写真:堀内 京子
地図を見る宝八幡宮は宝山(標高約816m)の中腹に建ち、奈良時代の718年に創建、全国八幡宮の総本社「宇佐神宮」の分霊を奉じています。
宝山には言い伝えが残り、壇の浦の戦いに敗れた平家の落人が、お家再興のために財宝を埋めた山だとか。宝を守る白イノシシが住んでいて、その姿を見た者は幸を得ると言い伝えられてきました。
その宝山で2005年、オスの白イノシシ(白くん)が発見され、宝八幡宮に奉納されました。すると1ヶ月後に近くの万年山(はねやま)でメスの白イノシシ(ユメちゃん)が見つかり、白くんのお嫁さんとして盛大に迎えられました。
とても珍しい白イノシシが2頭続けて見つかるのは、すごい幸運だと思いませんか♪
社殿の左手を少し下った広場にイノシシ舎がありますので、さっそく会いに行きましょう。
写真:堀内 京子
地図を見る白イノシシ夫婦の白くんとユメちゃんには、2008年から2年連続で白イノシシの五つ子が誕生しました。小さかった子供たちはスクスクと育ち、立派に成長。
従来の小屋が手狭になった為、氏子の皆さんが協力して2009年に現在のイノシシ舎が完成しました。広くなってとても居心地が良さそう。
その後、子イノシシたちは京都市の護王神社(イノシシ神社)や鹿児島市に親善大使として派遣され、現在は数頭が飼われています。
イノシシ舎前にはハート型になった縁結び石が置かれ、石の上に乗って餌をあげると、子宝や安産に恵まれるそう。パンが餌として用意されていますので、ぜひあげてみてください。
とても美味しそうに食べる姿は微笑ましく、幸福パワーをもらえそうです。
ハート型になった餌投入口もお見逃しなく♪
写真:堀内 京子
地図を見るパワースポットは白イノシシだけではありません。
社殿には大人がやっとくぐれるサイズのミニ鳥居「開運」と「合格」があります。地面ではなく建物内に置かれていますので、服が汚れる心配がなく、気軽にチャレンジできます。
願いを込めたら気合いを入れて、くぐってみましょう。
それから敷地内にある石橋もぜひ渡ってください。「開運橋」は八歩で渡れば八方円満に運が開け、「合格橋」は五歩で渡れば願いが丸く収まるそう。
皆さんのご祈願がどうぞ成就しますように♪
写真:堀内 京子
地図を見る境内や参道には約1万株の紫陽花が植えられ、毎年6月中旬〜7月下旬まで咲き誇ります。
色とりどりの紫陽花は、よく見ると花びらの形にも違いがあり楽しいですね。
見頃を迎える7月には「あじさい祭り」が行われ、たくさんの参拝客で賑わいます。
写真の「妙見宮」は宝八幡宮の奥の院になり、この鳥居から約900m(約50分)の洞穴にあります。古来より霊験あらたかで岩から湧出する「霊水」を求めて、遠方から多くの人々がお水取りの山行に訪れていたそう。現在でも毎年7月下旬に、お下り・お上がりの神事が行われています。
奥の院へ向かう山道は険しい所がありますので、参拝される場合は十分ご注意ください。
【宝八幡宮】
大分県玖珠郡九重町松木1371
写真:堀内 京子
地図を見る宝八幡宮から車で約10分の場所にある「龍門の滝」は幅40m、落差20メートルの大きさ、国指定の名勝地になっています。
豪快な2段落としになった滝で、1段目の滝は深い滝壺になっています。その滝壺に溜まった水が流れ出す2段目の滝はなだらかで、天然のウォータースライダーとして人気。
滝入り口の売店で滝すべりグッズの貸出しがあり、夏季は滝すべりを楽しむ家族連れで賑わっています。
滝周辺は九重“夢”温泉郷の1つ「竜門温泉」になり、立ち寄り湯が出来る旅館やキャンプ場も。泉質は肌に優しいアルカリ性単純温泉、湯上がりの肌はツルスベになる美人湯です。
露天風呂や貸切風呂がある施設もありますので、温泉にゆっくり浸かって旅の疲れを癒やされてはいかがでしょうか。
パワースポットとして人気の宝八幡宮をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
車でしばらく行くと日本一の人道大吊橋「九重“夢”大吊橋」、紅葉の名所「九酔渓」、見学も出来て全国的に珍しい地熱発電所「八丁原発電所」があります。
魅力的な観光スポットが点在している九重町へぜひお出かけください。
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(2024/4/19更新)
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