写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜で、おすすめ第一位は外堀です!天気が良い日には写真のように満開の桜がお堀の水面に写り込み、絶景が2倍になって猛烈な美しさ。弘前公園の中に入らずに、ずっと外堀周辺で花見をしたいと思う程です!
桜がこんなに絶景なのに、観光客の多くは足早に弘前公園の中に入って行きます。折角桜の開花時期に合わせて旅行しているのですから、絶景の花見スポットを見逃すのは本末転倒。美しい外堀の光景を見逃さないで下さい!
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜は日本を代表する名所なので、開花予想は気象予報会社各社から発表されます。しかし、東北の桜は天気がよく温かい日があると、一気に開花状況が進むので要注意。弘前でも実際に、2分咲きの翌日に満開になった年もありました。みちのく三大桜名所の北上展勝地(岩手県)や角館(秋田県)を経由しながら旅行していると、弘前公園の満開に間に合わない場合もあります。
実は弘前の桜は、満開を過ぎても見所があります。それが外堀の花筏。写真のようにお堀の水面がピンク色の花びらで埋め尽くされ、桜色の道路に見える程です。しかも、こんなに散っているのに、周囲の桜は満開が継続して見えます。特産品のりんごの剪定技術を応用して手入れしているので、桜の木が非常に元気と言われますが、まさにそれを実感する光景です!
写真:藤田 聡
地図を見る弘前の桜スポットとして、外堀の花筏は近年知名度上昇中で、公式サイトにも「花筏予報」のコーナーがある程。まさに奇跡的な絶景ですが、それでも足早に天守閣方面へ向かう観光客が多いのは実に残念です。お城では天守閣へ行くという先入観に捕らわれずに、外堀にも是非注目して下さい!
外堀の花筏に遭遇したら非常にラッキーですが、人間とは欲深いもので、桜の花が散る前のリフレクションも見たかったと思ってしまいます。両方を見るには見頃時期に数日間滞在する必要がありますが、弘前市内のホテルは満室が続き、宿泊予約が取れません。津軽地方には温泉宿が多数あるので、穴場の温泉に泊まってみるのもおすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜で、2番目におすすめなのが西濠。特に夜桜のライトアップが美しく、まさに必見です!左側の桜並木は「桜のトンネル」と呼ばれる場所で、記事の後半で詳しく紹介します。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城西濠の桜は昼間も美しいので、昼と夜の両方を見る必要があります。ワシントンの桜並木に匹敵すると言われる絶景で、写真は春陽橋から見た西濠です。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の西濠では、桜の花見を舟の上から楽しむ事も可能。手漕ぎの貸しボートは大人気です!
なお画像右下の「地図を見る」をタップすると、弘前城の地図が表示されます。西濠は名前の通り、弘前公園の一番西側にある大きなお堀です。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜といえば、天守閣とのコラボが有名。しかも、現存12天守と呼ばれる、日本に12しか無い昔からの本物の天守閣です!
しかし、石垣の修理工事の為に現在は後方に移動中。この場所に天守閣が戻るのは2021年、工事完了は2025年の予定です。天守閣と桜のコラボは、本来は外堀に次ぐ第2位で紹介する価値がありますが、工事期間中は第3位として紹介します。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城天守と桜のコラボは、工事前は弘前公園の無料エリアからも見えました。しかし、現在は有料区域の本丸に入らないと見られません。
一方で、工事により水が無くなった堀を活用して、プロジェクションマッピングのイベントが開催されるようになりました。このイベントは桜祭り期間中継続的に開催されるので、桜が散った後に行った場合には特に注目しましょう。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城天守閣がある本丸は有料区域で、料金徴収時間は桜祭り期間中が7:00〜21:00、それ以外の期間は9:00〜17:00で冬季は無料。つまり早朝や深夜なら、桜祭り期間中でも無料で楽しめるので是非行きましょう!写真は2018年春の、天守閣と夜桜のコラボです。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜絶景、第4位は桜のトンネルです。西濠の東側にある桜並木の別名で、通路の両側に桜の大木があり、まさにトンネル状態。一度は歩いてみる価値があります。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜のトンネルは、天気がよい日の昼間がおすすめ。桜が青空に映えて、猛烈な美しさ。なおgoogleマップで桜のトンネルを検索すると、郊外にある「世界一の桜並木」が表示されるので要注意です。
「世界一の桜並木」は標高が高い岩木山の山麓にあり、弘前城の桜が散り始める頃に咲き始めます。詳細は別の記事で紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
写真:藤田 聡
地図を見る桜のトンネルは弘前城でも絶景ポイントとして知られ、大人気で大混雑。特に夜桜のライトアップ時には混雑が激しくなり、すれ違うのも困難に感じる場合がある程です。
混雑時は、西濠の対岸から眺めるのも一法。堀の水面に写り込んで、印象的な光景を楽しめます!
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜、第5位で紹介するのは津軽富士とも呼ばれる岩木山と桜のコラボです。岩木山は津軽平野の何処からでも見えるランドマークですが、絶景を楽しめるのは晴天時限定。他の花見スポットから離れた外堀の北端まで行く必要があるので、最後に紹介しました。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城の桜の絶景ベスト5を紹介しましたが、もちろん見所はこれだけではありません。一番目立つのが、弘前公園の正門である追手門。一般的にお城の正門は大手門と書きますが、弘前では追手門と書いて「おおてもん」と読みます。
門の向かいには弘前市役所があり、まさに街の中心。隣には弘前市立観光館もあり、両者とも時間制の有料駐車場を併設。しかし、桜まつり期間中は、常時満車状態で利用は難しいのが実情。郊外に開設される臨時無料駐車場から、約20分歩いてアクセスします。(無料シャトルバスの運行は2018年に廃止されました)
郊外の臨時無料駐車場は昼間のみの営業で、夜は市街地の有料駐車場に停め直す必要があります。市内には時間制の駐車場が多数あり、夜になると混雑も緩和して駐車場に困まる事はありません。
写真:藤田 聡
地図を見る弘前城では、一本桜の古木名木も必見です。写真は日本最古の染井吉野で、推定樹齢は120年。ソメイヨシノの寿命は一般的に約60年と言われるので、本当に貴重な一本桜です!
弘前公園の桜の本数は約2600本で、52種類もの桜の品種があります。その歴史は旧藩士の菊池楯衛が、1882年に1000本のソメイヨシノを植栽したのが初まり。当時はまだ無名の品種で、先見の明に驚かされます!
他にもインスタ映えするとして、SNSなどの口コミで話題沸騰しているのが「ハート」の桜。二本の桜の間からハート型の空が見え、夜にはライトアップもされています。しかし、宝探し気分で探し出す楽しみを残す為に、詳細な場所は正式には非公表。実はかなり前に発見されたのですが、今でも知る人ぞ知る穴場スポットになっています。
常に人が集まっている場所に注目するのが近道ですが、どうしても分からない場合は、現地の観光案内ボランティア・ガイドに尋ねてみましょう!また北側のエリアに多数出る屋台も必見。お化け屋敷やサーカスなど、見たこともない超大型の屋台まであり驚かされます。
弘前の桜の見頃は、例年ゴールデンウイーク(GW)前半。開花状況は、弘前さくらまつり公式ホームページを参照して下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
住所:青森県弘前市下白銀町1 弘前公園
電話番号:0172-37-5501(弘前市立観光館)
例年の桜見頃時期:4月下旬〜5月上旬
夜桜ライトアップ:2020年4月23日(木)〜5月6日(水祝)・日没〜23:00(開花状況により変更あり)
アクセス:JR奥羽本線弘前駅から藤代営業所行きバス約15分、市役所前公園入口下車すぐ(土手町循環100円バスも利用可能)
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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