球春到来を告げる桜!小石川後楽園は「東京の桜」を象徴する名所!

球春到来を告げる桜!小石川後楽園は「東京の桜」を象徴する名所!

更新日:2015/02/14 11:15

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
日本は桜の美しい国。毎年春に人々の目を楽しませてくれるその美しい花は、大自然の中だけでなく東京都心でも数多く目にすることが出来ます。

今回は、都内有数の知名度を誇る大名庭園である小石川後楽園の桜をご紹介します。都会の喧噪の中で可憐な花を咲かせる、桜の名所です。

水戸徳川家の大名庭園には、美しい桜が!

水戸徳川家の大名庭園には、美しい桜が!

写真:渡部 洋一

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小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内に作られた日本庭園が始り。水戸藩といえば徳川御三家の一つであり徳川将軍家に次ぐ地位を与えられていた、大変に格式の高いお家です。「水戸黄門」としてあまりにも有名な徳川光圀や、「最後の将軍」として歴史に名を刻んだ徳川慶喜を輩出したのも水戸家。その家系は江戸時代の超優良スーパーサラブレッドと言えます。
当然のように国の特別史跡及び特別名勝に指定されており、都会のオアシスとして現在多くの観光客で賑わいをみせています。

小石川後楽園は見事な桜が咲くことでも有名です。春の園内には、7本のしだれ桜と多数のソメイヨシノが咲き乱れ、街の喧噪に疲れた人々の心を癒してくれる都会のオアシスとなっています。
例年しだれ桜の開花はソメイヨシノより一週間ほど早く、そのどちらかは満開という見頃期間を長く味わうことができます。

都会のビル群を背景に桜を愛でる

都会のビル群を背景に桜を愛でる

写真:渡部 洋一

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都心のど真ん中にある小石川後楽園は、周囲をビルに囲まれています。故に大自然を堪能することはできませんが、その分都会ならではの桜景色を楽しむことができます。

写真は、背後のビルをあえて画面に入れて撮影したものです。人それぞれ感じ方は違っても、江戸時代の人々は見ることのできなかった、いかにも現代的な桜風景を眺めることができるのは、現代人の特権です。人工の建築物と桜の競演に、不思議な調和を感じる方も多いことでしょう。
都会の巨大なビル群の中のに立つ小さな桜の木が、そこに暮らし働く人々の心を癒している。桜並木の下に多くの人々が集まる花見とは、また違った桜の存在意義も感じられる素敵な風景です。

球春到来を告げる桜

球春到来を告げる桜

写真:渡部 洋一

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現代的で都会的な桜写真をもう1枚。
小石川後楽園内の桜と、すぐ隣の東京ドームを一緒に画面に収めました。
まさに「これぞ東京!」といった桜風景。ちょうどプロ野球が開幕するこの時期、その桜はまるで球春到来を祝っているかのようです。
東京ドームでの野球観戦の前に、小石川後楽園で桜を眺め気分を高めるのもオススメです。

和風建築の窓にも桜

和風建築の窓にも桜

写真:渡部 洋一

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日本庭園である小石川後楽園内には、当然日本式建築が多く点在しています。
写真は、和風建築の窓に映る可憐な桜。先ほど紹介した超現代的な桜風景とは異なり、こちらは少し時代を遡った古き良き日本の風情を感じます。和風建築と桜の競演には、やはり日本人の心を揺さぶる安定感がありますね。

水面に映る桜も美しい!

水面に映る桜も美しい!

写真:渡部 洋一

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小石川後楽園は泉水回遊式であり、周囲のビルや桜を鏡のように映し出す園内の池も魅力の一つです。
流れのある川等では見ることのできない、庭園の池ならではの桜の映り込みも、貴重な春のワンシーンです。

東京らしい桜を見るなら、小石川後楽園に行こう!

いかがでしたか?
ビル群や東京ドームを背景とした現代の東京らしい桜、そして大名庭園ならではの和風建築等と桜の競演を楽しめるスポットとして、小石川後楽園をご紹介しました。
桜観賞メインの本気のお出かけにも良し、都内での用事のついでに訪れるも良し、春にはぜひ、小石川後楽園で美しい桜を愛でてみませんか?

小石川後楽園

アクセス
都営地下鉄大江戸線 「飯田橋」(E06)下車(C3) 徒歩3分
JR総武線・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線 「飯田橋」(T06・Y13・N10)下車(東口) 徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・南北線 「後楽園」(N11・M22)(後楽口)下車 徒歩約8分

入園時間
午前9時〜午後4時30分(閉園午後5時)

入園料
一般300円

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掲載内容は執筆時点のものです。 2011/04/04 訪問

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