を作って往来の人に売り、養育の足しにしたそうです。
いつしかその餅は「うばがもち」と呼ばれるようになったということで、形状は乳母の胸の形を模しています。
名だたる歴史上の人物もうばがもちを食べたと記録に残り、徳川家康も大坂の役に向かう道中、「うばがもち」を食べたそうです。
また、安藤広重や葛飾北斎の作品にも描かれ、与謝蕪村は「東風吹くや春萌ゑ出でし姥が里」と詠み、松尾芭蕉は「千代の春 契るや尉と 姥が餅」と詠んでいます。
(うばがもち6粒260円〜)
写真:古都の U助
地図を見る「うばがもちや」には限定のお菓子も色々ありまして、そのうちの1つに10日と25日のみ限定で販売される「朝焼きどら焼き」があります。
販売日の朝に焼かれるどら焼きで、自家製のあんこが使用されています。
1個130円とお手頃なのに、かなりサイズも大きめで味も間違いない美味しさです。
その他お正月や節分、ひなまつりなどラッピングも可愛い贈答用の商品も各種扱われていますので、お祝いやお土産にもぴったりです。
写真:古都の U助
地図を見る現在は国道1号線沿いにある「うばがもちや草津本店」の外観です。
右側がお菓子を扱う「うばがもちや」、左側が「名代宿場そば」をいただけるお蕎麦屋さんとなっていて、南洋軒という同じグループ会社ということで、店内はつながっていて行き来もできるようになっています。
宿場そばの店舗では、麺類、丼物など目移りして選べないほど多彩なメニューが用意されており、にしんそばや三角タイプのいなり寿司など、関西カラーのメニューも多いので、旅行者にとっても楽しいと思います。
お出汁は関東のものと比べれば、色は薄めといったところ。
写真:古都の U助
地図を見る手前のおそば3種のセットは、1番人気の本陣そば(1080円)で、うばがもちが1個付きというのもポイントが高いです。
海老天とにしんそばは温かいそば、とろろそばが冷たいそばです。
どちらもおいしいですが、温かいおそばと冷たいおそばで食感がまったく違うのも楽しいです。
奥はカツどんとざるそば(温冷も選べます)のセット。
ランチはセットものがかなり充実しており、他に週代わりメニューのセット(850円)もおすすめです。
麺の大盛りは+200円、丼物の大盛りは+100円なので、ガッツリ食べたい男子は調節もOK。
女性なら標準サイズで十分なボリュームです。
別腹で、うばがもち3粒とおうすのセット(500円)など、自慢のお菓子もいただけます!
こし餡好きにはたまらない「うばがもち」はポイポイ何個でも口に運んでしまいそうな和菓子です。うばがもちや本店とお隣同士の本陣そばも、ランチが充実していて店内で「うばがもち」もいただけるのでぜひ合わせてご来店いただきたいと思います。
徒歩圏内には見所も多い旧東海道草津宿があり、春は旧草津川沿いの桜の見物も良いと思います。
国道1号線沿いにあるうばがもちや本店は、無料の駐車場があります。
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(2024/3/29更新)
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