写真:高橋 しゅう
地図を見る国道を挟んで基地のゲートの前に位置する金武町新開地の入口には、米軍基地の町ならではの日米両国の国旗が掲げられたアーチがあり、象徴ともなっています。
アーチの両側や内側には横文字の看板を掲げた建物が並び、ここが米兵向けのアメリカナイズな街であることは一目瞭然です。そしてアーチの向こうと周辺に広がる新開地の景観に好奇心が湧いてきます。
写真:高橋 しゅう
地図を見る基地の前を通る国道沿いにも横文字の看板を掲げる店舗が並びます。シャッターを降ろしている店も目立ちますが、英語の標記と時代を感じる独特なコンクリート造りの建物が特徴的で、日本離れした景観となっています。
文字の薄れた看板やペイントが、賑わいを見せた時代からの年月の経過を感じさせると共に、レトロな雰囲気も漂わせています。
写真:高橋 しゅう
地図を見る歓楽街として形成されている街は、週末の夜ともなると賑やかになるようですが、日中に観光で訪ねるとシャッターが閉まっている店舗も多く、きらびやかさは感じられません。
それでもアーチの内側に広がる飲食店街には、バーやクラブ、ライブハウス、パチンコ店等が並び、英語の標記とカラフルにペイントされた建物に点在しているヤシの木も相まって異国情緒を充分に感じることができる魅力的な景観になっています。
この独特な風景を使って、映画やグラビアの撮影が以前は多く行われていたそうです。
写真:高橋 しゅう
地図を見る新たな沖縄料理としてメジャーとなったタコライスは、この金武町新開地のお店から誕生しました。
メキシコ料理のタコスの具材をご飯にのせたタコライスは、元々米兵相手に営業していたパーラーで、タコスの生地に比べて、よりボリュームのあるご飯に具材を組み合わせて提供したのが始まりのようです。
その元祖と言われるお店が「パーラー千里」で、1984年に考案されたとのことです。写真は姉妹店の「キングタコス」です。
現在、この街にはタコライスを提供するお店が他にも多数あり、タコライスタウンとして食べ歩きマップを作成して、観光地としてもアピールしています。
写真:高橋 しゅう
地図を見る写真は前段で紹介した店舗「キングタコス」で提供しているタコライスにチーズをトッピングしたメニュー「タコライスチーズ」(500円)です。ご飯とたっぷりのチーズでかなりボリュームがあります。
基本の「タコライス」(400円)は、ご飯の上にタコミート(挽肉や玉ねぎ等にチリパウダーを入れて炒めた具材)をのせて、トマトベースのサラサソースをかけて味付けして食べます。
そこにチーズをトッピングしたり、レタスやトマト等の野菜を加えてて、さらにチーズをのせたメニュー「タコライスチーズ野菜」(600円)もあり、より辛さをマイルドにした味を楽しむこともできます。
※この店舗では何故か「ターコライス」と「タコライス」の両方の標記ありますが、ここではタコライスと記載しています。
タコライスはリーズナブルな価格で楽しめるファストフード感覚の沖縄料理です。お店では他にも通常のタコスのメニューも味わえます。沖縄へ行った際は一度食べてみることをお勧めします。
キングタコス 金武店
営業時間:平日 午前11時30分〜翌日午前5時
土休日 午前10時30分〜翌日午前5時
年中無休
※場所はメモ欄に記載しましたタコライス発祥の地・金武町新開地のマップにて確認下さい。キングタコスは他にも沖縄県内に複数店舗があります。
金武町新開地は、ここに紹介した写真以外にも米兵向けの飲食店や店舗が多数並び、沖縄本島の中で他の地域に比べても、特に異国情緒を感じることができる場所であると思います。
金武町新開地へ行って本場のタコライスやタコスの食べ歩きも楽しみながら、いつもとは違う雰囲気の街並みを歩いてみませんか。
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(2024/4/20更新)
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