写真:スノードロップ
地図を見る正門を入るとまず目にするのは、H-IIロケット実機の展示です。人工衛星打ち上げ用液体燃料ロケットで、横たわっていてもその大きさは十分実感できる迫力。当初日本は実用衛星を打ち上げるため、アメリカからの技術導入でロケット開発を行ってきました。そして技術を蓄積し、このH-IIで初めてロケットの完全国産化に成功したのです。
ここは漫画「宇宙兄弟」でも登場した記念写真スポットで、カメラを構える人が後を絶ちません。
写真:スノードロップ
地図を見る施設見学ツアーは、前日までの電話予約が必要です。土日や祝日、連休などは混み合っている場合もありますので、早めにお問い合わせくださいね。
この施設にいらっしゃる方は意外と大人の方が多く、外国の方もたくさんいらっしゃいます。
ロケットコースの受付を済ませると、100人ぐらいは座れそうな広い視聴覚室へ案内されます。参加者は約70人。そこで筑波宇宙センターの紹介ビデオを10分ぐらい鑑賞後、ロケット打ち上げ時の音響体験へと続きます。
日本でロケットを発射する場合は、種子島宇宙センター内にある、大型ロケット発射場が使われています。発射時は半径3km以内立ち入り禁止となるため、この音響体験も3km離れた場所での体感とのこと。映画などで聞き覚えのある発射までのカウントダウンが始まると、ドキドキが最高潮に。いつでも耳がふさげるようにしていましたが、意外と大丈夫でした。
その後2グループに分かれ、ガイドさんの説明を聞きながら展示館「スペースドーム」を巡ります。N-Iロケットから最新のH-IIBロケットまでの1/20サイズ模型や、実物大の人工衛星など、興味深い展示物がたくさん。ガイドさんの説明を全部録画していらっしゃる熱心な方もいるほどでした。
写真:スノードロップ
地図を見る国際宇宙ステーション(ISS)をご存じですか?それは、地上約400km上空に建設された、人類史上最大の宇宙施設なのです。その中で最大の実験棟が、日本初の有人実験施設となる「きぼう」日本実験棟です。
筑波宇宙センターにはその実物大モデルが展示されています。想像以上に狭い空間で、通常この棟では2名が作業するとのこと。無重力空間では反動があるため、ボタンひとつ押すのも体を支えなければできません。所々に宇宙飛行士の方がつかまる為の手すりのようなものが設置されていました。また、ボタンのひとつひとつには、浮遊する体があたっても誤作動しないよう、ボタンガードがついています。このように宇宙空間ならではの工夫が施されたいろいろなパーツの説明は、とても興味深いものです。
写真:スノードロップ
地図を見る約1時間15分の見学ツアーが終わると、展示館「スペースドーム」に隣接する「プラネットキューブ」へ。
ここには、JAXAや宇宙に関連したグッズを販売をするミュージアムショップがあります。訪れた記念のお土産に、宇宙食はいかがでしょうか?
フリーズドライのケーキ、アイスクリームなど種類はたくさんありますが、我が家は一番人気のスペースカレーを購入。無重力状態の宇宙船内では、地上とは異なる味覚反応の変化が現れるため、スパイシーで味が濃く作られています。また宇宙ステーション長期滞在用に特別に開発されたビーフカレーですので、ウコンやカルシウムを多く含み、宇宙空間での生活もサポートしているとの説明に、「宇宙では・・・」と食卓での会話もはずみました。
つくば市内には、宇宙に興味のある方が楽しめる科学博物館「つくばエキスポセンター」もあります。こちらのご紹介記事もLINEトラベルjp 旅行ガイドで書いています♪詳しくは、下記MEMO欄の「科学を楽しみ、発見のある休日を「つくば」で過ごそう! 」をご覧下さいね。
日本の宇宙開発の中枢センターとして多彩な活動を行う「筑波宇宙センター」。無料の見学コースは宇宙飛行士コース(平日開催)と宇宙ステーションコース(平日開催)、ロケットコース(土日祝日開催)の3つです。全て事前予約制ですので、ぜひ計画をたてて訪れてみて下さい。
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(2024/4/27更新)
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